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変化の激しい時代を ゴキゲンに生き抜くために 〜ストレスマネジメントのススメ〜 株式会社カケハシ 小田中 育生 2026.05.09 @スクラムフェス新潟2026

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いきいきしてるか? とき

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© KAKEHASHI Inc. 目指す場所がある時、僕らはいきいきする

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© KAKEHASHI Inc. 順風満帆とは限らない。

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© KAKEHASHI Inc. われわれに待ち受ける様々な変化 ● ユーザー増加率が想定より高い ● 顧客インサイトが得られた ● ビルド時間が長期化 ● 機能開発の優先順位が急に上がった ● 社内の事業の優先順位が変わった

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時として受け入れがたい変化が 訪れ、人はストレスを感じる

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うおおおおおおおおお おおおお  おおおお おおおお  おおおお おおおおおおおおおお

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“AIツールの利用がもたらす ブレインフライ(認知過負荷)” https://hbr.org/2026/02/ai-doesnt-reduce-work-it-intensifies-it

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“生産性向上の裏で進む メンタルヘルスの悪化” https://ledge.ai/articles/ai_productivity_burnout_upwork_survey

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我々は燃え尽きやすい時代にいる

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変化に押し流されず 心折れず ゴキゲンに、いきいきと ゴールに向かいたい

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変化の激しい時代を ゴキゲンに生き抜くために 〜ストレスマネジメントのススメ〜 株式会社カケハシ 小田中 育生 2026.05.09 @スクラムフェス新潟2026

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小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringとして アジャイル・OKRの組織展開・浸透を実践。 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カ ケハシにジョイン、2025年3月よりSCM Head of Engineering。 スクラムフェス、Startup in Agile、EMConf JPなどに出没。 著書: ● いちばんやさしいアジャイル開発の教本 ● アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ● エンジニアのための自己管理入門 NEW! 2026/06/24発売! 受賞: ● Developers Summit 2024 Summer ベストスピーカー賞 (2位) ● Developers CAREER Boost 2024 ベストスピーカー賞 (1位) ● Developers Summit 2025 Summer ベストスピーカー賞 (2位,5位) ● Developers Summit 2026 Dev x PM Day ベストスピーカー賞 (2位) NEW!

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変化への適応

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© KAKEHASHI Inc. スクラム https://www.servantworks.co.jp/resources/scrum_overview_figures/

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© KAKEHASHI Inc. スクラム https://www.servantworks.co.jp/resources/scrum_overview_figures/ 私たちは、検査と適応を繰り返し 変化と向き合っている

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みなさん、 変化を抱擁してますか?

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© KAKEHASHI Inc. 拡張形成理論 ● バーバラ・フレドリクソンにより提唱 ● ポジティブな感情は人の思考や行動の選択肢を広げるという理論 ● 変化と向き合う上で、ポジティブであることは重要 ポジティブ 感情 拡張 形成 喜び,興味, 感謝,希望 視野の拡大 創造的な思考 健康、活力 スキル、知識 回復力、自尊心 人間関係、信頼

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変化を抱擁できているか ≒ 変化をポジティブに受け入れているか

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© KAKEHASHI Inc. ポジティブに受け止めやすい変化 ● ユーザー増加率が想定より高く、早急にインフラ増強が必要 ● 顧客インサイトが得られ、追加で開発する内容が明確化 ● ビルド時間が長期化、CI/CDパイプライン改善の優先度を上げた

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© KAKEHASHI Inc. ポジティブに受け止めづらい変化 ● 計画していた技術的負債の返済が機能開発優先で後回しに ● 他事業を優先するためにチーム規模を縮小し人員を拠出 ● これまで時間と労力をかけて開発していたものが中止

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© KAKEHASHI Inc. プロスペクト理論 ● 行動経済学者ダニエル・カーネマンらが提唱 ● 3つの柱 ○ 損失回避性 ■ 利益を得る喜びよりも、同等の損失から受ける苦痛を2~2.5倍強く感じる ○ 参照点依存性 ■ ある基準からの変化によって損得を判断する ○ 確実性効果 ■ 不確実性を嫌い、確実な結果を過大評価する

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ある時点と比較し 損失に感じられる変化は 辛く感じる

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© KAKEHASHI Inc. 損失回避性、参照点依存性が⽣む喪失感 ● 計画していた技術的負債の返済が機能開発優先で後回しに ● 他事業を優先するためにチーム規模を縮小し人員を拠出 ● これまで時間と労力をかけて開発していたものが中止 負債解消 できると思ったのに… 全体最適はわかるけど 自分のチームから人が減るのは痛い ここまでやったことが ムダになってしまう…?

