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変化の激しい時代をゴキゲンに生き抜くために 〜ストレスマネジメントのススメ〜

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変化の激しい時代をゴキゲンに生き抜くために 〜ストレスマネジメントのススメ〜

Scrum Fest Niigata 2026
https://confengine.com/conferences/scrum-fest-niigata-2026/proposal/49057
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KAKEHASHI PRO

May 08, 2026

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Transcript

  1. © KAKEHASHI Inc. われわれに待ち受ける様々な変化 • ユーザー増加率が想定より高く、早急にインフラ増強が必要 • 顧客インサイトが得られ、追加で開発する内容が明確化 • ビルド時間が長期化、CI/CDパイプライン改善の優先度を上げた

    • 計画していた技術的負債の返済が機能開発優先で後回しに • 他事業を優先するためにチーム規模を縮小し人員を拠出 • これまで時間と労力をかけて開発していたものが中止
  2. 小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringとして アジャイル・OKRの組織展開・浸透を実践。 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カ ケハシにジョイン、2025年3月よりSCM Head

    of Engineering。 スクラムフェス、Startup in Agile、EMConf JPなどに出没。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック • エンジニアのための自己管理入門 NEW! 2026/06/24発売! 受賞: • Developers Summit 2024 Summer ベストスピーカー賞 (2位) • Developers CAREER Boost 2024 ベストスピーカー賞 (1位) • Developers Summit 2025 Summer ベストスピーカー賞 (2位,5位) • Developers Summit 2026 Dev x PM Day ベストスピーカー賞 (2位) NEW!
  3. © KAKEHASHI Inc. 拡張形成理論 • バーバラ・フレドリクソンにより提唱 • ポジティブな感情は人の思考や行動の選択肢を広げるという理論 • 変化と向き合う上で、ポジティブであることは重要

    ポジティブ 感情 拡張 形成 喜び,興味, 感謝,希望 視野の拡大 創造的な思考 健康、活力 スキル、知識 回復力、自尊心 人間関係、信頼
  4. © KAKEHASHI Inc. プロスペクト理論 • 行動経済学者ダニエル・カーネマンらが提唱 • 3つの柱 ◦ 損失回避性

    ▪ 利益を得る喜びよりも、同等の損失から受ける苦痛を2~2.5倍強く感じる ◦ 参照点依存性 ▪ ある基準からの変化によって損得を判断する ◦ 確実性効果 ▪ 不確実性を嫌い、確実な結果を過大評価する
  5. © KAKEHASHI Inc. 拡張形成理論(再掲) • バーバラ・フレドリクソンにより提唱 • ポジティブな感情は人の思考や行動の選択肢を広げるという理論 • 変化と向き合う上で、ポジティブであることは重要

    ポジティブ 感情 拡張 形成 喜び,興味, 感謝,希望 視野の拡大 創造的な思考 健康、活力 スキル、知識 回復力、自尊心 人間関係、信頼
  6. © KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 2つのコーピング 問題焦点型 情動焦点型

    • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う • リソースを調整する • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く • 誰かと話す
  7. © KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 2つのコーピング 問題焦点型 情動焦点型

    • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う • リソースを調整する • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く • 誰かと話す どちらでアプローチしたい?
  8. © KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く

    • 誰かと話す ストレッサーそのものに 働きかけて解決する エンジニアとしては問題解決に直⾏したい 問題焦点型 • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う • リソースを調整する
  9. © KAKEHASHI Inc. ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 問題焦点型 • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う

    • リソースを調整する 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く • 誰かと話す まず、落ち着くところから始める
  10. © KAKEHASHI Inc. 情動的コーピングの例 • 軽く⾝体を動かす(ウォーキングなど) • 好きなヘヴィメタルを聴く • メンバーと雑談する

    • 考えていることや気持ちを書き出す • プラモを組む • 珈琲を淹れる • 素数を数える
  11. © KAKEHASHI Inc. 情動的コーピングの例 • 軽く⾝体を動かす(ウォーキングなど) • 好きなヘヴィメタルを聴く • メンバーと雑談する

    • 考えていることや気持ちを書き出す • プラモを組む • 珈琲を淹れる • 素数を数える みなさんはどうやって コーピングしてる?
  12. © KAKEHASHI Inc. 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く

    • 誰かと話す ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 落ち着いたら、あらためて問題と向き合う 問題焦点型 • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う • リソースを調整する
  13. © KAKEHASHI Inc. ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 問題焦点型 • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う

