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地図とかデザインとか (加藤 創)
非エンジニアの
デザイナーが
ウェブ地図サイト
｢れきちず｣を作った話
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CONTENTS
自己紹介
れきちずのきっかけ
れきちずの制作
れきちずの今後
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01 自己紹介
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デザイナー
加藤 創
Hajime Kato
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前職
● 東京のデザイン制作会社で
グラフィックデザイナーとして７年間勤務
● 主に販促・広告デザインなどを制作
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趣味
地図や路線図が好きで
Twitterにデザインと絡めた作品を投稿
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仕事
● Twitterの投稿を見た社長から誘われ、
去年MIERUNEに転職。
● 会社ではデザイン全般の制作を担当
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名刺
メールアドレス
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ロールアップバナー
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会社案内リーフレット
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プラグインアイコン
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YouTubeサムネ
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MIERUNE BBQロゴ
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MIERUNE JCTロゴ
(アイキャッチ)
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マスキングテープ
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クリアボトル
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奈文研・産総研
3D DB Viewer ページ
https://sitereports.nabunken.go.jp/3ddb
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02 れきちずのきっかけ
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きっかけ
● 昔から地図が好きで、
古地図・絵図なども興味がありました。
しかし…
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天保国絵図「武蔵国」国立公文書館デジタルアーカイブ
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天保国絵図「安房国」国立公文書館デジタルアーカイブ
小…？
朝…？
…？
村😵
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● 「小」だと思っていたら
実は「北」だった！
「北」（U+5317） 日本古典籍くずし字データセットより
http://codh.rois.ac.jp/char-shape/unicode/U+5317/
＝ 北
北
朝
夷
村🤗
き
た
あ
さ
い
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古地図・絵図の問題点
● 地図・歴史好きの人は見るのが楽しいが、
そうでない人にはややハードルが高い
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改善するために
● 全員にわかりやすく伝えるためには？
現代の地図デザインに置き換えよう！
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03 れきちずの制作
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どうやって作る？
● 当時の江戸時代の絵図を見てみると…
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天保国絵図「武蔵国」国立公文書館デジタルアーカイブ
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「安政改正御江戸大絵図」国立国会図書館デジタルコレクション
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当時の絵図は…
● とても素敵なのですが、現代の地図と重ねて
描き起こせるほどの精度は残念ながら無い…
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明治初期の地図を使おう！
● 明治初期(1880年代)の地図(いわゆる迅速測図)を
農研機構の「歴史的農業環境閲覧システム」が公開
● 明治〜平成にかけての旧版地図を故 谷謙二先生の
「今昔マップ」が公開
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「2万分の1迅速測図」農研機構 歴史的農業環境閲覧システムより
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地図の土台を作る
● 江戸時代の絵図、明治初期の地図と
さらに誤差を補正するために
国土地理院の「地理院タイル」を用いて
海岸線・街道・国境・航路などをQGIS上で描画する
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背景画像は国土地理院「地理院タイル」
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地図の情報を作る
● 江戸時代の絵図、『江戸名所図会』などの当時の文献
をもとにPOI(ポイント情報)をプロット
● 村・宿場町の位置は明治の地図と「角川日本地名大事
典」より推定
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地図デザイン・アイコンの作成
● 地図のデザインやアイコンも
オリジナルで作成！
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峠 渡/湊 寺 劇場 関所 門 茶屋
山 宿場 神社 史跡 橋 城 市
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背景画像は国土地理院「地理院タイル」
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情報を作る上で気をつけたこと
● 参考にした文献等は国・行政機関・地方自治体や
博物館などの信頼性の高い出典元を極力使用した
● Googleマップ等、商業地図の情報は使わない
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地図をウェブ地図化する
● QGISの「タイル作成機能」を使用しウェブ上で
見れる形に書き出した上、MapLibreという
オープンソースの地図ライブラリに読み込み
サーバ上にアップロードを行った
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04 れきちずの今後
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現状の課題
● POI(ポイント情報)などが少ない、バラツキがある
● ある程度までしかズームできない
● POIの表示の挙動もあんまりよくない
(重要度を高くしている地点が途中で消えたりする)
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今後、機能を強化したいところ
● 現在の地図と2画面で比較・重ね合わせる
● 地点を押すと情報表示できる
● 多言語表示やふりがなを表示できる
● 経路検索機能(できれば)
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既存のオープンデータの活用
● 国立情報研などが主催する「ROIS-DS人文学オープン
データ共同利用センター」の江戸の地名等の
データセットを今後活用し地図を強化していきたい
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今回公開してみて
● ここまで反響を頂けるとは思っておらず、感謝です
● 資料がデジタル化されていることのありがたさ！
● 土地の歴史調べ・街道巡り等に活用いただければ
● 自分は素人なので、「ここは違うよ！」
「こうした方がいいよ！」等の情報を募集中です
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ありがとうございました！