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Podcast配信システムを 自作したら捗った話 2022-01-26 吉祥寺.pm 28【オンライン】 @mktakuya

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自己紹介 • @mktakuya(えむけー / mk / MK) • 都内のIT企業でWebエンジニア • サーバサイド多め。主にRuby • 学生時代の友達と雑談系Podcastを配信しています 
 ゆるふわPodcast https://yuru28.com

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Podcast配信システムを 自作したら捗った話

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ゆるふわPodcast • 2019年5月〜 高専時代の友人と開始した雑談Podcast • 2022年1月27日時点で全120エピソード公開中 • → 2020年5月から毎週配信継続中!! • 基本3人で雑談、たまにゲストをお迎えして真面目な話 • → 「若いエンジニア達が何を考えているか知ることが 
   出来ておもしろい」らしい https://yuru28.com ↑ EP33 fukabori.fm iwashiさんを深堀りする回  https://yuru28.com/33

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音声配信へのこだわり • Anchorやstand.fmなど音声配信サービスを利用せず、 
 自分たちでサイトを作りフィードを配信している 
  → 技術勉強だったりオープンな技術を尊重したかったり 
    Rebuildの宮川さんへの憧れだったり…… ↑Rails製管理画面→

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Podcastの音声配信 • Web上にMP3ファイルを置いて、 
 そのURLを記載したRSSフィードを配信すれば 
 Podcastは成り立つ • 言ってしまえばWebサイトなどはおまけ • (当たり前だが)音声配信がPodcastのキモ

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音声配信 Before / After • 今日は「Podcastの音声配信システム」について話します • Before: SoundCloudベース • SoundCloud上のMP3ファイルのURLをフィードに記載 • 音声配信だけで月$16(SoundCloud Pro) • After: 自前配信(S3 + CDN) • Amazon Lightsail オブジェクトストレージに 
 ファイルを配置し、RailsのActiveStorageのURLを フィードに記載し、CDN(Cloud fl are)経由で配信 • 音声配信月$1(オブジェクトストレージ 5GBプラン)

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Before: SoundCloudベース • Podcastを始めた2019年春 • Webサイトや管理画面、RSSフィードはRailsで作成 • SoundCloudに音声ファイルをアップロード 
  Webから視聴:  公式の埋め込みプレーヤー 
  アプリから視聴: フィードにMP3 URLを記載 • ストレージと配信を 
 SoundCloudに任せる形に

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SoundCloudベースのツラミ • エピソード公開が二度手間だった • SoundCloudで音声UP → SoundCloudのTrack IDをメモ → 管理画面でメタデータ編集 → 公開予約 • アナリティクスが貧弱だった • 過去データや再生元(Web?アプリ?)が取れない • 仲間内の趣味でやるにはお高い価格だった($16/月)

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音声配信も自作の機運

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満たしたい要件 • 音声UPからエピソード公開まで管理画面でできること • 音声DLの日時やエピソード番号、 
 User-Agentやリファラなどをログに残せること • SoundCloudベースのものよりも安いこと(重要)

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技術調査: ロギングについて • 音声はエッジ(Cloud fl are)からDLしてほしいが、 
 ロギングのためにオリジン(Rails)にもアクセスが必要 
  → エッジからレスポンスが返ると、 
    Railsにリクエストが届かずロギング出来ない • rebuild.fm を研究 m(_ _)m 
 → フィード記載のURLにアクセスすると、 
   キャッシュの効いたMP3ファイルのURLにリダイレクト ↑ ①RSSフィードには、 cache.rebuild.fm のURLが載っている ↑ ②実際の音声ファイルはリダイレクト後にCDNからDL

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ロギングの実装 • フィードには↓のようなURLを記載し、 
 /audio/d36e49d128/podcast-ep120.mp3 
 Controller内でロギングとリダイレクトを行った ← rails_storage_proxy_url(ar_instance.attribute) すると、 
   Railsが裏側でS3等からファイルをDLし、 
   クライアントにファイルを送信(プロキシ)してくれる ↑ フィード記載のURLへのアクセスはオリジンまで到達し、リダイレクト後のURLはエッジがレスポンスを返す  これによって、Rails AppでのロギングとMP3ファイルのキャッシュからの配信を両立する

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あとはふつうのRails開発 • Rails謹製のActiveStorageを利用して 
 Episodeモデルにaudio_ fi leをattach • お手軽版S3(?)のLightsailオブジェクトストレージ利用 • 音声DLのログをBigQueryに流したりなどしつつ……

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!!!完成!!! • リスナーから見てなにかが変わったわけでは無いが。。。 • Webプレイヤー経由 / RSSフィード経由のDL数をとれたり • User-Agentからみんなの 
 Podcastアプリを調査 
 してみたり ←↑ RedashからBigQueryに   繋いでBIしてみた図

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!!!完成!!! • 編集→公開も管理画面で完結 • SoundCloudと管理画面を行き来する 
 不毛な作業から開放🎉 • (音声配信部分だけ)$16 / 月 → $1 / 月に圧縮 • SoundCloud Pro: $16 
 → Lightsailのオブジェクトストレージ: $1 • 年間$180(2万円ちょい)の費用削減🎉

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吉祥寺.pm 28 テーマ「リブート」

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リブート的な話 • 2021年: Podcastのサポータープログラムの収益で 
 (ありがたいことに)収支がトントンに。 • 2022年: 脱SoundCloud(DONE)や脱Heroku(WIP)を 
 やって、経費を圧縮する予定。 • 利益(?)をゲスト様のマイク代にしたり、 
 機材アップグレードにまわしたり、 
 よりおもしろいことに投資したり • 2022年5月からPodcastも4年目になるので、 
 ここらでリブートしていきたい💪 www.patreon.com/bePatron?u=12932782

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おもしろいことの例 • もっとゲスト回 / 企画回増やす • 突然YouTuberデビューする • BigQueryに突っ込んだ再生ログを使ってなにかする • エピソードの自動文字起こしを使ってなにかする • ……アイデア募集! ← Googleの自動文字起こしAPIで生成した   文字起こしの検索(そのうち公開予定)

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まとめ • Podcast配信システムを自作すると捗る • 費用圧縮 • ログ取って遊べる • 自由度高い • 大容量ファイルへのアクセスをキャッシュ効かせつつ 
 ロギングしたいときは、ロギング用URLからキャッシュの 効いたURLにリダイレクトすると良い • 配信を 自分でやると 捗るよ(575)