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見える化だけじゃ進まない!Backlogを使った課題管理術

suzy
May 27, 2023

 見える化だけじゃ進まない!Backlogを使った課題管理術

suzy

May 27, 2023
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Transcript

  1. 見える化だけじゃ
    進まない!
    Backlogを使った課題管理術
    2023.05.24 JBUG札幌 #8

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  2. 自己紹介
    川筋 真梨恵(かわすじ まりえ)
    バックエンドエンジニア
    ECサイト開発→事業会社のシステム部門
    にて裏方仕事
    プロジェクト管理ツールはBacklog推し
    2

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  3. 今日お話しすること
    3
    ● プロジェクトにBacklogを浸透させるためのアイデア
    ● 私の考える、理想の課題管理

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  4. 私とBacklogとの
    戦いの歴史

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  5. 5
    アンチパターンまみれの現場で鍛えられる
    JBUG #4 発表資料より抜粋

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  6. 6
    ボロボロの状態で引継ぎ
    ● 誰もクローズできない未完了課題が300件以上!
    ● Wikiも無法地帯!!
    ● 歴代のリーダーが棚卸に挫折!!!
    ● そして課題は増え続ける...
    次の現場では
    絶対同じことをしない!
    課題チケットの山
    引き継ぎ先のリーダー

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  7. ここから本題

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  8. Backlogとの再会
    8
    ● 久しぶりにプロジェクト異動
    ● コミュニケーションはSlack、課題管理はBacklog
    ○ 新規案件なので、まだBacklogはまっさらな状態
    次の現場では
    絶対同じことをしない!
    今度はしっかり
    課題管理するぞ〜!!

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  9. スモールスタートで始めてみる
    9
    ● 運用ルールはガチガチに決めない
    ○ ルールが細かいと、心理的ハードルが高くなる
    ● まずは自分が積極的に使う
    ○ 実際に使っているところを見て運用をイメージしてもらう
    ● 週次会議で棚卸し
    ○ 習慣化するまでは、Backlogを見る機会を強制的に作る

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  10. 早々に挫折しかける
    10
    ● 起票した課題が更新されない
    ● Backlogで投げかけてもSlackで返ってくる
    ● Excelの課題管理表が出てくる!
    ● 使い始めればそのうち浸透する、という考えは甘かった...

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  11. Backlogでの課題管理を
    習慣化するために
    工夫したこと

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  12. 12
    ● メンバーが自発的にBacklogを活用している
    ● 運用ルールが意識されている
    ● 課題起票→コミュニケーション→解決してクローズまでの流
    れがBacklog上でうまく回っている
    どんな状態が理想?

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  13. 13
    ● メンバーが自発的にBacklogを活用している
    ● 運用ルールが意識されている
    ● 課題起票→コミュニケーション→解決してクローズまでの流
    れがBacklog上でうまく回っている
    どんな状態が理想?

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  14. 14
    ● 課題はすぐに起票して周知
    ● 依頼や相談が来たら、Backlogへの起票をお願いする
    ● 報連相にはBacklogの課題URLを添える
    工夫1:とにかくBacklogに誘導する
    それはBacklogに起票してね〜

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  15. 15
    ● 大枠の方針は決めるが、細かいルールは相談し合う
    ○ ルールを途中で変えたり廃止したりもOK
    ● 目的の曖昧なルールは作らない
    ○ やらされている感が出て、モチベーションが下がる
    工夫2:運用ルールは相談しながら決める

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  16. 16
    ● Backlogを見れば分かる!を増やしていく
    ○ 案件概要やマイルストーン、各種環境情報をWikiに載せる
    ○ ドキュメントはBacklogのファイル共有へ
    工夫3:課題管理以外の機能も活用する
    困ったら
    まずはBacklogを見てね!

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  17. 17
    ● Backlogを使うモチベーションが高まることを期待
    ○ 自分はスターをもらうと嬉しかったので(皆さんはどうですか?)
    ○ やりすぎると効果半減なので注意
    工夫4:スター機能を積極的に使う
    星の数で色が変わるの知らなかった!

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  18. 私たちの課題管理の、今とこれから
    18
    ● Backlogの確認は、ほぼ習慣化できている
    ● 課題の運用ルールも育ってきた
    ○ 担当者・期限・ゴールを明確にする
    ○ ひとつの課題チケットに複数の話題を持ち込まない
    ○ 棚卸の場で「処理済」→「クローズ」にする

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  19. 私たちの課題管理の、今とこれから
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    ● SlackとBacklogの使い分けを明確にしたい
    ○ 後で振り返りたい情報はBacklogへ
    ● 週次会議での棚卸に頼りすぎない
    ○ 未着手課題が、聞いた途端「終わってます」は止めたい(涙)
    ○ 日常的に更新してもらう工夫が必要

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  20. ご清聴
    ありがとうございました
    皆さんも楽しいBacklogライフを!
    2023.05.24 JBUG札幌 #8

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