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ロボットが戦闘不能になる前に 行うべき事 2019/9/20 RPA勉強&LT会!RPALT vol.13

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「ロボットが戦闘不能」とは ⚫ パイロットの離脱 ‐ 病休とかオトナの事情で退職してしまうとか ⚫ 整備兵の不在 ‐ 入力データのフォーマット変更に対応できないとか ⚫ 装備の老朽化 ‐ そろそろWindows7が退役とか、メーカーがサポート停止とか ⚫ 戦場が間違ってる ‐ 要件定義が間違っていて作戦行動に合わないロボットが送られてきたとか ‐ 「ア・バオア・クーを攻めるのに、ズゴック補充されても・・・」使われないロボット問題

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自己紹介 冨 洋一 @ tomiyoichi 株式会社フィックスポイント システム運用自動化ツール "Kompira"の導入支援 & ユーザー教育 & 鬼軍曹担当 「システム運用自動化」とは : めんどくさくてダルい作業 = Toil (トイル)の撲滅 • システム障害検知 ~ 復旧対応 ~ エンジニアへの通知 • 新人用アカウント発行と通知 • 脆弱性・セキュリティー対応や新規PC・サーバーなどのメンテナンスなどなど • 要は会社の裏方のインフラ屋のRPAです。

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自動化ロボット戦力投入の規模感 (異論はあると思いますが)ざっくり2通り 規模感 目的 ロボットの寿命 ロボット死亡時のダメージ 戦術級 (個人・部門クラス) 自分の作業を楽 にしたい 自分の退職まで またはプロジェクトの 終了まで 私が大変 戦略級 (会社・事業部クラス) 業務プロセスの 改善のために組 織的に導入 事業をたたむか 会社がつぶれるまで 業務が止まる。 影響範囲が大きいと 新聞に出る SNS炎上 幹部の謝罪会見 etc 「戦術レベル」で導入したものは、ソフトのライフサイクル管理の観点でいろいろとリスキー

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忘れてはならない重要なポイント 基本的に期待されるロボットの寿命は長い • 個人で作ったものも、意外と長く使われる • ぶっちゃけ、動き出した後はあまり予算が付かない • あまり業務プロセスの抜本刷新は行われない風土 • そもそも基幹系自体も、いまだに汎用機だCOBOLだという世界 • 世の中のIT予算の90%は保守=現状維持に使われる 結局、とにかく低予算で改修を繰り返しつつ、使い続けるのがジャパニーズ・スタイル

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あなたは歴戦のIT戦士が踏んできた地雷の数々をご存知か・・・?

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IT地雷の数々・・・ 業務の属人化を排するために導入するロボット/プログラム 「ロボット制作」自体が属人化してしまった。 ロボットのパイロットや開発者が戦線離脱 取りあえずロボットは動くも”イデオン化”してしまった。 (一応動かせるも、何をやらかすか分からない) 予算不足で古い機材で戦うも補充パーツの規格が合わない、改修出来ない (いわゆるレガシー問題、 基盤のバージョンアップに対応できなくなる。 F4ファントムに堕とされるF15イーグル問題)

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戦闘力維持のために明日から出来ること 1. 文書化は超大事 ・・・ いざというとき誰かに託せるように(属人化の解消) マニュアルさえあればアムロ少年(15)でも、いきなりガンダムを操縦できる。 • 操作マニュアル • 整備マニュアル、 開発メモ 最低限、①入出力のファイルやアクセス先など ②処理の概要 はメモして、誰でも見られるように 2. メンテナンスのためのリソースを確保、 計画的に装備を更新(陳腐化対策) 新パイロット・整備兵(エンジニアとか外注先)の育成、 保守・アップデートの予算の確保 RPAならツールのバージョンアップに対するロボットの改修対応など これ怠ると、数年後に手が付けられなくなります。

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楽しんで定型作業を自動化して、 空いた時間で、クリエイティブな 仕事を進めていきましょう!