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エンジニアとして チーム改善してたら EMになってた話 id:k-murakami0609 1

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想定読者 ● EMになりたくないけど、やっている人 ● EMになりたくないけど、やらされそう人 2

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自己紹介 ● id:k-murakami0609 ● 2019/11 中途入社 ● ノベルチーム EM 3

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はてなの事業 | テクノロジーソリューションサービス 株式会社KADOKAWAとの共同開発 カクヨム 小説投稿・収益還元プラットフォーム(Web / アプリ) エンタテインメントサイト(Web) リニューアル開発・運用支援 魔法のiらんど

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私の転職歴 5 ● 大学時代 ○ プログラミングやったことないけど、モノづくりをしたいのでプログラマになりたいと思った ● 会社1 ○ 一人プロジェクトでエンジニアリングから提案資料作りとか幅広くやっていたが、手を動かすことに集中し たいと思った ● 会社2 ○ toCをやりたいと思った ● 会社3 ○ エンジニアリングの他に、社内調整などが多く、楽しいと思いつつも、手を動かすことに集中できる環境に 行きたかった ● はてな ○ 最初はエンジニアとして開発をしていたが、いつの間にかEMになっていた

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今日話すこと ● そんな私がEMをやっている理由 ○ EMに満足している話 ○ ピープルマネージメントも手段にすぎない ○ エンジニアとEMを両立しても良い 6

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はてなのEM ● ただのロールである ○ 特にエンジニアとの上下関係みたいなのはない ○ 評価基準は変わるが、職能手当みたいなものはない ○ 一方、多人数に影響を与えやすいポジションなので評 価されやすくはある 7

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8 EMに満足している話

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自分の志向 ● プロダクトを良いものを安く早く、お客さん に届けて喜んでほしい ● 無駄を無くすのが好き 9

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どんなアクションをするのか ● 開発上の無駄を削って、ユーザーの価値向上 につながる部分に時間を使えるようにする ● コスパが良く、自分の得意分野や干渉しやす い部分から着手していく 10

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システム編 ● CIを速くしてみたり ● Lintを整備してみたり ● ... 11

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チーム編 ● レビューが高速に回る仕組みを考えたり ● 定常作業の負荷軽減してみたり ● ドキュメンテーションを考えてみたり ● ... 12

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ピープル編 ● 成長を考慮してタスクを振ってみたり ● 1on1や日々の仕事や雑談を通じて、得意不得 意・好き嫌いを見つけてみたり ● 評価を通じて、成長支援したり ● ... 13

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結局、改善の延長だった ● こうしてみるとプロダクトを成長させるため の改善の延長しかやってない 14

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私にとってのEMロール ● 裁量が大きく、ジェネラリストである自分に はEMはいいポジションだと思った 15

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16 ピープルマネージメントも 手段にすぎない

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考えが変わった理由 ● 同僚が「チームの性質は所属する個人の性質 による」と言語化してくれた ● 過去の失敗を通じて、人が育たないとプロダ クトが育たないことを理解した 17

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過去の失敗 ● 自分の一人で頑張りすぎて、自分がいなく なった後にチームの開発が滞った話をする 18

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過去の失敗から得たもの ● 自分が実現したいと思っているプロダクトの 成長のためには人の成長が必要、という考え に繋がった 19

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自分にとってのピープルマネージメント ● 今は、ピープルマネージメントもただのチー ムを改善する手段の一つでしかないことに気 づくことができた。 20

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21 エンジニアとEMを 両立しても良い

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EMに関する私の誤解 ● 以前はこんなふうに思っていたり、言われた りした ○ マネージャーはコードを書いてはいけない。書かない ようにメンバーを教育していくことが正しい ○ マネージャーはピープルマネージメントをするもの 22

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「コードを書いてはいけない」への私見 ● EMとエンジニアを両立することの確実にメ リットがある部分がある ● 例 ○ このタスクをXXXさんに渡したいけど、この部分は (ちょっとむずそう | 興味がなさそう)みたいな時に、 その部分を自分で巻き取ってしまえば良い 23

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エンジニアとEMの両立 ● 忙しくはある ● 規模がピザ2枚ルールに収まるならなんとか なっている ● TLとEMの両立は私には難しい 24

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まとめ ● エンジニアかEMか迷っている人は、(はてな のような体制の場合には) どっちでもいいん じゃないかな ● EMとエンジニアはやっていることは違うかも しれないけど、チーム改善って視点から見た らシームレスだなと思った 25