Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Hatena Engineer Seminar #26 エンジニアとして チーム改善してたら EMになってた話
Search
k-murakami0609
August 09, 2023
Programming
0
1.4k
Hatena Engineer Seminar #26 エンジニアとして チーム改善してたら EMになってた話
k-murakami0609
August 09, 2023
Tweet
Share
More Decks by k-murakami0609
See All by k-murakami0609
プロトタイプ編 Hatena Engineer Seminar #19
kmurakami0609
0
1.3k
Other Decks in Programming
See All in Programming
しくじり先生 Image Matching Challenge 2024 編
goosehaaan
0
810
Xcode 16のPreviewModifierと@Previewableを活用した効率的なプレビュー方法の考察
ojun9
2
160
最近追加した型の紹介とその振り返り
aki19035vc
0
180
CSC307 Lecture 10
javiergs
PRO
0
310
iOSアプリでクリップボードにコピーしたことをユーザーに伝えるちょうど良いフィードバックを探す
ski
0
100
Jetpack for KMP
fornewid
1
290
Findy - エンジニア向け会社紹介 / Findy Letter for Engineers
findyinc
2
81k
実用的かつリーズナブルな 「Azure × Gemini × LINE」~キャラクターBot 実装ライブデモ~
tomodo_ysys
1
170
APIのない大学ログインWebサービスをWKWebViewとJavaScriptでアプリ化した話
akidon0000
1
330
Async Await: Mastering Python's Time-Bending Tricks - EuroPython2024
yanbo
1
290
スクラムマスターって孤独じゃないですか?
yoshitaroyoyo
1
140
12年前の『型システム入門』翻訳の思い出話
mame
11
1.2k
Featured
See All Featured
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
178
21k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1026
450k
Fireside Chat
paigeccino
25
2.8k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
16
1.6k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
93
13k
Infographics Made Easy
chrislema
238
18k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
15
4.8k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
51
8.9k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
4
590
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
36
13k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
46
7k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
266
26k
Transcript
エンジニアとして チーム改善してたら EMになってた話 id:k-murakami0609 1
想定読者 • EMになりたくないけど、やっている人 • EMになりたくないけど、やらされそう人 2
自己紹介 • id:k-murakami0609 • 2019/11 中途入社 • ノベルチーム EM 3
はてなの事業 | テクノロジーソリューションサービス 株式会社KADOKAWAとの共同開発 カクヨム 小説投稿・収益還元プラットフォーム(Web / アプリ) エンタテインメントサイト(Web) リニューアル開発・運用支援
魔法のiらんど
私の転職歴 5 • 大学時代 ◦ プログラミングやったことないけど、モノづくりをしたいのでプログラマになりたいと思った • 会社1 ◦ 一人プロジェクトでエンジニアリングから提案資料作りとか幅広くやっていたが、手を動かすことに集中し
たいと思った • 会社2 ◦ toCをやりたいと思った • 会社3 ◦ エンジニアリングの他に、社内調整などが多く、楽しいと思いつつも、手を動かすことに集中できる環境に 行きたかった • はてな ◦ 最初はエンジニアとして開発をしていたが、いつの間にかEMになっていた
今日話すこと • そんな私がEMをやっている理由 ◦ EMに満足している話 ◦ ピープルマネージメントも手段にすぎない ◦ エンジニアとEMを両立しても良い 6
はてなのEM • ただのロールである ◦ 特にエンジニアとの上下関係みたいなのはない ◦ 評価基準は変わるが、職能手当みたいなものはない ◦ 一方、多人数に影響を与えやすいポジションなので評 価されやすくはある
7
8 EMに満足している話
自分の志向 • プロダクトを良いものを安く早く、お客さん に届けて喜んでほしい • 無駄を無くすのが好き 9
どんなアクションをするのか • 開発上の無駄を削って、ユーザーの価値向上 につながる部分に時間を使えるようにする • コスパが良く、自分の得意分野や干渉しやす い部分から着手していく 10
システム編 • CIを速くしてみたり • Lintを整備してみたり • ... 11
チーム編 • レビューが高速に回る仕組みを考えたり • 定常作業の負荷軽減してみたり • ドキュメンテーションを考えてみたり • ... 12
ピープル編 • 成長を考慮してタスクを振ってみたり • 1on1や日々の仕事や雑談を通じて、得意不得 意・好き嫌いを見つけてみたり • 評価を通じて、成長支援したり • ...
13
結局、改善の延長だった • こうしてみるとプロダクトを成長させるため の改善の延長しかやってない 14
私にとってのEMロール • 裁量が大きく、ジェネラリストである自分に はEMはいいポジションだと思った 15
16 ピープルマネージメントも 手段にすぎない
考えが変わった理由 • 同僚が「チームの性質は所属する個人の性質 による」と言語化してくれた • 過去の失敗を通じて、人が育たないとプロダ クトが育たないことを理解した 17
過去の失敗 • 自分の一人で頑張りすぎて、自分がいなく なった後にチームの開発が滞った話をする 18
過去の失敗から得たもの • 自分が実現したいと思っているプロダクトの 成長のためには人の成長が必要、という考え に繋がった 19
自分にとってのピープルマネージメント • 今は、ピープルマネージメントもただのチー ムを改善する手段の一つでしかないことに気 づくことができた。 20
21 エンジニアとEMを 両立しても良い
EMに関する私の誤解 • 以前はこんなふうに思っていたり、言われた りした ◦ マネージャーはコードを書いてはいけない。書かない ようにメンバーを教育していくことが正しい ◦ マネージャーはピープルマネージメントをするもの 22
「コードを書いてはいけない」への私見 • EMとエンジニアを両立することの確実にメ リットがある部分がある • 例 ◦ このタスクをXXXさんに渡したいけど、この部分は (ちょっとむずそう |
興味がなさそう)みたいな時に、 その部分を自分で巻き取ってしまえば良い 23
エンジニアとEMの両立 • 忙しくはある • 規模がピザ2枚ルールに収まるならなんとか なっている • TLとEMの両立は私には難しい 24
まとめ • エンジニアかEMか迷っている人は、(はてな のような体制の場合には) どっちでもいいん じゃないかな • EMとエンジニアはやっていることは違うかも しれないけど、チーム改善って視点から見た らシームレスだなと思った
25