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2023/08/04 #ジンジニアMeetup takakazu エンジニアリング組織に求められる人事ってなんだろ う? @tkkz1009

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株式会社タイミー 吉野 高一 (Yoshino Takakazu) @tkkz1009 プロフィール 新卒でエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、IT人材派遣やSIerの営業を経 てバックオフィスに転向。人事、総務、購買、法務等に携わる。人事制度や組織開発 の経験を生かし、2022年7月にタイミーに入社。エンジニア向け制度の設計、入社 オンボーディング支援などを行っている。 自己紹介 エンジニア経験は1年弱なので ”なんちゃってジンジニア”です

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(Ad) 直近のお仕事 タイミーのプロダクト本部では、新しいプロダクトやサービスを創造するために必要な、成長支援制度を運用しメンバー のクリエイティブを支えることを目指しています。が、今日は割愛!! 3 詳しく見る

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よく見るパターン エンジニアが人事をやるのはなぜ? エンジニア出身の人事 EM、VPoE、CTO等 マネジメント層 エンジニアが採用や技 術広報を兼務

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他職種でも同じようなケースはあるのでは? ↓ ある エンジニアが人事をやるのはなぜ?

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組織、開発手法のアップデートが早く複雑性が高い ● プロダクト開発は不確実性の高い取り組み。通常、一人で は成し得ないことをなんとかして実現しようとする。 ● それを実現するために技術的知見だけでなく、開発手法、 組織運営に至るまであらゆる知見の共有、改善サイクルを 回す、共有のサイクルが回っている。 変化が激しすぎてキャッチアップが困難 ● 求人倍率の高止まりはまだ続いている。 ● アトラクト合戦 ● 活躍できる環境を整える必要がある(組織/評価) 市場の変化が激しい 出典:PRTIMES ITエンジニア・クリエイターの求人倍率、15.8倍と高 止まり続く 組織設計 改善サイクル

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● エンジニア出身であることは業務、組織に対する解像度が高く立ち上がりが早 い ● エンジニアは新しいことへの学習に慣れている方が多く、適応していきやすい ジンジニアにはアドバンテージがある

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エンジニアリング組織の人事 現状最適解とは思わないが、エンジニアが人事業務をキャッチアップして行う方が 短期的リターンが高いケースは多く見える。 (これに対抗するケースがまだ多くないと感じる)

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エンジニアリング組織の人事 人事始めた時に思ったこと

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● 何回かこういう気持ちになったことがある ○ みんなハイパフォーマー ○ 採用どころか、評価や育成計画まで全部できるぞ ○ ついていくのに必死 エンジニアリング組織の人事 あれ? もうEMかジンジニア だけでいいんじゃない かな…

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エンジニアリング組織の人事 エンジニアリング組織の人事はみなジンジニアが良いのか?

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人事だからこそできること ジンジニアも万能ではない(※人による) EMやエンジニアが兼務をしている場合はそもそも本業で忙しい 全てを網羅的に対応できているわけではない 労務やコンプライアンス観点ではカバーできていないケースもあった ● カジュアル面談と面接の違い ● 休職、ハラスメントの対応 ● 報酬の不利益交渉

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※常に学び続ける必要はある とはいえ変化が激しいので、キャッチアップが遅れていてはいけない 必ずしもエンジニアに関するキャッチアップばかりではない あくまで人事として付加価値が発揮できることが大事

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一方で焦る必要もないと考える ジンジニアはもっと増えていけばいい というか、職種に関係なく人事業務は身近に当たり前になっていけばいい。

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何をしていくのか 人事は本来より考えなければならないことに注力できる (一段高い目標に向かえる)

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人・組織の循環を良くしていく 人が集まる 興味を持ってもらう 採 用 HRBP・組織開発 各部 門 各機能は前後のパスに影響を与えながら 組織における挑戦の総量を増やす 挑戦が増える 事業が成長する 新しい機会が増える 良いチームが増える 能力が開発される 意欲が高まる ストレッチアサインを設ける 業務外の刺激をうける 衛生要因を整える 卒業する 人材開発 労 務 制 度 評価 /FB をうける 人が成長する 認知が増える 広報 発信・登壇する

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人・組織の循環を良くしていく ● 全体の流れを俯瞰してみていき、ボトルネックの対応や循環をより強化して いくこと(組織全体の環境を整える) a. 全体を俯瞰する b. 各領域・周辺へ良い影響を与える ● 人、組織の成長で事業への貢献 ● 人事は組織全体のスクラムマスターとも言える

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まとめ ● ジンジニアというか、各組織、職種の解像度が高い人は人事で重宝される ● ジンジニアでなくても大丈夫(学習は怠らず人事の付加価値発揮を意識) ● 人事は人・組織全体の環境を整えていくスクラムマスター(にもなれる)

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Thank you