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見える化だけじゃ 進まない! Backlogを使った課題管理術 2023.05.24 JBUG札幌 #8

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自己紹介 川筋 真梨恵(かわすじ まりえ) バックエンドエンジニア ECサイト開発→事業会社のシステム部門 にて裏方仕事 プロジェクト管理ツールはBacklog推し 2

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今日お話しすること 3 ● プロジェクトにBacklogを浸透させるためのアイデア ● 私の考える、理想の課題管理

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私とBacklogとの 戦いの歴史

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5 アンチパターンまみれの現場で鍛えられる JBUG #4 発表資料より抜粋

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6 ボロボロの状態で引継ぎ ● 誰もクローズできない未完了課題が300件以上! ● Wikiも無法地帯!! ● 歴代のリーダーが棚卸に挫折!!! ● そして課題は増え続ける... 次の現場では 絶対同じことをしない! 課題チケットの山 引き継ぎ先のリーダー

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ここから本題

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Backlogとの再会 8 ● 久しぶりにプロジェクト異動 ● コミュニケーションはSlack、課題管理はBacklog ○ 新規案件なので、まだBacklogはまっさらな状態 次の現場では 絶対同じことをしない! 今度はしっかり 課題管理するぞ〜!!

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スモールスタートで始めてみる 9 ● 運用ルールはガチガチに決めない ○ ルールが細かいと、心理的ハードルが高くなる ● まずは自分が積極的に使う ○ 実際に使っているところを見て運用をイメージしてもらう ● 週次会議で棚卸し ○ 習慣化するまでは、Backlogを見る機会を強制的に作る

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早々に挫折しかける 10 ● 起票した課題が更新されない ● Backlogで投げかけてもSlackで返ってくる ● Excelの課題管理表が出てくる! ● 使い始めればそのうち浸透する、という考えは甘かった...

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Backlogでの課題管理を 習慣化するために 工夫したこと

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12 ● メンバーが自発的にBacklogを活用している ● 運用ルールが意識されている ● 課題起票→コミュニケーション→解決してクローズまでの流 れがBacklog上でうまく回っている どんな状態が理想?

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13 ● メンバーが自発的にBacklogを活用している ● 運用ルールが意識されている ● 課題起票→コミュニケーション→解決してクローズまでの流 れがBacklog上でうまく回っている どんな状態が理想?

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14 ● 課題はすぐに起票して周知 ● 依頼や相談が来たら、Backlogへの起票をお願いする ● 報連相にはBacklogの課題URLを添える 工夫1:とにかくBacklogに誘導する それはBacklogに起票してね〜

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15 ● 大枠の方針は決めるが、細かいルールは相談し合う ○ ルールを途中で変えたり廃止したりもOK ● 目的の曖昧なルールは作らない ○ やらされている感が出て、モチベーションが下がる 工夫2:運用ルールは相談しながら決める

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16 ● Backlogを見れば分かる!を増やしていく ○ 案件概要やマイルストーン、各種環境情報をWikiに載せる ○ ドキュメントはBacklogのファイル共有へ 工夫3:課題管理以外の機能も活用する 困ったら まずはBacklogを見てね!

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17 ● Backlogを使うモチベーションが高まることを期待 ○ 自分はスターをもらうと嬉しかったので(皆さんはどうですか?) ○ やりすぎると効果半減なので注意 工夫4:スター機能を積極的に使う 星の数で色が変わるの知らなかった!

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私たちの課題管理の、今とこれから 18 ● Backlogの確認は、ほぼ習慣化できている ● 課題の運用ルールも育ってきた ○ 担当者・期限・ゴールを明確にする ○ ひとつの課題チケットに複数の話題を持ち込まない ○ 棚卸の場で「処理済」→「クローズ」にする

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私たちの課題管理の、今とこれから 19 ● SlackとBacklogの使い分けを明確にしたい ○ 後で振り返りたい情報はBacklogへ ● 週次会議での棚卸に頼りすぎない ○ 未着手課題が、聞いた途端「終わってます」は止めたい(涙) ○ 日常的に更新してもらう工夫が必要

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ご清聴 ありがとうございました 皆さんも楽しいBacklogライフを! 2023.05.24 JBUG札幌 #8