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UXリサーチャー/デザイナーはもっとAIを触って欲しいシリーズ 「企業やプロダクトにおける "らしさ"を分析する」 なつ / 永松健志

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なつ / 永松 健志 Takeshi Nagamatsu 所属:ニジボックス UXリサーチャー/ディレクター

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普段は、UXやAIやアートに関してTwitterやnoteで発信している。技術というよりは思想より。 @Dia_Nexus いく@アートがわからない

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今日伝えたいことが2つあります

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1.

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最近SUNTORYから出たJJに めちゃくちゃドハマリしたので 少し持ってきました。 ぜひ飲んでください。 (無糖/無炭酸です)

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2.

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UXリサーチャー/デザイナーの人 AI触ってない&発信してなさすぎる問題 UX系でLTする人を しょー◯ぃーさん ぐらいしか知らない 私

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今日ここにUXリサーチャー/デザイナーはあまり居ないかもなのですが、 会社とかに居るよーみたいな人は彼らに、 こんなことできるらしいよ、UXリサーチャーとデザイナーはAI触れっていってる やついたよ…みたいな話をしてみてほしいです

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最近はこの界隈に人が少なすぎて そういう種まきばっかやってます。

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ま……今日はめっちゃ触ってるUX系の人もいそうなんですが、、、 今日 ◯ょーてぃーさん おるやんけ… 私

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あと、 UXリサーチャー/デザイナーの方などいましたら、 ぜひ交流してください

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本題

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UXデザインなどをするときに、 よく気にすることの一つが”ブランディング”

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ざっくりブランディングを説明すると 「この企業こういうイメージだよね」「すごくこの企業っぽい!」 「これはやらないよね」というような、他との差別化

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ブランディングは企業のあらゆるすべてに反映される。 例えば企業とユーザーとのコミュニケーションの距離感、 例えば店舗スタッフの教育、 どんなサービスをやるかだってブランディング

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ブランドイメージを守ることは”らしさ”につながる

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例えば、Appleの車、iCarがあったら?と考える

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Appleからこんな感じの車が出てきたら解釈違い

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これはそれっぽい

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Imagine an electric car designed by Apple, named 'iCar', featuring a sleek, minimalist design with smooth, aerodynamic lines and an overall futuristic appearance. The car is painted in a classic glossy white, reflecting Apple's iconic clean aesthetic. It has large, tinted windows and is equipped with subtle, integrated LED headlights and taillights that emphasize its modernity. The Apple logo is smartly integrated into the body, showing on the front hood and rear. The setting is a serene, modern cityscape with green elements like trees and small parks. AIに聞くとそれっぽい車が出てくる

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キャッチコピーと機能を考えてみる

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f’ 「未来を運転する。」 - 技術革新と先進性を強調‰ r’ 「シンプルに、さらに遠くへ。」 - シンプルなデザインと拡張されたドライ ブ範囲をアピール‰ 5’ 「直感的に、よりスマートに。」 - ユーザーフレンドリーなインターフェイ スとスマート機能を前面に‰ ’ 「あなたと地球のために。」 - 環境への配慮とユーザーの利便性を両立‰ d’ 「すべては、つながる。」 - Appleデバイス間の連携と一体感を強調。 これもまたありそう

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このAppleらしさは、 Appleのブランドアイデンティティなどで 定めているものから考えることができるが…

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企業などによっては、 これが明確に定義されてない場合もある

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そういうときは、 プロダクトを元にブランドアイデンティティを 逆算する

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まず、Appleがどんなプロダクトを持ち、どんなイメージを持たれているかを分析し…

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それを元に、Appleの哲学や使命、ビジョン、価値観、パーソナリティを逆算する

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これを元に、Apple社の車を提案させる

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やっぱり、それっぽい

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Microsoftの車を作ったら…?と比較させてみる これもそれっぽい

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プロダクト作ってない会社についてもやってみる

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(ちょっと古いけど)ニコニコ動画どんなサービスをやってるかと、どんなイメージかを分析し…

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ブランドアイデンティティを明らかにする

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今度は、ニコニコらしさを評価してくれるブランドアイデンティティのペルソナを作る

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ニコニコらしいビジネス、らしくないビジネスを聞いてみた

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こういう分析や展開をすることで、 企業のプロダクトのらしさや、どのようにすれば自社らしくなるのか? という判断をAIを交えながらディスカッションすることができるようになる

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現状ではこのやり方に一つ問題がある

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この方法を応用して分析しようとすると、 大体の会社はLLMの中にこれを生成できる情報量がない

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ので、これを補うデータ量を入れれば、 自社らしいプロダクトの提案やレビューなどができるはず…

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自分で会社の理念やプロダクト、 大事にしているものをまとめてあげてもいいが、 会社のブログ記事やサービス紹介、社長インタビューなどそういうものがあ れば、RAGにしてあげたりすると こういうブランドアイデンティティを考えるような展開もできるはず

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…みたいなことをUXリサーチャー/デザイナーが ぽんぽん思いつけるようになると、 めちゃくちゃいい時代がこれから来ると思うんですよ

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というわけで、UXリサーチャー/デザイナーに AI触るの大事だよって教えてあげてください

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おしまい Twitter @Dia_Nexus note いく@アートがわからない