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金融系子会社でレガシーシステムしか作ったことないけど、 モダン開発に挑戦してみた 汐月 麻理佳

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自己紹介 20XX 2 汐月 麻理佳 (しおつき まりか) スミセイ情報システム株式会社 NextCreation戦略部 生命保険システムの アーキテクチャ・運用・テストチームリーダー 趣味 ダイビング Java開発歴 10年 Spring開発歴 4年 JJUG歴 6年

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モダン開発へのチャレンジ 20XX 3 レガシーで 固いシステム PoC モダン開発

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生命保険システムの特徴 20XX 4 ライフサイクルが⾧い 高い品質が求められる 巨大なシステム

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技術の壁 5 巨大なシステム&大人数で開発 →技術的な部分が社内独自FWに隠蔽されていて、見えない。 →設計スキルがなくても、作れてしまう。 自動テストコードは共通機能のみで、リファクタ経験が少ない。 モダンな技術とのギャップが大きく!

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6 文化の壁 コード変更に承認がいるので、不要な変更を避ける。 システムが巨大なので影響範囲が大きく、改善しづらい。 システムのライフサイクルが⾧いので、安定志向が強い。 新しいことを学ぶモチベーションが維持しにくい!

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モダン開発 旧来 壁 まとめ 20XX 7 手続き型思考 & クラス設計が不要 & 安定志向でリスク回避 新しいものを学ぶ & 常に変化する & 新しい状況に対応する

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取り組み紹介 プレゼンテーションのタイトル 8

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9 技術の壁への取り組み1 モデリング Spring 関連 DDD RestfulAPI モデルの 共有会 公式 ドキュメント 手元で 作ってみる エリック エバンスは 後で

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技術の壁への取り組み2 20XX 10 基礎知識の習得と合わせて、実践が大事!! 1度ではなく繰返し 最初はシンプルな商品&業務の仕様も簡単に。 手続き型→Restful&DDDは考え方の改革に近い 何回もAPI設計をして覚える すべての設計・コードに判断基準や理由をつける モデル図を活用して全体の流れを抑えるべき 改善のためにテストコードを書くことに慣れるのも必要

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文化の壁への取り組み 20XX 11 新しいことを学ぶ文化の醸成 原典にあたる もくもく会の開催 資格取得 新しいことにチャレンジする文化 繰り返し行う 専任で参加

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今では、、、 20XX 12 元のスキルからだと普通に開発するのに3年ぐらい必要で、 やっと最近普通に開発できるようになった。 マイクロサービスが銀の弾丸のように思えていたが、適合しないケースも あるとわかった。 繰返し実践したので、自分の中に経験が蓄積し、考える癖がついた。

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ご視聴 ありがとうございました! 13