Slide 1

Slide 1 text

エンジニアに許された 特別な時間の終わり

Slide 2

Slide 2 text

元ネタ 表紙 内容

Slide 3

Slide 3 text

Cline?

Slide 4

Slide 4 text

No content

Slide 5

Slide 5 text

Cline? ● VS Code Extension コーディングエージェント(OSS) ○ ”必要になれば人間に聞く” Human-in-the-Loop ○ ”人間に聞かない機能” Auto Approve ● 多彩なツールの実行 ○ ファイルの作成・編集、コマンド実行 ○ ヘッドレスブラウザを用いたデバッグ ○ MCP経由でのPlugin機能

Slide 6

Slide 6 text

Cline? ● VS Code Extension コーディングエージェント ○ ”必要になれば人間に聞く” Human-in-the-Loop ○ ”人間に聞かない機能” Auto Approve ● 多彩なツールの実行 ○ ファイルの作成・編集、コマンド実行 ○ ヘッドレスブラウザを用いたデバッグ ○ MCP経由でのPlugin機能 ​Model Context Protocol: AIアシスタントと、データソースやツールを接続するためのプロ トコル。Anthropic社が開発。

Slide 7

Slide 7 text

Cline? ● VS Code Extension コーディングエージェント ○ ”必要になれば人間に聞く” Human-in-the-Loop ○ ”人間に聞かない機能” Auto Approve ● 多彩なツールの実行 ○ ファイルの作成・編集、コマンド実行 ○ ヘッドレスブラウザを用いたデバッグ ○ MCP経由でのPlugin機能

Slide 8

Slide 8 text

LLM Chat 〇〇〇の機能を実装して 設計書を見せてください <添付ファイル> ありがとうございます。<コード> テストの結果動きません。エラーは~ 失礼しました<修正済コード> ありがとう、動くコードです

Slide 9

Slide 9 text

Cline 〇〇〇の機能を実装して 設計書を読んでもいいですか? いいよ これがコードです。書き出していいですか? いいよ <コマンド>このコマンドでテストしていい? いいよ テストが通ったよ。完成!

Slide 10

Slide 10 text

LLM ChatとCline、何が違ったか ● Clineはテキスト生成に留まらず ○ 実装の依頼に対して「計画&振り返り」 ■ 利用者がしたのは承認・決断のみ ○ 実装に必要な「ツール実行」 ■ ファイルのRead/Write、コマンド実行… ● Clineは人間に尋ねつつ、自律的にエンジニアとして 役割を果たした

Slide 11

Slide 11 text

Cline? ● VS Code Extension コーディングエージェント ○ ”必要になれば人間に聞く” Human-in-the-Loop ○ ”人間に聞かない機能” Auto Approve ● 多彩なツールの実行 ○ ファイルの作成・編集、コマンド実行 ○ ヘッドレスブラウザを用いたデバッグ ○ MCP経由でのPlugin機能

Slide 12

Slide 12 text

Auto Approve? ● Clineへの”自動承認”モード ○ file/dirの読み込み ○ fileの書き込み ○ コマンド実行 ○ etc…

Slide 13

Slide 13 text

Cline(再掲) 〇〇〇の機能を実装して 設計書を読んでもいいですか? いいよ いいよ いいよ これがコードです。書き出していいですか? <コマンド>このコマンドでテストしていい? テストが通ったよ。完成!

Slide 14

Slide 14 text

Cline - Auto Approve 〇〇〇の機能を実装して 設計書を読みます これがコードです。書き出します <コマンド>このコマンドでテストします テストが通ったよ。完成! いいよ いいよ いいよ

Slide 15

Slide 15 text

Cline? Clineとは Copilot(副操縦士)でなく Pilot(操縦士)として振舞う AI Agent

Slide 16

Slide 16 text

Agent?

Slide 17

Slide 17 text

No content

Slide 18

Slide 18 text

AIエージェント(2025/3)

Slide 19

Slide 19 text

AIエージェントは万能か

Slide 20

Slide 20 text

”万能調味料”の使い道 2025/3では、2つの領域が注目 Search Coding

Slide 21

Slide 21 text

Coding Agent?