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© KAKEHASHI Inc. 無力感を生む状況 ● チーム外からの強い要請でスプリントゴールが変更 ● 兼務が多く、それぞれのチームに少しずつしか入れない ● ステークホルダーマネジメントに難航し意思決定が遅れる

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© KAKEHASHI Inc. 無力感を生む状況 ● チーム外からの強い要請でスプリントゴールが変更 ● 兼務が多く、それぞれのチームに少しずつしか入れない ● ステークホルダーマネジメントに難航し意思決定が遅れる 自律性が侵害されると自己効力感が奪われる

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© KAKEHASHI Inc. 拡張形成理論(再掲) ● バーバラ・フレドリクソンにより提唱 ● ポジティブな感情は人の思考や行動の選択肢を広げるという理論 ● 変化と向き合う上で、ポジティブであることは重要 ポジティブ 感情 拡張 形成 喜び,興味, 感謝,希望 視野の拡大 創造的な思考 健康、活力 スキル、知識 回復力、自尊心 人間関係、信頼

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© KAKEHASHI Inc. ゴキゲンさを保つことは容易ではない 外的な変化が生む 喪失感 停滞が損なわせる 自己効力感

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© KAKEHASHI Inc. ゴキゲンさを保つことは容易ではない 外的な変化が生む 喪失感 停滞が損なわせる 自己効力感 どのようにしてゴキゲンさを保つのか?

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自分自身と向き合う

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© KAKEHASHI Inc. ストレスになっているものを見極める 外部要因 内部要因

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© KAKEHASHI Inc. “ユーザー増加率が想定より高く、早急にインフラ増強が必要” “これまで時間と労力をかけて開発していたものが中止” どちらにストレスを感じる?

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© KAKEHASHI Inc. “ユーザー増加率が想定より高く、早急にインフラ増強が必要” “これまで時間と労力をかけて開発していたものが中止” どちらにストレスを感じる? 事業貢献 技術的チャレンジ 明確な目標 プレッシャー やりたいことの劣後 フェイルファスト 新機会への投資 徒労感 自己効力感の低下 不信感

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© KAKEHASHI Inc. 何がストレスになるかは人により異なる 出来事 価値観 経験 生じる感情

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© KAKEHASHI Inc. ポジティブに捉えるケース 出来事 価値観 経験 生じる感情 “ユーザー増加率が想定より高く、早急にインフラ増強が必要” 顧客への価値貢献を 大切にしている 嬉しさ 「もっと価値を届け られる」

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© KAKEHASHI Inc. ネガティブに捉えるケース 出来事 価値観 経験 生じる感情 “ユーザー増加率が想定より高く、早急にインフラ増強が必要” 過去に急ぎのインフ ラ作業で大規模障害 を起こした 強いプレッシャー 恐怖

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© KAKEHASHI Inc. 発生したActivating Event(出来事)に対して Belief(信念、考え方)が影響し Consequence(感情)を引き起こす、という理論。 ABC理論 出来事 信念 感情

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© KAKEHASHI Inc. 急いでインフラ作業をするのは危ないと考えている けれどそれをやらざるを得ない ストレスの背景にはそういった衝突がある 出来事と信念の衝突がストレスを生む 出来事 信念 感情

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© KAKEHASHI Inc. 周囲とのズレもストレスになっていく 外部要因 インフラ作業を 急ぎで実施する 必要がある めっちゃ怖いけど 僕以外は 気にしてない…

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© KAKEHASHI Inc. 周囲とのズレもストレスになっていく 外部要因 インフラ作業を 急ぎで実施する 必要がある 僕がダメなのか…? 内部要因 共感を得られず 不安が増幅

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© KAKEHASHI Inc. 僕が抱えていたモヤモヤ いいチームは安定して結束しているも のだと僕は思って  いる。それなの にチームから何人  も異動させるの は、全体最適の観   点でわかるけ ど心情的には受け    入れがたい ものがある。あー    つらいなぁ

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© KAKEHASHI Inc. 頭では全社最適であるべきだと思いながらも、信念の衝突から 悲しい、辛いという感情が心の中にあった まさに、出来事と信念が衝突した 出来事 信念 感情 全社最適のため チームから複数名が異動 良いチームは 安定し結束している 自分は良いチームを 壊してしまった 悲しい、辛い

