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1 PLATEAU LT06 Project FLATEAU - FLATなPLATEAU - 日本全国の3D都市モデルを、より扱いやすい 2Dに変換・オープンデータ化プロジェクト Pacific Spatial Solutions 株式会社 清水 直哉

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みなさんに、PLATEAUデータをより活用いた だきたい! そのために使いやすいフォーマットに変換し、 オープンデータとして公開しています! というお話 2

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3 Pacific Spatial Solutions(PSS)とPLATEAUの関わり プロジェクト初年度(2020年)より、3D都市モデルの変換・作成 および3Dビューアでの可視化を担う PLATEAU VIEW1.0-1.1 (Cesium,TerriaJS) 3D都市モデル CityGML データ変換、品質チェック(FME)

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PLATEAUユースケース事業 市民協働による樹木管理DX 実施事業者 : 東邦レオ株式会社/Pacific Spatial Solutions 株式会社/ 株式会社バイオーム 樹木管理業務の効率化のみならず、都市緑化分野における高度な 計画や管理の実施、公園樹木や街路樹のCO2吸収量等の生態系 サービス評価など、ご興味のある方はお気軽にお問合せください

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PLATEAUユースケース事業 公園管理のDX 実施事業者 :国際航業株式会社/Pacific Spatial Solutions株式会社 日常的に巡視員によって実施されている園内の巡回点検を支援するモバイルアプリと、アプリから報 告されるインシデント及び各公園施設の情報、3D地図を併せて確認できる公園管理支援ウェブアプ リを開発。 従来バラバラの台帳やデータ形式で管理されていた公園施設のデータを3D都市モデルの形式によっ て一元化・標準化し、データベース管理することで、様々な用途で利用することができるようにした。 (2024年度も継続実施中)

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そのほか民間企業でもPLATEAUを活用した データ解析やサービスの実装を進めています。 6

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7 3Dデータとして可視化・解析はもちろん、 2Dデータ解析でもPLATEAUを使ってます。

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PLATEAUに深く関わってきたPSSだからこそ、 PLATEAUデータを、 もっと活用してもらいたい! そのためにPSSとしてなにができるか 8

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• PLATEAUを活用するための便利なツール類もPLATEAU 事業の中で、整備され公開されている • PLATEAU SDK、PLATEAU GIS Converter... 9 PLATEAUを利活用しやすくするためのツール

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• Cesium ionのアセットとしても、PLATEAUデータが簡単 に利用できるようになった 10 PLATEAUを利活用しやすくするためのツール Cesium公式サイト: Cesium ionにPLATEAUデータが登場! Japan 3D Buildings https://cesium.com/blog/2024/06/03/Japan-3d-buildings/

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PLATEAUを扱いやすくするためのツールはどんどん増えている さらに、 より簡単に、 QGISやオンラインのWebGISで使いやすくするには… PLATEAUデータそのものを、より使いやすい フォーマットに変換して、公開しよう! 11

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CityGMLで整備されるPLATEAUの特長は3Dだけではない これまで、なかなか自治体からオープンデータとして公開されて いなかった • 建物フットプリント • 各種建物属性、災害リスク情報などのセマンテックモデル がオープンデータとして使える! 12

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3D以外の有用な部分を活用してもらうために、あえて次元を落とす 2DのPLATEAU、FLATなPLATEAU 「Project FLATEAU」 13

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• QGISやWebGISで解析しやすいクラウドネイティブなデータ フォーマットに変換して、オープンデータとして公開 • GeoParquet/Parquet • ジオメトリを含むデータはGeoParquet • ジオメトリがないテーブルはParquet • GeoPackage • すべてのデータが一つのファイルに • QGISでもドラック&ドロップで使える • 2023年度公開PLATEAUデータ全都市(約210都市)が対象 15 FLATEAU – FLATな2DのPLATEAU -

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17 「Source Cooperative」で公開 Building footprint data in Japan (a.k.a Flateau) https://beta.source.coop/repositories/pacificspatial/flateau/description/ PSSのGitHubからリンクしてます https://github.com/pacificspatial/flateau • Overture MapsやGoogle- Microsoft Open Buildings なども 公開しているクラウドネイティブ な地理空間データ配信プラット フォーム • 狙い:PLATEAUデータを国内だけ でなく、より広く海外ユーザーに も届きやすくするため

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• PLATEAU LOD0のポリゴン • 主要な属性データ(各種建物属性、データ品質、災害リスク等) • 追加した情報 • ポリゴンのセントロイド • CityGMLの中にも建物の高さ情報に加え、3Dジオメトリから高さの最小、 最大値、そしてその差分を計算した高さ情報 • XY方向にも最大、最小値を計算し(緯度経度で)、ポリゴンの面積 • LOD0のジオメトリとユニークIDであるgml_idで各属性を紐づけら れるられるようにしています 18 整備したデータについて

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19 整備したファイル一覧と含まれる情報 Source Cooperativeの公開ページに属性一覧を掲載しています

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25 データ変換は「FME Form」で • PLATEAUのデータ変換でも利用している「FME Form」にて変 換 • 元々PSSで「PLATEAU2 to FGDB 建築物」というワークスペー スを配っていたが、これを元に2023年度の日本全国のデータに 対応するように更新

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26 例)CARTOで建物属性によるフィルタリングなど

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27 どなたでもPLATEAUを使ったデータ解析の第一歩が体験できるハンズオンを開催 「Spatial Data Science Bootcamp Tokyo 2023」 PLATEAUではじめる空間クエリ(FLATEAU×DuckDB) ▼初心者の方もGoogle Colabでクリックしていくだけで、簡単にFLATEAUを使った空間クエリを体験できます https://github.com/pacificspatial/flateau/blob/main/notebook/sdsc_bootcamp_tokyo.ipynb

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28 ▼ハンズオンの一部内容を下記URLより、お試しいただけます https://github.com/pacificspatial/Spatial_Data_Science_Bootcamp_Tokyo_2024/blob/main/ha zuki-arakida/sds_bootcamp_2024_arakida.ipynb 「Spatial Data Science Bootcamp Tokyo 2024」 今年もFLATEAUを活用したハンズオンを実施

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29 例)FLATEAUとOvertureのフットプリントをCARTOを使って比較

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30 例)Fusedでリアルタイムに解析・可視化 Fused https://fused.io を利用し、ベクターデータとラスターデータを組み合わせ、PLATEAUフットプ リントを緑地(JAXA土地被覆図データ)からの距離に基づいて色付け

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31 ぜひみなさまご活用いただき、 次回のPLATEAU LTにご登壇ください!

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32 今年度以降の更新に向けて 今年度末に更新されるPLATEAUデータも、FLATEAUに変換して、 オープンデータとして公開することを検討しています。 公開中のFLATEAUを使っていただき、 ぜひXでもポスト、フィードバックをいただけると 大変ありがたいです!

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