Slide 22

Slide 22 text

VSCode Fork Windsurf Cursor

Slide 23

Slide 23 text

CLI Claude Code Aider

Slide 24

Slide 24 text

Async Open Hands Devin

Slide 25

Slide 25 text

VS Code Extension Cline

Slide 26

Slide 26 text

何に賭けるか? ● どの製品に賭けてもいいし、賭けなくてもいい ● Clineを触って「星取表を待つ時間はない」と私は判断した ● 特定のツールに賭けるかは、実は本質ではない

Slide 27

Slide 27 text

何に賭けるか? ● どの製品に賭けてもいいし、賭けなくてもいい ● Clineを触って「星取表を待つ時間はない」と私は判断した ● 特定のツールに賭けるかは、実は本質ではない

Slide 28

Slide 28 text

何に賭けるか?

Slide 29

Slide 29 text

何に賭けるか? ● どの製品に賭けてもいいし、賭けなくてもいい ● Clineを触って「星取表を待つ時間はない」と私は判断した ● 特定のツールに賭けるかは、実は本質ではない

Slide 30

Slide 30 text

”賭け”の本質

Slide 31

Slide 31 text

ドライバー席を譲る?

Slide 32

Slide 32 text

自動運転のレベル

Slide 33

Slide 33 text

コーディングにおける”自動運転”のレベル 副操縦士(Copilot) レベル0 AI支援な し レベル1 AI支援 Chat レベル2 AI支援 補完+ Chat

Slide 34

Slide 34 text

コーディングにおける”自動運転”のレベル 副操縦士(Copilot) レベル0 AI支援な し レベル1 AI支援 Chat レベル2 AI支援 補完+ Chat レベル3 Agent 人間が支 援 レベル4 Agent 人間の支 援なし レベル5 実装の完 全自動生 成 操縦士(Pilot)

Slide 35

Slide 35 text

コーディングにおける”自動運転”のレベル 副操縦士(Copilot) レベル0 AI支援な し レベル1 AI支援 Chat レベル2 AI支援 補完+ Chat レベル3 Agent 人間が支 援 レベル4 Agent 人間の支 援なし レベル5 実装の完 全自動生 成 操縦士(Pilot) ドライバー席 助手席 後部座席

Slide 36

Slide 36 text

コーディングにおける”自動運転”のレベル 副操縦士(Copilot) レベル0 AI支援な し レベル1 AI支援 Chat レベル2 AI支援 補完+ Chat レベル3 Agent 人間が支 援 レベル4 Agent 人間の支 援なし レベル5 実装の完 全自動生 成 操縦士(Pilot) ドライバー席 助手席 後部座席 エンジニアがドライバー席を譲ることで 次の段階へ進むことができる

Slide 37

Slide 37 text

ドライバー席での人間による運転 ≒人間によるソフトウェアの実装 ≒エンジニアに許された特別な時間

Slide 38

Slide 38 text

ドライバー席での人間による運転 ≒人間によるソフトウェアの実装 ≒エンジニアに許された特別な時間

Slide 39

Slide 39 text

ドライバー席での人間による運転の終わり ≒人間によるソフトウェアの実装の終わり ≒エンジニアに許された特別な時間の終わり

Slide 40

Slide 40 text

エンジニアに許された 特別な時間の終わり

Slide 41

Slide 41 text

No content

Slide 42

Slide 42 text

”私たちの知っているプログラミングの終わり”

Slide 43

Slide 43 text

”私たちの知っているプログラミングの終わり”

Slide 44

Slide 44 text

類例:AIマインスイーパ

Slide 45

Slide 45 text

理詰めだけできる部分を全部AIが、 人間には運試しと結果責任だけが残される

Slide 46

Slide 46 text

理詰めだけできる部分を全部AIが、 人間には運試しと結果責任だけが残される

Slide 47

Slide 47 text

現状確認 ● ”私たちの知っているプログラミングの終わり” ● AIエージェントにドライバー席を譲る未来 ● エンジニアには運と責任が残される

Slide 48

Slide 48 text

現状確認 ● ”私たちの知っているプログラミングの終わり” ● AIエージェントにドライバー席を譲る未来 ● エンジニアには運と責任が残される ● エンジニアが終わったという話は一度もしていない

Slide 49

Slide 49 text

ドライバー席を譲った後、どこへ座るか?

Slide 50

Slide 50 text

エンジニアは何に賭けるべきか? ● 助手席でリスクを取りながら副操縦士として生きる ● 未来に不安が見えても後部座席へ下がらない ● 技術力で運を引き寄せろ

Slide 51

Slide 51 text

Clineに賭けたくなったら 2025年度 研修実施予定(社内向け・社外要相談)