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© KAKEHASHI Inc. ストレスの原因。自分の価値観・経験と衝突するからだ。 それがわかったから、もう僕はゴキゲンになれるぜ!! ……なんて器用に、人間はできていない そう簡単に割り切れるものではない

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© KAKEHASHI Inc. 価値観とのズレを感じてしまうから それで感情が揺れてしまうから 僕たちはストレスを感じる であれば、感情をもたなければいいのでは!!?? 感情が揺れるからストレスを感じる

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© KAKEHASHI Inc. というわけにはいかない 内部要因 内部から発生するストレスについては、 内省などである程度やわらげることができる

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© KAKEHASHI Inc. というわけにはいかない 外部要因 内部要因 外部から発生する揺さぶりを完全に避けることは難しい 避けようとしすぎると不確実性を回避したくなり、新しいことに 対して身構えてしまう

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© KAKEHASHI Inc. 感情は揺れるもの、と心得る 無理やり感情を抑えるのではなく、感情が揺れていることを受け止 め、そのうえで感情を引き起こしているストレスと向き合い 対処していきたい

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ストレスと向き合う

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© KAKEHASHI Inc. コーピング ● ストレスに対処するための認知的‧⾏動的な⼯夫。 ● ⼼を回復させ、再びゴキゲンな状態に戻すための技術。

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© KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 2つのコーピング 問題焦点型 情動焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す

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© KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 2つのコーピング 問題焦点型 情動焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す どちらでアプローチしたい?

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© KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す ストレッサーそのものに 働きかけて解決する エンジニアとしては問題解決に直⾏したい 問題焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する

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うおおおおおおおおお おおおお  おおおお おおおお  おおおお おおおおおおおおおお

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“全社最適ではそうするべきだから、 減った人数でどうするか 優先順位つけていこうよ”

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うるせえええええええ ええええ  ええええ ええええ  ええええ ええええ   えええ

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うるせえええええええ ええええ  ええええ ええええ  ええええ ええええ   えええ 感情が昂ぶっているときに 根本解決へアプローチすることは難しい

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© KAKEHASHI Inc. ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 問題焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す まず、落ち着くところから始める

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© KAKEHASHI Inc. 情動的コーピングの例 ● 軽く⾝体を動かす(ウォーキングなど) ● 好きなヘヴィメタルを聴く ● メンバーと雑談する ● 考えていることや気持ちを書き出す ● プラモを組む ● 珈琲を淹れる ● 素数を数える

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© KAKEHASHI Inc. 情動的コーピングの例 ● 軽く⾝体を動かす(ウォーキングなど) ● 好きなヘヴィメタルを聴く ● メンバーと雑談する ● 考えていることや気持ちを書き出す ● プラモを組む ● 珈琲を淹れる ● 素数を数える みなさんはどうやって コーピングしてる?

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© KAKEHASHI Inc. チームでの取り組みがコーピングになる例 ● 週に⼀度の「雑談タイム」 ● レトロスペクティブ ● メンバー間1on1 ● 20%ルール導⼊などによる余白の設計

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© KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 落ち着いたら、あらためて問題と向き合う 問題焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する

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© KAKEHASHI Inc. ABC理論のB(信念)を意識的に選びなおし、 出来事の意味づけを変える(リフレーミング) もうひとつのアプローチ 出来事 信念 感情

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© KAKEHASHI Inc. 「これまで時間と労力をかけて開発していたものが中止」 リフレーミングの例 信念 開発したものは世の中に出て使われてこそ 初めて価値が生まれる 開発した経験は自分の血肉となる 早い意思決定は将来の機会損失を防ぐ いったん自身の感情を受け止めることで、ポジティブなリフレーミングが可能になる

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© KAKEHASHI Inc. ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 問題焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す 落ち着いていることが⼤事

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© KAKEHASHI Inc. 段階的にストレスと向き合っていく 気づく 落ち着く 捉え直す 解決する ABC理論でストレス 要因に気づく 情動焦点型 コーピングでリセット リフレーミングで意 味づけを変える 問題焦点型 コーピングで解決

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© KAKEHASHI Inc. 朝起きて、支度して、妻と子供を送り出したらすぐ仕事…という ルーティンから、仕事前に30-60分程度の散歩をするようにした 回を重ねるごとに思考がクリアになり、ポジティブになっていった 僕は、一度手放していた習慣を取り戻した

