Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
190920 ロボットが戦闘不能になる前に行うべき事 冨洋一さん
Search
RPACommunity
September 20, 2019
Technology
0
360
190920 ロボットが戦闘不能になる前に行うべき事 冨洋一さん
RPACommunity
September 20, 2019
Tweet
Share
More Decks by RPACommunity
See All by RPACommunity
201023 Automation Anywhere「A2019」を触ってみた Ayy
rpabank
0
1k
201023 DX Suiteを触ってみた Ayy
rpabank
0
1k
201023 RPA超初心者がWinActorにチャレンジしてみた ユーコさん
rpabank
0
620
201023 PowerPlatform はじめの一歩 みさみささん
rpabank
0
610
201023 アシロボで実際に沼ってみた たまいさん
rpabank
0
670
201018 RPAの本質とトレンド Mitz
rpabank
0
510
201006 僕がいまRPAで伝えたいことのすべて いろはまるさん
rpabank
0
460
201006 UiPath MVP 2019-2020 はなっち!さん
rpabank
0
450
201006 今からでも間に合う!UiPathトーク一気に振り返り たまいさん
rpabank
0
410
Other Decks in Technology
See All in Technology
OAuthからOIDCへ ― 認可の仕組みが認証に拡張されるまで
yamatai1212
0
140
ニッポンの人に知ってもらいたいGISスポット
sakaik
0
170
Codexとも仲良く。CodeRabbit CLIの紹介
moongift
PRO
1
260
ソフトウェアエンジニアの生成AI活用と、これから
lycorptech_jp
PRO
0
560
Click A, Buy B: Rethinking Conversion Attribution in ECommerce Recommendations
lycorptech_jp
PRO
0
110
RDS の負荷が高い場合に AWS で取りうる具体策 N 連発/a-series-of-specific-countermeasures-available-on-aws-when-rds-is-under-high-load
emiki
7
4.2k
衛星画像超解像化によって実現する2D, 3D空間情報の即時生成と“AI as a Service”/ Real-time generation spatial data enabled_by satellite image super-resolution
lehupa
0
190
ローカルLLMとLINE Botの組み合わせ その2(EVO-X2でgpt-oss-120bを利用) / LINE DC Generative AI Meetup #7
you
PRO
0
100
コンテキストエンジニアリング入門〜AI Coding Agent作りで学ぶ文脈設計〜
kworkdev
PRO
3
1.9k
React19.2のuseEffectEventを追う
maguroalternative
2
520
20251014_Pythonを実務で徹底的に使いこなした話
ippei0923
0
220
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
5.6k
Featured
See All Featured
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
285
14k
Building Adaptive Systems
keathley
44
2.8k
Done Done
chrislema
185
16k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.7k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
65
7.9k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.5k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
9
910
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
190
55k
The Invisible Side of Design
smashingmag
302
51k
Transcript
ロボットが戦闘不能になる前に 行うべき事 2019/9/20 RPA勉強&LT会!RPALT vol.13
「ロボットが戦闘不能」とは ⚫ パイロットの離脱 ‐ 病休とかオトナの事情で退職してしまうとか ⚫ 整備兵の不在 ‐ 入力データのフォーマット変更に対応できないとか ⚫
装備の老朽化 ‐ そろそろWindows7が退役とか、メーカーがサポート停止とか ⚫ 戦場が間違ってる ‐ 要件定義が間違っていて作戦行動に合わないロボットが送られてきたとか ‐ 「ア・バオア・クーを攻めるのに、ズゴック補充されても・・・」使われないロボット問題
自己紹介 冨 洋一 @ tomiyoichi 株式会社フィックスポイント システム運用自動化ツール "Kompira"の導入支援 & ユーザー教育
& 鬼軍曹担当 「システム運用自動化」とは : めんどくさくてダルい作業 = Toil (トイル)の撲滅 • システム障害検知 ~ 復旧対応 ~ エンジニアへの通知 • 新人用アカウント発行と通知 • 脆弱性・セキュリティー対応や新規PC・サーバーなどのメンテナンスなどなど • 要は会社の裏方のインフラ屋のRPAです。
自動化ロボット戦力投入の規模感 (異論はあると思いますが)ざっくり2通り 規模感 目的 ロボットの寿命 ロボット死亡時のダメージ 戦術級 (個人・部門クラス) 自分の作業を楽 にしたい
自分の退職まで またはプロジェクトの 終了まで 私が大変 戦略級 (会社・事業部クラス) 業務プロセスの 改善のために組 織的に導入 事業をたたむか 会社がつぶれるまで 業務が止まる。 影響範囲が大きいと 新聞に出る SNS炎上 幹部の謝罪会見 etc 「戦術レベル」で導入したものは、ソフトのライフサイクル管理の観点でいろいろとリスキー
忘れてはならない重要なポイント 基本的に期待されるロボットの寿命は長い • 個人で作ったものも、意外と長く使われる • ぶっちゃけ、動き出した後はあまり予算が付かない • あまり業務プロセスの抜本刷新は行われない風土 • そもそも基幹系自体も、いまだに汎用機だCOBOLだという世界
• 世の中のIT予算の90%は保守=現状維持に使われる 結局、とにかく低予算で改修を繰り返しつつ、使い続けるのがジャパニーズ・スタイル
None
あなたは歴戦のIT戦士が踏んできた地雷の数々をご存知か・・・?
IT地雷の数々・・・ 業務の属人化を排するために導入するロボット/プログラム 「ロボット制作」自体が属人化してしまった。 ロボットのパイロットや開発者が戦線離脱 取りあえずロボットは動くも”イデオン化”してしまった。 (一応動かせるも、何をやらかすか分からない) 予算不足で古い機材で戦うも補充パーツの規格が合わない、改修出来ない (いわゆるレガシー問題、 基盤のバージョンアップに対応できなくなる。 F4ファントムに堕とされるF15イーグル問題)
戦闘力維持のために明日から出来ること 1. 文書化は超大事 ・・・ いざというとき誰かに託せるように(属人化の解消) マニュアルさえあればアムロ少年(15)でも、いきなりガンダムを操縦できる。 • 操作マニュアル • 整備マニュアル、
開発メモ 最低限、①入出力のファイルやアクセス先など ②処理の概要 はメモして、誰でも見られるように 2. メンテナンスのためのリソースを確保、 計画的に装備を更新(陳腐化対策) 新パイロット・整備兵(エンジニアとか外注先)の育成、 保守・アップデートの予算の確保 RPAならツールのバージョンアップに対するロボットの改修対応など これ怠ると、数年後に手が付けられなくなります。
楽しんで定型作業を自動化して、 空いた時間で、クリエイティブな 仕事を進めていきましょう!