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2025/11/07 開発をリードする品質保証 -Findy Online Conference - QAEが生成AIと越える、ソフトウェア開発の境界線 @rinchsan

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目次 スニダンの開発プロセス 1 AI活用と越境 2 QA領域でのAI活用の難しさ 3 QAEの越境 4

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VP of Technology @SODA inc. ○ 2020年10月に入社 ○ Webエンジニア → VPoE → CTO → VPoT ⇧⇧⇧ Backend Engineer @CyberAgent ○ 2019年新卒入社 バックエンドエンジニア ○ Go / AWSでサービス開発 Masaya Hayashi - @rinchsan @rinchsan

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目次 スニダンの開発プロセス 1 AI活用と越境 2 QA領域でのAI活用の難しさ 3 QAEの越境 4

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スニダンの開発プロセス 1

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SNKRDUNK とは 「SNKRDUNK (スニーカーダンク)」は、スニーカーやアパレルを中⼼とするファッショ ン領域やトレーディングカード‧フィギュアなどを中⼼に、個⼈間での売買を簡単に⾏える 国内最⼤級のファッション‧コレクティブルマーケットプレイスです。 サービス開始:2018年7⽉ 利⽤料:無料 ※取引が成⽴すると、⼿数料および配送料がかかります 対応OS:Android、iOS ※Webブラウザからも利⽤可能 6 スニーカーダンク 取扱商品 フットウェア スニーカー、シューズ、パンプスなど トレカ‧ホビー トレカ、フィギュア、ゲームなど アパレル Tシャツ、アウター、キャップなど ファッション⼩物 時計、バッグ、アクセサリーなど 取引の過程で、運営がすべての商品を確認し、正規品を保証する「真贋鑑定」をおこなって おり、お客さまに安⼼‧安全な取引環境を提供しています。

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SNKRDUNK の特徴 取引の過程で運営が全ての商品を確認 出品者から届いた商品に問題がないことが確認でき た時点で、出品者には売上⾦が振り込まれます。 万が⼀、購⼊者から返品希望があった場合にも、運 営と購⼊者でやり取りを⾏うため、出品者での対応 は必要ありません。 7 スニーカーダンク スニダンの安⼼‧安全な取引システム すべての取引が匿名配送 ユーザー同⼠のやりとりゼロ

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どんなプロセスで開発をしているか

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スニダンの開発プロセス ステークホルダー の要望から要件に 落とす 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 要件を実現できる システムを設計 し、実装する ソースコードや 挙動が問題ないか 確認する ユーザに使っても らい、結果をもと に次の要件定義へ 基本的にはこのプロセスで開発が進んでいきます

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各フェーズの主な担当者 ステークホルダー の要望から要件に 落とす 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 要件を実現できる システムを設計 し、実装する ソースコードや 挙動が問題ないか 確認する ユーザに使っても らい、結果をもと に次の要件定義へ PdM・SWE・QAEは1つのチームとして動く PdM SWE QAE SWE

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目次 スニダンの開発プロセス 1 AI活用と越境 2 QA領域でのAI活用の難しさ 3 QAEの越境 4

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AI活用と越境 2

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各フェーズでのAI活用 Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー 各フェーズで色々なAIサービス・ツールを活用 Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装

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Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー 各フェーズでのAI活用 Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 要望をテキストにまとめ、AIと一緒にPRDを作成・改善

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Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー 各フェーズでのAI活用 既存の設計方針や慣習に沿った適切なシステム設計をAIと一緒に作成 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成

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PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー 各フェーズでのAI活用 開発タスクを分解し、実装していくことも、AIと一緒に Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装

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Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 各フェーズでのAI活用 コーディング規約や既存の慣習に沿ったコードレビューもAIが 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー

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AIによる生産性の向上 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 特に要件定義・設計・実装・レビューのフェーズで生産性が大幅に向上

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さらにAIによって越境が促進

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要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 PdM 以外に SWE や QAE も要件定義フェーズに貢献しやすく SWE QAE 各フェーズでのAI活用

