Slide 1

Slide 1 text

プロジェクトリーダーに立候補しよう 2018.06.18 吉田慶章 @kakakakakku \さぁ!今すぐ/

Slide 2

Slide 2 text

- カカカカック @kakakakakku - 正業 : エンジニア / Makuake - 副業 : プログラミング講師 / TechAcademy - 人生 : ブロガー (kakakakakku blog) - 趣味 : アウトプットメンター \本名は吉田慶章/

Slide 3

Slide 3 text

\ 奇跡の 1300 ブクマ超え / (Blog + Speaker Deck)

Slide 4

Slide 4 text

「プロジェクトリードに 再現性 はあるの?」 \ 最近, よく聞かれること / ようするに, どんなプロジェクトでも成功するの?という質問

Slide 5

Slide 5 text

「成功確率を高める ことはできる」

Slide 6

Slide 6 text

プロジェクトとは? 新機能○○開発プロジェクト 既存機能○○リニューアルプロジェクト ○○機能アーキテクチャ刷新プロジェクト などなど「ゴール意識を持った1名以上のチーム」のことを言う \長くても4ヶ月/

Slide 7

Slide 7 text

- カカカカック @kakakakakku - プロジェクトリーダー - スクラムマスター (もしくは, 開発プロセスマスター) - テックリード - インフラ設計/構築/運用 超兼務に見えるけど, デリゲーションの話を後半にする ただし, ビジョンや仕様を考える「プロダクトオーナー」的な役割は担当しない

Slide 8

Slide 8 text

好きな領域 チームビルディング / ファシリテーション / マネジメント 3.0 アジャイル ( スクラム / カンバン / XP ) / リーン 組織論 / 育成 / 心理学 / メンタリング / プロジェクトマネジメント \プラクティスを組み合わせる/

Slide 9

Slide 9 text

1.「タスクの流れ」に着目する

Slide 10

Slide 10 text

「異なる粒度の計画」を管理する - 全体計画 : 3ヶ月など ( Google Spreadsheets で管理 ) - 「経営層 / ステークホルダー」に, コミットメントをするため - 「チーム」に, 一緒に戦う期間を認識してもらうため - 2. スプリント計画 : 2週間 ( Google Spreadsheets で管理 ) - 「経営層 / ステークホルダー」に, プロジェクトが前進していることを伝えるため - 「チーム」に, リリースする MVP (Minimum Viable Product) を伝えるため - 3. タスク計画 : 各1-3日 ( ZenHub で管理 )

Slide 11

Slide 11 text

クリティカルパスを常に意識する - 「計画が得意」=「クリティカルパスの見極めが得意」である - プロジェクト全体を俯瞰して把握する必要がある - 粒度は「スプリントレベル」や「プルリクエストレベル」など, いろいろ - 「技術的な勘所」があればあるほど, うまく見極めることができる 頭の中で 常にガントチャートが 描けている状態を維持する (ガチ)

Slide 12

Slide 12 text

ZenHub のボード運用に全力を尽くす Backlogs のタスクは 基本的にメンバーを 割り当てない プロジェクトで 取り組む MVP ごとに Epic を作る Doing には 「WIP 制限」を掛ける Done は不要で そのまま Closed にする (詳しくは次のページに) 全てのタスクに ・スプリント日付 ・Epic ・タスクカテゴリー を紐付ける 各タスクは1-3日で 確実に Closed に できる粒度にする Doing に入ったら 絶対に戻らず 右に進むのみ 優先「順位」で並べる 優先「度」と言わない スプリント日付で フィルタをする (実際には50-100個の タスクがある)

Slide 13

Slide 13 text

タスクの Close は全員の前でする - デイリースクラムでタスクを Close する - 「全員の前で Close すること」に意味がある - 情報共有のため - 「右に進んだ 」という達成感 - 「Close おめでとう 」と褒め合える空気感 - Fearless Change「小さな成功」 - 「流れの速さ」をデイリースクラムで感じ取る \超重要/

Slide 14

Slide 14 text

2.「雑談」と「スウォーミング」を大切に

Slide 15

Slide 15 text

雑談を成功の起点にする - 「ミーティング」よりも「雑談」を大切にする - リーダーが「全員集合だよー!」と言えば, メンバー全員が集まるようにする - 「○時で良いですか?」じゃなくて「今すぐ」 - 1人で悩むより, 全員で悩む - 常に「オートクライン」を引き起こす - 誰かと話すことによって, 自分自身で答えに辿り着くこと - 雑談ができない未成熟のチームにリモートワークを導入すると, 失敗する 近くにいるのに Slack で議論を 進めちゃってない?

Slide 16

Slide 16 text

スウォーミングの気持ちを大切にする - 「スウォーミング」 - 「助け合うこと」や「共同作業」のこと - 「1タスク」を「複数のメンバーで」進める文化を作る - もしかして「無理して1人1人にタスクを分割してない?」 - 「リソース効率」ではなく「フロー効率」 - 「タスクをメンバーに」ではなく「メンバーをタスクに」アサインする - デイリースクラムで, 3日連続「今日もこのタスクをやります」と言ってたら ⚠ \よく見るアンチパターン/

Slide 17

Slide 17 text

モブプログラミングを導入する - チーム全員で1個の開発に取り組む - モブプログラミングも「スウォーミング」となる - レビュープロセスがなく, その場で「合意」となる意思決定の速さがポイント - スキルセットが異なるメンバーの強みを伝播させる - そこで「スキルマップ」を作っておく 「レビュー依頼中」 って何?

Slide 18

Slide 18 text

スキルマップを作成する - プロジェクトで扱う「技術」と各メンバーの「習熟度」を可視化する - ○ : プロジェクトを技術的にリードする ( = 全員テックリード = デリゲーション ) - △ : ○ に教えてもらいながら「習熟度」を上げていく - プロジェクトを成功させるだけではなく「メンバーの成長実感を大切にする」 - 新機能をリリースできても, 成長実感がなかったら, 嬉しくないよね? デザイン フロント バックエンド (PHP) バックエンド (Go) インフラ A ○ △ B ○ ○ △ C ○ ○ △ D △ △ ○ △ E △ ○ △ ○

Slide 19

Slide 19 text

まとめ

Slide 20

Slide 20 text

re:Work / Google Manager Behaviors https://rework.withgoogle.com/guides/managers-identify-what-makes- a-great-manager/steps/learn-about-googles-manager-research/ 関連した内容が書かれている - 1. 良いコーチであること - 5. 上手くコミュニケーションをすること - 8. チームにアドバイスができる技術スキルを持っていること - などなど プロジェクトリーダーは マネージャーも兼ねているかも?

Slide 21

Slide 21 text

プロジェクトリーダーの素質 心配性 + 完璧主義 \あえて挙げるなら/

Slide 22

Slide 22 text

さぁ!今すぐ プロジェクトリーダー に立候補しよう