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グリーライフスタイル株式会社 ソフトウェアエンジニア 樋口雅拓 株式会社WFS ソフトウェアエンジニア 遠藤辰弥 公式部活動 技術書典部活動紹介

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● グリーグループのグリーライフスタイル株式会社で、LIMIA という住まい領域の メディアを作っています。ゲーム会社ですが、最近はメディアに力を入れていま す。 ● LIMIAではインフラ、サーバ、Web、RecSysを経てAndroidを担当しています。6 歳の娘のパパ。twitter: @mahiguch1 ● 技術書典7からサークル参加しています。 2 Masahiro Higuchi/樋口雅拓 Tatsuya Endo/遠藤辰弥 ● グリーグループ,WFSのサーバーエンジニア ● スマホ向けアプリ共通で使うライブラリをグループに提供 ● アカウント管理、課金、キーワードフィルタ、など

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3 公式部活動(グリーオフィシャルクラブ制度)とは 制度の目的 ・本制度は、本部の垣根を超えた 社員同士の交流、及びクロスコミ ュニケーションを図り親睦を深め ることを目的としています。

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技術書典とは、技術書の即売会。 規模がすごい! ● 参加サークル数: 約700 ● 来場者数: 約10,000名 ● 流通総数: 約75,000部 山手線のラッシュ並みの混雑の中、大量の技 術書が頒布されます。2020年春からはオン ライン開催となっています。 4 技術書典とは?

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技術書典6の会場で同僚を見かけたので、 「合同誌書いて技術書典7にサークル参加し ようぜ!」と暑苦しく誘ってみたら、意外と okもらった。早速SlackにChannelを作って みる。 部活動にしちゃえば、会社はテクニカルブラ ンディング、寄稿した人はキャリアアップ、 運営は持ち出しが減るので、全員得するんじ ゃね!? 合同誌を作って技術書典で頒布する部活動、 グリー技術書典部を申請して承認された。 5 技術書典部とは?

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6 本の作り方 6

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● Re:VIEWのGitHub repositoryをcloneします。 ● Re:VIEW形式で書いてPull Requestを作ります。 ● GitHubActionsで自動的にbuildが走り、PDFが出力されます。 Re:VIEW GitHub repository: https://github.com/kmuto/review Re:VIEWのおかげで、簡単に技術同人誌が作れるようになりました。こ れを作ってくれた皆様に大大大感謝しています! 本の作り方

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Re:VIEWは、MarkdownとTexを混ぜたようなものです。 ● Markdown: 簡単だけど数式や行番号付きコードが書けない ● Tex: 綺麗だが面倒 基本はMarkdownのように書いて、複雑な部分だけTexで書けるフォー マットが出来ました。それがRe:viewです。技術書典に出している人は ほとんどこれで書いています。 Re:VIEW形式について

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9 Re:VIEWの書き方1 = Kotlin MPPで作るドメインモデル実装 == 要件 プロジェクトを開始した10月上旬にいただいた要件は、次のも のでした。 * セッション情報がみれる * スケジュールがみれる * ニュースがみれる セッションとは、1コマの発表のことです。 スケジュールとは、セッションを時系列で一覧表示したもので す。 9 実装例

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10 Re:VIEWの書き方2 //listnum[SessionModel][SessionModel][kotlin]{ package jp.gree.techcon.common.model import kotlinx.serialization.Serializable @Serializable data class Session( val id: Long, val name: List, val startTime: Long, val endTime: Long, val title: String, val description: String) //} 10 実装例

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11 Re:VIEWの書き方3 //table[SessionTable][Session]{ 属性名 型 説明 -------------------- Id Int . Speaker List 登壇者情報 StartTime Timestamp 開始時刻 EndTime Timestamp 終了時刻 Title String タイトル Description String 説明文 SlideUrl String SlideShareのURL //} 11 実装例

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Re:VIEW環境のコンテナが dockerhubに上がっており、以下 のようなコマンドでPDFをbuildで きます。 docker run -t --rm -v $(pwd):/book vvakame/review:4.1 /bin/bash -ci "cd /book && ./setup.sh && REVIEW_CONFIG_FILE=$REVIEW_CONFIG_ FILE npm run pdf" 生成されたPDFには、製本して綴 じるためののり代が付与されてお り、このまま印刷所に入稿可能で す。 超感謝 https://github.com/TechBooster/ReVIEW-Template build方法と出来上がったPDF 12

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13 どんな本を作ったか 13

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グリー技術書典部誌 2019年秋号 14

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【スケジュール】 * 8月10日: 概要締め切り * 8月31日: 本文締め切り * 9月6日: 校正締め切り * 9月22日: 技術書典7当日 スケジュールと進捗管理 15 各締め切りをデッドラインの 1週間前に設定し、締め切り 日に状況を見てデッドライン 近くまで延長する作戦。

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1人10ページぐらい書いて、 ノンジャンルの合同誌を作っ て頒布してきました。 頒布部数は、96部。収支はト ントンぐらいです。 技術書典7にサークル参加

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グリー技術書典部誌 2020年春号 17

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【スケジュール】 * 2020/01/17: タイトル締切り * 2020/01/24: アウトライン締切り * 2020/02/07: 本文及び表紙締切り * 2020/02/14: 広報確認締切り * 2020/03/01: 技術書典8当日(中止) * 2020/03/07: 技術書典応援祭当日 技術書典8が中止 18 COVID-19の影響で技術書典 8が中止。オンラインイベン トの技術書典応援祭が開催。

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19 19 ⓘ Start presenting to display the poll results on this slide. 技術書典応援祭でグリー技術書典部誌 2020年春号は何冊 頒布されたでしょうか?

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技術書典9で新刊頒布中! 第1章 Mozilla Hubs を用いたオン ラインイベント WebVR 化テクニ ック 第2章 スマホ課金での定期課金と サーバー通知 第3章 「コーディングを考える」 を考える 第4章 メディアアプリ LIMIA にお けるプッシュ通知配信システム https://techbookfest.org/organization/276320001 グリー技術書典部誌 2020年秋号 20

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● 技術書典は、エンジニアの祭典。 ● 半年毎に開催されているので、参加してみてください。 ● Blog一本分の記事を書くだけで参加できるサークルを作りました。 ● 自分で書いた本を見ると、震える。 めっちゃ楽しいんで、ぜひみんなで参加しましょう! Ask The Speakerは、B会場です。 まとめ 21

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