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What’s new in Google Play [Recap #io21] 2021/06/21 (Mon) Money Forward Tech Drive @syarihu

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Taichi Sato (@syarihu) ● Money Forward, Inc. ○ Android Engineer ○ マネーフォワードホームカンパニー HOME本部 サービス開発部 ■ モバイルアプリグループ ○ CTO室(兼務) ■ スマートデバイス推進グループ

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発表内容 ● Google I/O 2021にて発表された 「What's new in Google Play」の 内容から一部抜粋してお話します ● しゃりふが自分で調査した内容も 含みます https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Google Playの販売手数料15%

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Google Playの販売手数料 15% ● 毎年のGoogle Playにおけるアプリ内でのデジタル商品の販 売による収益の合計が毎年100万米ドルに達するまでは、 Google Playの手数料を30%から15%に引き下げる

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Google Playの販売手数料 15% ● 15%手数料層になるためには手続きが必要 1. アカウントグループの作成 2. 関連するデベロッパーアカウントの申告 3. 15% 手数料への登録

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Google Playの販売手数料 15% ● 関連するデベロッパーアカウントについては、子会社や関連会 社、類似したブランドを使用したアプリがある場合は申告をす る必要がある ● アカウントグループに含まれるデベロッパーアカウントの総収 益が15%手数料に適用されるので正しく申告する必要がある

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2021/06/14時点の用語集 引用元: https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/10627869

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Google Playの販売手数料 15% ● 15%手数料が開始されるのは2021/07/01から ○ 6月末までに登録すれば7月から適用され、2021年は7 月〜12月の100万米ドルまでの収益に対して15%手数料 が適用される ○ 7月以降に登録してしまうと、登録日以降からの適用となる ため、2021年6月末までには手続きしましょう

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https://link.medium.com/ynBkXKInWgb

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ポリシーのステータスページ

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ポリシーのステータスページ ● ポリシーに違反しているかどうかがわかるページが追加され た ● Play Consoleのアプリ詳細のサイドメニューの一番下にある

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No content

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Google Play SDK Console

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Google Play SDK Console ● SDKに問題があったときに通知する手段が無かった ● GoogleはSDKプロバイダーと連携することにした ● クローズドベータで提供しており、いくつかの大規模なSDKプ ロバイダーと開始している(現在はEAP) ● SDKプロバイダーはクラッシュなどの問題を報告でき、利用統 計やクラッシュレポートも確認できる

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Google Play SDK Console ● SDKを利用しているアプリ開発者はPlay Console上から、ポリ シー違反なども含めて発生している問題の警告を受け取った りできる ● 今後他のSDK開発者でも利用できるように拡大を計画してい る(後にOSSもできるようになるかも)

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https://youtu.be/apHcQXxMUIs

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Android App Bundle

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Android App Bundle ● 100万を超えるアプリがApp BundleでGoogle Playに製品版と して提供されている ● ユニバーサルAPKと比較して平均15%のサイズを削減 ● 2021/08/01以降は、Google Playで公開されるすべての新し いアプリでaabの利用が必須になる ○ 既存アプリは必須ではない

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Play Commerceのアップデート

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Play Commerceのアップデート ● 2020年だけでも30の市場に34の新しいローカル支払い方法を 追加した ● さらに20の市場でのサブスクリプションを利用可能にした ● 開発者が有料アプリ、アプリ内購入、サブスクリプションに設定で きる最低価格を引き下げた ● 日々多くのアップデートが行われており、Google Playでアプリ課 金を提供すればその恩恵が得られる

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Multi-quantity purchases ● ユーザーはカートから一度に複数のアイテムを購入する ● 複数購入の対象とする商品はPlay Consoleから自分で設定でき る ● 対象商品を選択すると、カート内で購入数を選択できる ● Play Consoleに設定が無かったので、おそらくまだ使えない

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Multi-line subscriptions ● 一つのサブスクリプションの一部として、複数のサブスクリプショ ンを販売できる ● サブスクリプション購読開始時、およびサブスクリプションの購読 中の他の任意の時点で、ユーザーがサブスクリプションを追加、 削除、アップグレード、またはダウングレードできる ● Play Billing Library v4ではこれを利用するためのメソッドがまだ 無かったため、おそらくまだ使えない

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Prepaid plans ● ユーザーに一定期間コンテンツへのアクセスを提供できる ● 有効期限が近づくと通知され、ユーザーはプランの有効期限前 であればいつでもアクセス期間を簡単に延長できる ● Prepaid planはReal-time developer notificationsや Subscription APIなど、既存のツールでサポートされる ● この機能はまもなく提供される

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Play Billing Library 4.0

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https://youtu.be/tc57iyl06ww

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Play Billing Library 4.0 ● Multi-quantity purchasesとMulti-line subscriptionsの影響 で、購入情報が含まれるPurchaseクラスのsku(購入アイテム ID)が複数になった ● 購入情報の取得メソッドなどが非同期になり既存メソッドが非 推奨になるなどAPIの変更点が多いため、注意が必要

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Play Billing Libraryのアップグレードについて ● 新規アプリを公開する場合 ○ 2021年8月1日からはPlay Billing Library v3以上が必須 ● 既存アプリをアップデートする場合 ○ 2021年11月1日からはPlay Billing Library v3以上が必 須

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Play Billing Libraryのアップグレードについて ● 現在v1もしくはAIDLの場合 ○ v2対応ではacknowledgeなど、アプリだけではなくサー バー側での対応が必要となるケースが多いので、まずは v2へのアップグレードを行い、そのあとv3にアップグレード をするとよい

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https://youtu.be/UjZxICZXOa8

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Play Billing Libraryのアップグレードについて ● 現在v2の場合 ○ v3では機能面でもAPIでも大きい差分が無く実装コストが 少ないので、早めにやったほうがよい

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Play Billing Libraryのアップグレードについて ● 現在v3の場合 ○ 今年の要件はv3以上なので、すぐに上げる必要は無い ○ v2 -> v3に比べるとv3 -> v4ではAPI差分が大きいため、早 めにやっておくと安心

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まとめ

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まとめ ● [できれば2021年6月末までに] ○ 7月から手数料15%の恩恵を受けるために、2021年6月末まで に登録を済ませておきましょう ○ 手順: https://link.medium.com/ynBkXKInWgb

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まとめ ● [2021年10月末までに必須] ○ PBL v1 or AIDLを使っているアプリは、まずはv2に上げ、 そのあとv3に上げましょう ● [2021年10月末までに必須] ○ PBL v2のアプリはさっさとv3に上げてしまいましょう ● [2022年10月末までに必須] ○ PBL v3のアプリは急ぐ必要は無いですが、余裕があるうち に早めにv4に上げましょう

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参考資料

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参考資料 ● What's new in Google Play | Keynote - YouTube ○ https://youtu.be/tc57iyl06ww ● 忙しい人のためのWhat’s new in Google Play / Play Commerceのアップデート [2021] by Taichi Sato (syarihu) ○ https://link.medium.com/J6GAxus6Zgb ● Google Playの15%の手数料層になるための手続き by Taichi Sato (syarihu) ○ https://link.medium.com/ynBkXKInWgb

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マネーフォワード MEではAndroidエンジニアを募集しています https://hrmos.co/pages/moneyforward/jobs/030android01