Slide 19
Slide 19 text
任意仕様の独り歩きが困るワケ
18
アルファバンドを設定するか問題
ラスタデータにおいて、Nodataを表わすRGB値をアルファバ
ンドに設定し、透過させる、させない、という2つの選択肢が
あります。
アルファバンドが設定されているラスタと設定されていないラ
スタを統合することはできません。
なお、アルファバンドが設定されていれば、マップタイルに変
換する際に、透過設定を指定しなくてもよい、Nodataに何の値
が使われていたかを無視できるというメリットもあります。
Nodataを何にするか問題
ラスタデータにおいて、業務区域外にNodataを設定する場合が
あります。第一に、Nodataを設定するか、しないか、という2
つの選択肢があります。
Nodataに設定する値には、ラスタ値の場合は、0、-32,768、
-9,999、-99,999、±3.4×1018の6パターンが、RGB値の場
合は、RGB(0,0,0)やRGB(255,255,255)の2パターンが多い
ように思われます。
一番困る仕様は、標高0mもある地域で、Nodataを0とすること。
図表現で使われているRGB値をNodataでも使うことです。
なお、Nodata以前の問題として、RGB値を8bit(256)ではな
く16bitとされている場合があります。
Point 発注者も受注者も、過去の業務や近隣の業務で採用されていた仕様を確認し、カオスさを増やさないようにしよう。
とある自治体の事例
Nodataに白と黒が使われていたところ、
その確認を怠り、白だけが透過処理され、
業務区域外に黒塗りが残ってしまった例
とある自治体の事例
Nodataをアルファバンドに設定せず、
透過設定もせず、マップタイルに加工
してしまった例