Slide 1

Slide 1 text

データアナリストが機能開発まで やってみた話 2025.03.25   コミューン株式会社 ⽥辺ひかり

Slide 2

Slide 2 text

© Commune Inc. All rights reserved ⾃⼰紹介 2 ⽥辺 ひかり ~2021 ⼤学院で⾃然⾔語処理を研究 2021.4 Gunosyにデータアナリストとして⼊社 - マーケティングチームの広告分析 - プロダクトの効果検証, A/Bテスト - 社内⽤ダッシュボードの運⽤ 2024.4 コミューンへ⼊社 - 顧客向けダッシュボードの開発 - プロダクトの効果検証 本⽇は社内⽀援→機能リリースに 軸⾜が移った体験について話します!

Slide 3

Slide 3 text

© Commune Inc. All rights reserved ⽬次 ● プロダクト紹介 ● Community Data Labでの機能開発 ○ どうしてデータアナリストが開発? ○ 実際のリリースまでのスケジュール ○ 振り返ってみて

Slide 4

Slide 4 text

プロダクト紹介 コミューンは、単なる場作りを越えて活性化し、 事業成果が出るコミュニティサクセスプラットフォーム © Commune Inc. All rights reserved ロイヤルユーザー育成のためのUXを⼀気通貫で提供 プロジェクトを成功に導く運⽤サポート体制 ⽀援と実績で培ったノウハウ提供 コミューンの3つのポイント 1.プロダクト 2.運⽤サポート 3.ノウハウ提供 4

Slide 5

Slide 5 text

© Commune Inc. All rights reserved 5 プロダクト紹介 🏢 顧客 (SaaS契約者) エンドユーザー プロダクトを提供 コミュニティサイトを運営 コミュニティサイトを利⽤ 󰢨󰢧󰢧 󰢨󰢧󰢨 コミューン社 󰳕 BtoBtoCの構造なことが多いサービスです

Slide 6

Slide 6 text

© Commune Inc. All rights reserved 顧客向けに、コミュニティ運営のための分析ダッシュボードや⽣成AIアプリをβ版 として提供する場所 データチームが⼀気通貫で企画→開発→運⽤を⾏っています Community Data Labとは コンテンツやユーザーの分析 ⽣成AIアプリ 6

Slide 7

Slide 7 text

© Commune Inc. All rights reserved ⽬的 データ機能のアウトプットを早めたい! Community Data Lab なぜアナリストが機能開発までやるように? 7 PdM, 開発チームはすでに機能開発を抱えており、⼿いっぱい → データチームが独⽴して動くことで ● PdMのリソースを奪わず ● 開発時期の調整を待たず に機能をリリースしよう! とはいえデータのミスは顧客からの信頼を落とすリスクも⾼い → ラボとしてβ版段階でリリースすることで ● ミスを⼀定許容しつつ ● 速く作り、速く改善するスタンス でリリースしよう!

Slide 8

Slide 8 text

© Commune Inc. All rights reserved Community Data Lab リリースまでのスケジュール 8 要件定義 ダッシュボード作成 ‧価値の整理 ‧既存機能の把握 ‧競合調査 model作成 社内リリース バグ修正 顧客へお知らせ ‧セキュリティ対策 ‧ヘルプページ準備 ‧デザインの調整 動作レビュー グラフ可視化 リリース フォロー お問い合わせ対応 バグ修正 使い⽅セミナー ステーク ホルダー 2~4weeks 1~3weeks フロントエンド実装 エンジニア デザイナー カスタマーサクセス サポート カスタマーマーケ

Slide 9

Slide 9 text

© Commune Inc. All rights reserved ドキュメント ● 資料の置き場所 ● 仕様書に問い合わせへ回答できる情 報が載っているか 9 振り返ってみて:スピードを早めるためのテンプレート テーブル実装 ● 最低限リーダブルに書く ● 意図が曖昧なdistinctは使わない ● inner joinで意図せずデータが欠損していないか ● テストが通っているか (dbt) ○ unique_combination_of_columns ○ not_null ■ 特にIDとURL ■ NULLを許容する場合は、 BIツー ル上でどう扱うか ● 検算 ○ レコード数が一致するか ○ 合計値が一致するか 2周通らなくていい、細かい設定や決めごとはテンプレート化していきます ● 対象ユーザー ● アクションを取消した際の挙動 ● 属性値が編集された際の挙動 ● フィルタと連動するカラム

Slide 10

Slide 10 text

© Commune Inc. All rights reserved ● 個⼈スキルの拡張 ○ プロジェクトマネジメント⼒ ■ タスクを「1-2週間」→「1-2ヶ⽉」単位で計画できるようになった ■ ⼈に依頼する機会が増えたことで、ボトルネック察知⼒が上がった ○ 分析を通じた後⽅⽀援 + 機能開発による直接貢献 ■ 統計⼿法が使いづらい(サンプルサイズが⼩さい、顧客がさまざまで⺟集団を均⼀と捉えられない など..) 環境下では代わりになる貢献⽅法 ● データアナリストだからこその強み ○ 思ったより関係部署との連携がスムーズだった ■ 事業会社でPdMと並⾛していたおかげで、なんとなく知っていたことが多かった ○ 分析結果を伝えるスキルが、ダッシュボード機能の説明に転⽤できた ○ 効果検証‧モニタリングをセルフでできる 10 振り返ってみて:データアナリストが機能開発するメリット

Slide 11

Slide 11 text

© Commune Inc. All rights reserved 11 まとめ:データアナリストが機能開発までやると.. 機能つくる 独立して動ける 分析する リリースすると ユーザーの 解像度が上がる ユーザーと 接点が増える 定量と定性 両方が使える

Slide 12

Slide 12 text

コミューンの会社情報 データ職種向け会社情報 Xアカウント (Commune Innovators) https://commmune.notion. site/ver-18ad641ad0828060 b8b3de5b0751941c 12

Slide 13

Slide 13 text

© Commune Inc. All rights reserved Appendix 13

Slide 14

Slide 14 text

© Commune Inc. All rights reserved 14 振り返ってみて:価値は届けられているのか?というとまだまだ 伸ばしたい技術 ● ユーザーを「知る」技術 ○ 定量×定性の分析 i. 定量で観察対象に当たりをつける →観察からN1の成功事例を見つける  →再現 させる ○ CSを通じて課題感を吸収→機能に反映する関係づくり ● 機能を「使ってもらう」技術 ○ リリースで終わらずに使ってもらうまでのサポートノウハウ ○ サービスの使い方や価値を、人間が教えられるのは toB特有 ● 機能を「買ってもらう」技術 ○ 営業がデータ機能の価値を商談で伝えられるようにする

Slide 15

Slide 15 text

© Commune Inc. All rights reserved 15 顧客向けにデータ機能の活⽤セミナー

Slide 16

Slide 16 text

© Commune Inc. All rights reserved 16 ファクトテーブルに1:多で紐づくフィルタをつける

Slide 17

Slide 17 text

コミュニティ導⼊事例 © Commune Inc. All rights reserved 17