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Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー SWE 以外に PdM や QAE も設計・実装フェーズに貢献しやすく QAE PdM Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 各フェーズでのAI活用

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とはいえQA領域でのAI活用は難しい

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各フェーズでのAI活用 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 要件定義・設計・実装と違ってテストフェーズはスピードアップしづらい どうしても手動で動作を 確認するマニュアルテスト に時間がかかってしまう

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目次 スニダンの開発プロセス 1 AI活用と越境 2 QA領域でのAI活用の難しさ 3 QAEの越境 4

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QA領域でのAI活用の難しさ 3

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各社の取り組み

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SmartHR社:探索的テストのテストケース候補をAIを用いて生成する https://tech.smarthr.jp/entry/2025/09/01/181905 生成されたテストケースを探索的テストの指針とすることを狙う

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Ubie社:変更内容からテスト計画・実行を行うAIエージェントをつくる https://zenn.dev/ubie_dev/articles/dc6a0d8f74fd76 Specが不十分などでAIに必要なコンテキストを与えられないことが当時の課題

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SODAでの取り組み

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PRDやソースコードなどからマニュアルテスト項目をDevinを用いて作成する “Ask Devin”機能を用いてマニュアルテスト項目の叩きを作成 ※ Ask Devinの画面ではなくDevinの出力をコピペしたNotionのスクショです

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ソースコードなどからテストすべき他の関連機能をDevinを用いて整理する “Ask Devin”で影響を受ける機能を調査し、追加テストの是非を議論

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ただ、マニュアルテストにかかる時間は…

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それなら、QAEもさらなる越境を

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目次 スニダンの開発プロセス 1 AI活用と越境 2 QA領域でのAI活用の難しさ 3 QAEの越境 4

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QAEの越境 4

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テストコードを読む、直す、足す 軽微なバグを修正する 不安定なテストを分析する、直す QAEのSWEへの越境

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テストコードを読む、直す、足す 軽微なバグを修正する 不安定なテストを分析する、直す QAEのSWEへの越境

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SWEがQAEにテストコードの読み方、書き方をナレッジトランスファー 分かりやすい機能やテストコードの課題を題材にモブプロ

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QAEがAuthorのPull Request QAEがテストコード修正のPRをたくさんマージ!

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テストコードを読む、直す、足す 軽微なバグを修正する 不安定なテストを分析する、直す QAEのSWEへの越境

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テストコードを読み書きする中で軽微なバグ修正も コードの変更、ビルド、コミット、GitHubの使い方等を身につけていく

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Claude Code、 Cursor、Kiroなど で要件を作成 バグの原因箇所や正しい挙動を要件に含めることでDevinとうまく付き合う QAE Devinでさらにコーディングが加速 Slackで Devinに依頼

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テストコードを読む、直す、足す 軽微なバグを修正する 不安定なテストを分析する、直す QAEのSWEへの越境

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DatadogのDashboardで不安定なテストを可視化 mainブランチで落ちているテストから修正できそうなものを探す

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Datadog Dashboardは設定をJSONで管理できる テキストデータとして扱えるのでAIとの相性も良い

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不安定なテストを修正するPRもたくさん CIの失敗率も減少、ストレス低減!

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まとめ

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AI活用で生産性がどんどん上がっている Claude Code、 Cursor、Kiroなど でPRDを作成 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 PRDを実現する Design Docを 生成AIと作成 生成AIが慣習や コーディング規約 をもとにコードを レビュー 特に要件定義・設計・実装・レビューのフェーズでは顕著に生産性が向上 Design Docをもと に生成AIとタスク 分解や実装

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しかし、テストフェーズではAI活用の難易度が高い 要件定義 設計 実装 レビュー テスト リリース 運用 要件定義・設計・実装と違ってテストフェーズはスピードアップしづらい どうしても手動で動作を 確認するマニュアルテスト に時間がかかってしまう

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それなら、QAEもさらなる越境を

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テストコードを読む、直す、足す 軽微なバグを修正する 不安定なテストを分析する、直す QAEのSWEへの越境

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