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© KAKEHASHI Inc. 情動的コーピングによって落ち着くことで、 出来事の捉え方をリフレーミングできるようになった コーピングを経てリフレーミングへ 出来事 信念 感情 全社最適のため チームから複数名が異動 良いチームは 安定し結束している 良いチームは 組織さえも変えられる 組織を変える良いチーム になった、という 誇らしさ

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© KAKEHASHI Inc. 「抱え込み」にご⽤⼼ ● ストレスと向き合うことは、ゴキゲンでいるためには重要 ● けれども、ストレスの原因と向き合っている中で全ての原因を ⾃分に求め、⾃分を追い込んでいないか?は要注意

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© KAKEHASHI Inc. 自責思考 外部要因 内部要因 責任感の強い⼈は、⾃責思考の傾向がある。これが⾏き過ぎると ストレスを感じていること⾃体を⾃責してしまい どんどん⾟くなってしまう

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© KAKEHASHI Inc. 1⼈でストレスと向き合うのって、簡単じゃないよね

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つながりの⼒

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© KAKEHASHI Inc. ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 問題焦点型 ● タスクの優先度を見直す ● 関係者と話し合う ● リソースを調整する 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 ● 深呼吸する ● ヘヴィメタルを聴く ● 誰かと話す 誰かと話す、ということの⼤切さ

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© KAKEHASHI Inc. 自分にない視点を得て気づきにつながったり、気分を落ち着かせて くれたり、新しい考え方のヒントをくれたり。 つながりがストレスマネジメントを助ける 気づく 落ち着く 捉え直す 解決する 周囲とのつながり

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© KAKEHASHI Inc. つながりは外部要因と向き合う力になる 外部要因 内部要因 大規模な組織変更、急激な景気変動。自助努力ではどうにもならな いこともある。そういうとき、つながりが外部要因の変化と向き合 う力をくれる

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© KAKEHASHI Inc. つながりは、当たり前のものではない 同じチーム・会社にいるからといって 同じコミュニティに参加しているからといって つながりが勝手にできるわけじゃない

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© KAKEHASHI Inc. つながりは、時間をかけて⽣まれていく

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© KAKEHASHI Inc. つながりを設計できているか 大切な仲間を、1人きりにしていないか?

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© KAKEHASHI Inc. つながりを設計できているか 「困ったらいつでも聞いてください」

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© KAKEHASHI Inc. 信頼関係がない状態では聞きづらい なんか忙しそうにしてる… 相談するタイミングが掴めない。 本当にサポートしてくれるだろうか

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© KAKEHASHI Inc. 仲間を1人にしない ● 「必要なときだけコミュニケーションしよう」はちょっと危険 ● 日頃コミュニケーションしているからこそ、辛いときに頼れる ● そういう場を設計する

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© KAKEHASHI Inc. 現場で起こっていたこと ● Engineering Manager(EM)は自分の力でなんとかしようとする ● 会社のコンテキスト理解など支援が必要な新任EMも、この傾向 気づく 落ち着く 捉え直す 解決する 周囲とのつながり まだ社内につながりが少ない& 自分でなんとかしようとするため つながりによる支援が受けられない

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© KAKEHASHI Inc. つながり形成の優先順位を上げる ● CTO、Head of Engineering(HoE)で相談 ● 新任のEMにメンターをつける ● EMのサポートを明確にHoEの優先事項とし、定期的に時間確保 ● 直接のレポートラインではないHoEがメンターとなる ● 斜めのメンター、ナナメンター ※スキップ問題への対処 相談するための時間は他の予定に対して優先順位が下がりがちで、スキップ対象となりやすい 予定が重複した時は必ず2-3営業日以内にリスケするなど、予定が被ったときのバックアッププラ ンは用意しておきたい

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© KAKEHASHI Inc. ナナメンターをやってみて 新任EM HoE 自チーム以外のことが知れて、 EM定例でも発言しやすくなりました! 直属の上司だと「もっと整理してから…」 となるけど、まだ考えがまとまっていない 状態から相談することができました。 他のヘッド陣ともやってみたいです! ローテとかあるとよさそう

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© KAKEHASHI Inc. 孤独なのはマネージャーだけではない ● チームによっては、あるロールが1⼈だったり、いなかったり ● 同じロールでの組織横断でのつながりが孤独から救う

