Carthageを使ってみて 自作ライブラリにも適用してみた話 2016/07/22 Retty Tech Cafe@Retty

自己紹介 ・Kohei Tabata(@nerd0geek1) ・iOS/Mac/tvOS Developer ・Saib Studio LLC ・Fastlane大好き ・最近はBLEと仲良し。 Saib Studio LLC Kohei Tabata

Next! Remote ・LT/プレゼン用iOS・Macアプリ ・iOSアプリからMacのスライドを操作可能 ・便利なタイマー機能付き！ Macアプリはこちら http://saib-stud.io/Next_Installer.pkg

目次 ・CocoaPodsとCarthageの違い ・Carthageのプロジェクトへの導入 ・Carthageの自作ライブラリへの適用

Carthage使ってますか？

CocoaPods vs Carthage

CocoaPods ・rubyで書かれたパッケージマネージャー ・Objective-C/Swiftライブラリが対象 ・iOS4以上(Swiftライブラリを使う場合はiOS8以上)で利用可能 ・ライブラリはプロジェクトのビルド時にコンパイルされる。

Carthage ・Swiftで書かれたパッケージマネージャー ・Objective-C/Swiftライブラリが対象 (Objective-Cも使える、とご指摘くださった@ikesyoさん、ありがとうございます。) ・iOS8以上で利用可能 ・frameworkをビルドし、プロジェクトに取り込む

Carthageのプロジェクトへの導入

Swiftがまだ1.x系だった頃…

No content

ビルド速度改善のために導入 (+static libraryとuse_frameworks!同時に使えなかったため)

Cartfile

carthageコマンド carthage update --platform iOS platform指定の理由は以下の2つ ・ビルド時間短縮のため(デフォルトでは全platformが対象となる) ・iOS以外のplatformを対象としたビルドでコケることが多いため

時間短縮に役立ってくれた (SnapKitだけコケる、ということもたまにありますが)

ライブラリの作成とCarthage対応

ライブラリの作成 ・同時並行で抱えているプロジェクトが多い (常駐先1-2、自社2、個人2-3) ・似たような機能を実装することが多い ・ライブラリ化して使いまわしたい欲求 ・インターフェイス分離の原則に従った設計を行うために、 実験的にライブラリ化したい

ライブラリの作成 ・実装者が2人以上いる場合はREADME.mdを用意 ・ただ、場合によってはリリースを優先してREADMEなどは 後から追加したい場合がある

CocoaPodsの場合 ・.podspecの作成 ・README.mdの作成 ・サンプルプロジェクトの作成 ・CocoaPodsへの登録 などなどやることが多い。

Carthageの場合 ・Build SchemeをShared Schemeに変更する のみ。

まとめ ・Carthageはビルド時間の短縮に良い ・Swiftでライブラリをカジュアルに作って使う、という 最初の一歩が踏み出しやすい

ご静聴ありがとうございました

参考 • メッセージングアプリSync開発の舞台裏(iOS) (http://engineer.wantedly.com/2015/09/09/sync-messenger-ios-project.html) • Carthage/Carthage (https://github.com/Carthage/Carthage) • CocoaPods/CocoaPods (https://github.com/CocoaPods/CocoaPods)