Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
金融系子会社でレガシーシステムしか作ったことないけど、モダン開発に挑戦してみた
Search
汐月麻理佳
June 05, 2023
Technology
2
910
金融系子会社でレガシーシステムしか作ったことないけど、モダン開発に挑戦してみた
JJUG CCC 2023 Spring 9:30~ カンファレンスBでの登壇資料です。
汐月麻理佳
June 05, 2023
Tweet
Share
More Decks by 汐月麻理佳
See All by 汐月麻理佳
2024/09/12 JJUG ナイトセミナー: JEP 482 Flexible Constructor Bodies (Second Preview)
marikashiotsuki
0
140
2024/06/02 Java女子部 「はじめての人のためのGitハンズオン」
marikashiotsuki
2
190
2023/08/19 Java女子部JJUG CCC recapイベント
marikashiotsuki
0
160
Other Decks in Technology
See All in Technology
フロントエンド設計にモブ設計を導入してみた / 20241212_cloudsign_TechFrontMeetup
bengo4com
0
1.9k
大幅アップデートされたRagas v0.2をキャッチアップ
os1ma
2
520
KubeCon NA 2024 Recap: How to Move from Ingress to Gateway API with Minimal Hassle
ysakotch
0
200
サイボウズフロントエンドエキスパートチームについて / FrontendExpert Team
cybozuinsideout
PRO
5
38k
生成AIのガバナンスの全体像と現実解
fnifni
1
180
Wantedly での Datadog 活用事例
bgpat
1
430
第3回Snowflake女子会_LT登壇資料(合成データ)_Taro_CCCMK
tarotaro0129
0
180
5分でわかるDuckDB
chanyou0311
10
3.2k
20241214_WACATE2024冬_テスト設計技法をチョット俯瞰してみよう
kzsuzuki
3
440
社内イベント管理システムを1週間でAKSからACAに移行した話し
shingo_kawahara
0
180
統計データで2024年の クラウド・インフラ動向を眺める
ysknsid25
2
840
祝!Iceberg祭開幕!re:Invent 2024データレイク関連アップデート10分総ざらい
kniino
2
250
Featured
See All Featured
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
Facilitating Awesome Meetings
lara
50
6.1k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
159
15k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
191
16k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
305
110k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
73
9.1k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
28
4.4k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
520
39k
Transcript
金融系子会社でレガシーシステムしか作ったことないけど、 モダン開発に挑戦してみた 汐月 麻理佳
自己紹介 20XX 2 汐月 麻理佳 (しおつき まりか) スミセイ情報システム株式会社 NextCreation戦略部 生命保険システムの
アーキテクチャ・運用・テストチームリーダー 趣味 ダイビング Java開発歴 10年 Spring開発歴 4年 JJUG歴 6年
モダン開発へのチャレンジ 20XX 3 レガシーで 固いシステム PoC モダン開発
生命保険システムの特徴 20XX 4 ライフサイクルが⾧い 高い品質が求められる 巨大なシステム
技術の壁 5 巨大なシステム&大人数で開発 →技術的な部分が社内独自FWに隠蔽されていて、見えない。 →設計スキルがなくても、作れてしまう。 自動テストコードは共通機能のみで、リファクタ経験が少ない。 モダンな技術とのギャップが大きく!
6 文化の壁 コード変更に承認がいるので、不要な変更を避ける。 システムが巨大なので影響範囲が大きく、改善しづらい。 システムのライフサイクルが⾧いので、安定志向が強い。 新しいことを学ぶモチベーションが維持しにくい!
モダン開発 旧来 壁 まとめ 20XX 7 手続き型思考 & クラス設計が不要 &
安定志向でリスク回避 新しいものを学ぶ & 常に変化する & 新しい状況に対応する
取り組み紹介 プレゼンテーションのタイトル 8
9 技術の壁への取り組み1 モデリング Spring 関連 DDD RestfulAPI モデルの 共有会 公式
ドキュメント 手元で 作ってみる エリック エバンスは 後で
技術の壁への取り組み2 20XX 10 基礎知識の習得と合わせて、実践が大事!! 1度ではなく繰返し 最初はシンプルな商品&業務の仕様も簡単に。 手続き型→Restful&DDDは考え方の改革に近い 何回もAPI設計をして覚える すべての設計・コードに判断基準や理由をつける モデル図を活用して全体の流れを抑えるべき
改善のためにテストコードを書くことに慣れるのも必要
文化の壁への取り組み 20XX 11 新しいことを学ぶ文化の醸成 原典にあたる もくもく会の開催 資格取得 新しいことにチャレンジする文化 繰り返し行う 専任で参加
今では、、、 20XX 12 元のスキルからだと普通に開発するのに3年ぐらい必要で、 やっと最近普通に開発できるようになった。 マイクロサービスが銀の弾丸のように思えていたが、適合しないケースも あるとわかった。 繰返し実践したので、自分の中に経験が蓄積し、考える癖がついた。
ご視聴 ありがとうございました! 13