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 ら抜き言葉は日本語の進化
 無限LT #2


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LTのゴール
 ● 普段使っている日本語について考えてみる
 ○ ら抜き言葉は日本語が進化した結果


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ら抜き言葉とは
 ● 「られる」から「ら」を抜いた言葉
 ○ 例:「見られる」が「見れる」
 ■ 派生として見れれる
 
 ● 問題な日本語に取り上げられる
 ○ 「見られる」が正しく、「見れる」は間違い
 ■ 本当に?
 


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「られる」の意味
 ● 自発
 ○ 自然にそうなること
 
 ● 尊敬
 
 ● 受身
 
 ● 可能


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ら抜き言葉にしてみましょう


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ら抜き言葉にする前の文
 ● ら抜き言葉
 
 ○ 自発例文:「秋の気配が感じられる」
 ○ 尊敬例文:「先生が教室に入られる」
 ○ 受身例文:「犬に吠えられる」
 ○ 可能例文:「平日は朝に起きられる」
 


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らを抜いてみよう
 ● ら抜き言葉
 
 ○ 自発例文:「秋の気配が感じれる」
 ○ 尊敬例文:「先生が教室に入れる」
 ○ 受身例文:「犬に吠えれる」
 ○ 可能例文:「平日は朝に起きれる」


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No content

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意味が通ってない文がある
 ● 意味通っている文
 ○ 自発例文:「秋の気配が感じれる」
 ○ 可能例文:「平日は朝に起きれる」
 
 ● 意味通ってない文
 ○ 尊敬例文:「先生が教室に入れる」
 ○ 受身例文:「犬に吠えれる」
 
 


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意味通っている文をもう一度見る
 ● 意味通っている文
 ○ 自発例文:「秋の気配が感じれる」
 ○ 可能例文:「平日は朝に起きれる」
 
 ● 自発、意味通ってる?
 ○ 自然にそうなる意、すなわち自発の意を表す。心情
 的な表現に用いられることが多い(大辞林 第三版)
 ○ 自発より、可能の意味に近いのでは


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以上のことから
 ● 意味通っている文
 ○ 可能例文:「平日は朝に起きれる」
 
 ● 可能の意味しかない!
 ○ ら抜き言葉は可能の意味のみを表す
 ■ むしろ「られる」の方が意味が多くてわかりにくい


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他の日本語の進化
 ● 山茶花「さざんか」元々は「さんざか」だった
 ● 新しいは、元々は「あらたしい」だった
 ○ 言いやすくなった
 
 ● 全然を悪い意味以外で使う
 ○ 「あなたが思っているのとは違って」という意味
 
 ● 役不足, 爆笑, 流れに棹さす, など誤解された言葉
 ○ 多くの人がその意味で使うならそちらが正しい
 ○ そもそも難しい言葉を使う必要ありますか?


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まとめ
 ● ら抜き言葉は可能の意味のみに変化した言葉
 
 ● 他にも変化した日本語が存在
 ○ 使っている日本語について考えるのも面白い