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10年以上アナログ管理を していたチームが プロジェクト管理ツールを 導入して変わった話 〜これからツール導入を考えている方へ〜 2020.06.21 小栗 潤一

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・ 小栗潤一 (おぐり じゅんいち) ・ 株式会社総合オリコミ社  ・制作部 システム研究課  ・ディレクター  ・チラシ制作の社内業務を自動化 ・ よく使う言語  ・JavaScript(adobe)、 AppleScript、   Python、 Vue.js、 PHP ・ 自分について  ・デザイナーとして入社、 独学でプログラムを始める。  ・数独、 お絵かきロジックなどパズルが好き  ・2018年に 「Pythonでお絵かきパズルを解いてみた」 自己紹介 おまえ、 誰よ?

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・ ツール導入前の約10年 ・ ツール導入が必要になる時 ・Backlogにたどり着くまで ・Backlogを導入してから行ったこと ・Backlog導入後に起きたチームの変化 アジェンダ

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ツール導入前の 約10年

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ツール導入前の約10年 独学でスタートしたがゆえに ・ プロジェクト管理に縁がなかった ・ 個人で個別に依頼を受けて開発を行う ・ 手書きの管理で十分だった

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ツール導入前の約10年 独学でスタートしたがゆえに 仕事の内容は日々変化していく ・ プロジェクト管理に縁がなかった ・ 個人で個別に依頼を受けて開発を行う ・ 手書きの管理で十分だった ・ 数年過ぎて社内でシステム課として認知 ・ 仕事が増える、 難易度が上がる ・ チームに人が増えていく

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ツール導入が 必要になる時

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ツール導入前が必要になる時 プロジェクト管理は なぜ必要なのか? 何のために管理するのか?

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ツール導入前が必要になる時 プロジェクト管理は何のために行うのか? ・ チームで認識を合わせて、 プロジェクトが最大限に 成功することをサポートするため

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ツール導入前が必要になる時 プロジェクト管理は何のために行うのか? そのために必要なことは? ・ チームで認識を合わせて、 プロジェクトが最大限に 成功することをサポートするため ・ プロジェクトの見える化 ・ ヒト、 モノ、 コトの管理 ・ 目標達成の共通認識を持つ

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ツール導入前が必要になる時 プロジェクトの 全体像が わからない 目標が 共通認識として 持てなくなった チーム内の誰かが 考え始めたら ツールの導入が必要!!

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Backlogに たどり着くまで

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Backlogにたどり着くまで プロジェクト管理は 何から始めたらいいか わからない。

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Backlogにたどり着くまで asana ひとりから 初めてみた デザインが よかった 無料で使える (無料版は機能は少ない) ¥1,200 月 / ユーザ (稟議に通しづらい) ・ ひとりで始める ≠ チームで共通認識 ・ 自然と使わなくなっていった

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Backlogにたどり着くまで trello チームで 使用を開始 1 週間に一度の 振り返りを開始 無料 Chrome 拡張 ガントチャート ・issues,todo,nextweek,thisweek,doing,done,cancel ・doneを削除しないので完了課題が溜まる ・抜け漏れが発生するようになる ・モチベーションが下がる ・長期間使用すると全体像が見えにくくなってきた

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Backlogにたどり着くまで タスク管理をしてみて 課題 ・ 全体像が把握できる ・ 振り返りを行う習慣がついた ・ 完了課題を消さない運用に向いているツールを選ぶ ・ 日々のタスクを直感的に管理 (ガントチャート) ・ チームのナレッジを残したい (wiki) ・ タスクを完了していくモチベーションを維持したい

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Backlogにたどり着くまで 勉強会に参加 JBUG広島 Backlogいいかも

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Backlogを 導入してから 行ったこと

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Backlogを導入してから行ったこと trello -> Backlog ・trelloでの課題をチームで共有 (移行する意思を確認) ・30日間の無料トライアル ・ 継続して使用するために結果をだす

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Backlogを導入してから行ったこと マニュアルの作成 導入の目的 課題の基準

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Backlogを導入してから行ったこと マニュアルの作成 導入の目的 課題の基準 課題入力の ルール

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Backlogを導入してから行ったこと マニュアルの作成 導入の目的 課題の基準 課題入力の ルール 対応の流れ

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Backlogを導入してから行ったこと マニュアルの作成 導入の目的 課題の基準 課題入力の ルール 対応の流れ 週一回の 振り返りミーティングで ブラッシュアップ

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Backlogを導入してから行ったこと 稟議を通って導入できた ・ 昨年11月からまずは三ヶ月のトライアル ・2月までに結果をだして、 その後継続して使用がOK ・ システムチーム以外の部署でも使用開始

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Backlog導入後に 起きた チームの変化

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Backlog導入後に起きたチームの変化 朝会、夕会を行う 完了したタスクも 表示させる 厳しく指摘しない タスクの粒度は 1日に2つこなせる程度 3日以内 ・JBUG広島で聞いた良い取り組みを真似る

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まとめ ツールを選ぶ際に Backlog は比較的導入しやすいのではないか 導入後にどのような状態になりたいのかをイメージ ・有料、 無料は関係なく課題に合ったツール選びが重要 ・料金体制がスペース毎なので規模が大きくなっても安心 ・ガントチャート、 カンバンボード両方あって管理しやすい ・対応の抜け漏れをなくす ・日々の進捗共有を視覚化 ・社内のナレッジを一箇所で管理 ・ 別部署との連携。 まだ未達成。 プロジェクト管理とは別の施作が必要。