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© KAKEHASHI Inc. つながりが生まれる仕組みをつくる ● 相互理解を促進するワークショップの開催 ○ 偏愛マップなど ● チーム横断でのイベントの開催 ○ 日頃の取り組みを紹介するLT会 ○ 特定のテーマについて掘り下げる研究会など ● ともに働く文化の醸成 ○ ペアプロ・モブプロの奨励など ■ オフィスにペア・モブスペースを置くなど ■ オンラインならHuddle繋ぎっぱなしを奨励するなど ● 仕組みをアップデートする仕組み ○ 組織課題について話し合う場の設定 ○ 組織スコープのワーキングアグリーメントの提案フロー構築

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© KAKEHASHI Inc. 一番大事なこと ● これらの仕組みが、形骸化しないこと ● 「忙しさ」で取り組みがスキップされ続けると仕組みは壊れる 例えば…… ● LT会で発表者が集まらず毎回スキップ ● マネージャー定例で欠席者が多く組織課題の議論 が進まない 重要性が感じられていないと、こうなる

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© KAKEHASHI Inc. そうならないために ● 効果を計測する ○ エンゲージメントスコアの計測、ヒアリング実施 ● 実施状況を把握する ○ スキップされる実態があれば是正する ● メッセージングし続ける ○ CTO,HoEなどから重要性を発信し続ける

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© KAKEHASHI Inc. そして、仲間は会社の外にもいる ● 同じ興味関心だったり、同じロールで課題感を共有していたり ○ 社内に悩みを分かち合う人がいなくても、コミュニティには 存在する ● ナナメンターの、より距離が離れた存在 ○ コンテキストを共有していないからこそ、利害がないからこ そ相談できる存在

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© KAKEHASHI Inc. 僕も、たくさんの仲間に支えられてきた ふりかえりについて熱く語り合った マネジメントの悩みを分かち合った DevOps!DevOps!と叫び、互いに火を灯しあった 会社の文脈を超えたつながりに、幾度となく助けられてきた

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© KAKEHASHI Inc. お気づきでしょうか この場所には、そういう仲間が たくさんいるじゃないか!

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© KAKEHASHI Inc. というわけで ● 相談してみよう ○ 隣の人と、「会社の人には相談できないこと」を 話してみよう(3min.) ● たとえば…… ○ 今はマネージャーだけど、エンジニアとして手を動かしたい ○ 会社の方針や技術選定で気になるところがある ○ 最近忙しくて、疲れちゃって全然動けなくてェ 話しづらかったら、 Discordに書き込む、周囲の話に耳を傾ける もアリです!

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© KAKEHASHI Inc. どうだった? 今日のそのつながりが、一生の財産になるかもしれない

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© KAKEHASHI Inc. つながりをチームに還元する ● コミュニティで得たものは、現場に持ち帰る ● 「これすげーんだぜ!」だけじゃなく、課題に効く学びを ● プラクティスではなく共感でもいい コミュニティ での学び 現場 での学び

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティの学びが現場を熱くする ● カンファレンスのキーノートを聞き、チームに変化をもたらす ● コミュニティの熱量のまま、現場にDeep Diveする ● 再演会で、社内に熱気をそのまま持ち込む 最高の仲間たちが、チームとコミュニティを地続きに

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いきいきしてるか?

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティは「ゴキゲン」をくれる ● コミュニティのゴキゲンを、チームに持ち込む ● するとチームがコミュニティとつながっていく ● 仮にチームを離れても、どこかで繋がる。縁をつなぎ続けよう コミュニティ での学び 現場 での学び

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燃え尽きないために

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© KAKEHASHI Inc. 火を灯し続ける ● とてつもなく大きな変化が現在進行系で起こっている ● だからこそ僕たちはゴキゲンでいたい ● ゴキゲンさがあれば、変化を乗りこなしていける ポジティブ 感情 拡張 形成 喜び,興味, 感謝,希望 視野の拡大 創造的な思考 健康、活力 スキル、知識 回復力、自尊心 人間関係、信頼

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© KAKEHASHI Inc. 自分と、ストレスと向き合い、たとえ感情が揺れ動いたとしても 自分の力でポジティブを取り戻す。そんなゴキゲンな人になろう。 自分をみつめ、ストレスと向き合う 気づく 落ち着く 捉え直す 解決する

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© KAKEHASHI Inc. 1人でなんとかしようとしない。チームを、会社を、コミュニティ を頼ろう。安心して、変化を抱擁するために。 あなたは1人ではない 気づく 落ち着く 捉え直す 解決する 周囲とのつながり

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最後に、もう一度。

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いきいきしてるか?

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© KAKEHASHI Inc. 𝕏 @kakehashi_dev ぜひフォローしてください! ありがとうございました!! セルフマネジメントについての本 ぜひ予約してください!