    • リソースを調整する 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く • 誰かと話す 落ち着いていることが⼤事
  14. © KAKEHASHI Inc. 段階的にストレスと向き合っていく 気づく 落ち着く 捉え直す 解決する ABC理論でストレス 要因に気づく

    情動焦点型 コーピングでリセット リフレーミングで意 味づけを変える 問題焦点型 コーピングで解決
  15. © KAKEHASHI Inc. 情動的コーピングによって落ち着くことで、 出来事の捉え方をリフレーミングできるようになった コーピングを経てリフレーミングへ 出来事 信念 感情 全社最適のため

    チームから複数名が異動 良いチームは 安定し結束している 良いチームは 組織さえも変えられる 組織を変える良いチーム になった、という 誇らしさ
  16. © KAKEHASHI Inc. ストレッサーそのものに 働きかけて解決する 問題焦点型 • タスクの優先度を見直す • 関係者と話し合う

    • リソースを調整する 感情を落ち着かせる 受け止め方を変える 情動焦点型 • 深呼吸する • ヘヴィメタルを聴く • 誰かと話す 誰かと話す、ということの⼤切さ
  17. © KAKEHASHI Inc. 現場で起こっていたこと • Engineering Manager(EM)は自分の力でなんとかしようとする • 会社のコンテキスト理解など支援が必要な新任EMも、この傾向 気づく

    落ち着く 捉え直す 解決する 周囲とのつながり まだ社内につながりが少ない& 自分でなんとかしようとするため つながりによる支援が受けられない
  18. © KAKEHASHI Inc. つながり形成の優先順位を上げる • CTO、Head of Engineering(HoE)で相談 • 新任のEMにメンターをつける

    • EMのサポートを明確にHoEの優先事項とし、定期的に時間確保 • 直接のレポートラインではないHoEがメンターとなる • 斜めのメンター、ナナメンター ※スキップ問題への対処 相談するための時間は他の予定に対して優先順位が下がりがちで、スキップ対象となりやすい 予定が重複した時は必ず2-3営業日以内にリスケするなど、予定が被ったときのバックアッププラ ンは用意しておきたい
  19. © KAKEHASHI Inc. つながりが生まれる仕組みをつくる • 相互理解を促進するワークショップの開催 ◦ 偏愛マップなど • チーム横断でのイベントの開催

    ◦ 日頃の取り組みを紹介するLT会 ◦ 特定のテーマについて掘り下げる研究会など • ともに働く文化の醸成 ◦ ペアプロ・モブプロの奨励など ▪ オフィスにペア・モブスペースを置くなど ▪ オンラインならHuddle繋ぎっぱなしを奨励するなど • 仕組みをアップデートする仕組み ◦ 組織課題について話し合う場の設定 ◦ 組織スコープのワーキングアグリーメントの提案フロー構築
  20. © KAKEHASHI Inc. 一番大事なこと • これらの仕組みが、形骸化しないこと • 「忙しさ」で取り組みがスキップされ続けると仕組みは壊れる 例えば…… •

    LT会で発表者が集まらず毎回スキップ • マネージャー定例で欠席者が多く組織課題の議論 が進まない 重要性が感じられていないと、こうなる
  21. © KAKEHASHI Inc. そうならないために • 効果を計測する ◦ エンゲージメントスコアの計測、ヒアリング実施 • 実施状況を把握する

    ◦ スキップされる実態があれば是正する • メッセージングし続ける ◦ CTO,HoEなどから重要性を発信し続ける
  22. © KAKEHASHI Inc. というわけで • 相談してみよう ◦ 隣の人と、「会社の人には相談できないこと」を 話してみよう(3min.) •

    たとえば…… ◦ 今はマネージャーだけど、エンジニアとして手を動かしたい ◦ 会社の方針や技術選定で気になるところがある ◦ 最近忙しくて、疲れちゃって全然動けなくてェ 話しづらかったら、 Discordに書き込む、周囲の話に耳を傾ける もアリです!
  23. © KAKEHASHI Inc. 火を灯し続ける • とてつもなく大きな変化が現在進行系で起こっている • だからこそ僕たちはゴキゲンでいたい • ゴキゲンさがあれば、変化を乗りこなしていける

    ポジティブ 感情 拡張 形成 喜び,興味, 感謝,希望 視野の拡大 創造的な思考 健康、活力 スキル、知識 回復力、自尊心 人間関係、信頼