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自動家計簿・資産管理サービス 「マネーフォワード」の開発 2016/05/12 Tech Meetup by Money Forward PFM本部 サービス推進部 鈴木 信太郎

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自己紹介 ● PFM本部 Railsエンジニア ○ マネーフォワード使ってたら入社してた ○ 家計簿の機能開発や改善 ○ 最近では銀行APIの認証まわりやりました ● 10年くらいWeb業界にいます ○ PHPでソーシャルゲーム作ってたり ○ Railsでブラジャーを作って売ってみたり ● 普通のWebエンジニア = 金融系の経験一切なし

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PFMとは ● 個人資産管理(Personal Financial Management)のこと ● 銀行, 証券口座から住宅まで、あらゆる資産を管理 ● 米国だとMintが有名 ○ 金融商品を広告する → 管理すべき資産が増える → Mintを使う 好循環

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アジェンダ ● Fintechと金融系IT、そしてマネーフォワード ● マネーフォワードは何をやっているのか ● Techっぽい話 ● まとめ・質疑応答

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Fintechっぽさ ● Bitcoin(ブロックチェーン) ● AIによる自動取引 ○ その他タブ → マネーフォワードApps →THEO by お金のデザイ ン ● 個人間送金 ○ LINE Pay ○ タダで貸し借りを相殺できるサービス なんとマネーフォワードはいずれも やっていない

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金融系IT企業っぽさ ● 昔からあるシステムを頑張って保守している ○ 60年代にすでに勘定系は存在した(wikipedia: 銀行のオンライン システム) ○ 80年代に活躍した伝説みたいな人がいる ● とにかく色んな意味で固い ○ オフィス内で携帯電話が使えないとか ● 何かあるとヤ○ザみたいな人に死ぬほど怒られる ○ こわい なんとマネーフォワードはいずれにも 当てはまらない

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ではマネーフォワードは何をしているのか ● アカウントアグリゲーションをコアとした周辺サービスの展開

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ではマネーフォワードは何をしているのか ● アカウントアグリゲーション自体は昔からある概念 ○ 技術的に新しいことをしているわけではない ○ 電子証明書連携とか銀行APIとかはちょっと新しいかも “我々の使命は、集約した膨大な情報を便利に扱えるようにすること”

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どうやってやってるの? ● ユーザアンケートなどでユーザのニーズを調査する ● 小さく作って繰り返し改善 ● 主要KGIそれぞれで施策を企画 ○ 新規登録ID数 ○ 銀行アグリ率(離脱率に大きく影響) ○ プレミアム化率 ○ etc... “普通のことを普通にやっている”

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KPIの一例 曜日/時間別プレミアム入会数

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どういう技術でやってるの? ● 言語 ○ アグリゲーション: Java ○ Web: Ruby on Rails ○ スマホ: Swift, Java ● Webとアグリゲーションでレイヤが分かれていて、Web側はセンシティ ブな情報に直接触れない代わりに比較的自由 ○ GitHubにコードがあったり ○ 割とOSSをふんだんに使っている -> 貢献しよう!

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最近の技術的トピック ● OSSへの貢献 ● 銀行API ● 機械学習 ○ 昔やってたらしいが、分類が多種多様なので人間がやるのが結 局満足度が高かった ○ セキュリティに応用しようという動きも ● キャパシティ管理 ● セキュリティ

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まとめ ● マネーフォワードはいたって普通のウェブサービス ○ こんなFintechもあるんだと思っていただければ ● 技術的に先進的なことをしているわけではない ○ 先進的でなくても、ユーザ体験をより良くしていくことが大事 “お金を前へ。人生をもっと前へ。”

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Thank you!