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リモートワークを支える文化 和田 修一 / [email protected] 2020/03/11

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自己紹介&サービス紹介 2

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アルについて 3 アル株式会社 取締役 CTO 和田修一 / wadap 株式会社nanapi取締役CTOを経験し、2014年に同 社をKDDIへ売却。開発/マネジメント/採用/技術広 報などに携わる. CTO退任後はコンサル・技術顧問・エンジェル投 資などで複数の会社と関わる. 2019年2月にアル株式会社 取締役CTOに就任. ギタリストとしても活動中. 自己紹介

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アルについて 4 https://note.com/wadap/n/n434626df6421

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アルについて 5 アルは「世界中の人がマンガを楽しめるようにする」をミッションに、マンガの読 者のためのサービスを開発している会社です。 アル 2019年1月22日リリース https://alu.jp Web / iOS / Androidで提供

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アルについて 6 アルの強みはコマ投稿やコラボ企画など 出版社とアライアンスを組み「共創」することで他社にない価値を提供しています コマ投稿 マンガのコマを切り取り、SNSやブ ログで活用することができる機 能。 集英社、講談社、小学館、カドカ ワ、芳文社、新潮社、など主要出 版社をほぼ網羅し権利関係を処理 している コラボ企画 こち亀や、その他準備中のいくつかな ど、「SNSでマンガを盛り上げるため のサービス」を提供している。 診断、クイズ、人気投票など、様々な 企画を出版社は実施ができる。

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アルのリモート 7

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アルのリモート 8 アルのリモートには3種類あります リモート前提雇用 申請リモート 会社判断のリモート 雇用時にリモートを前提としている ケース。 現在は東京オフィス以外に、宮崎・ 香川から働いているメンバーがそれ ぞれいる。 東京にオフィスを構えているが、当 日申請でリモートワークに切り替え られる仕組み。 週に1日を上限とし、半日単位で申 請が可能。 天災などにより、出社をすべきでな いと会社が判断した場合。 コロナウイルス対策で現在はこの対 策をとっている。現在3週間ほど運 営中。

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アルのリモート 9 リモートを前提とした ”当たり前の仕組み作り” を普段からしておく 業務進行における問題 仕事の確認や進捗の確認など スクラム開発を利用。「なんちゃってスクラム」ではな くちゃんとスクラムを導入したうえで運用をしている。 意思決定について それぞれの役割で決められる範囲を明確にする。 スクラムにおける仕組みと組織図の配置で解決。 コミュニケーションにおける課題 会議や定例の報告会など リモートのメンバーがいるときはzoomで会議を実施。 事前にアジェンダを用意しておく。ブレストの場合は miroをホワイトボードとして活用。 チャットコミュニケーション 普段の業務は基本的にSlackにおけるテキストコミュニ ケーション。分報や雑談チャンネルも活発に。

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アルのリモート 10 とても普通なことを支えるために リモートワークを特殊なものとして扱わない リモートにいてもそうじゃなくても同様に仕事をできるように環境をつくっておくことが大事。 会社にいないとアクセスできない情報をなくす、意思決定はドキュメントに残しておくなど。 1つ1つは特別なことは何もなく、普段からの行動を見直すことが大事。 やり方やツールの改善を怠らない 利用するツールなどは1回導入したものをいつまでも使うのではなく常に見直し続ける。 プロジェクト管理だけでも「Github Project」→「Asana」→「Jira」と変えて行った。 慣れは大事だけれど、最適のほうが大事。 言語化能力が求められる 限られたコミュニケーションの手段しか取ることができないため、高い言語化能力が求められる。 オンライン会議システムを使ったとしても、基本的にはアジェンダが軸になる。

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アルのリモート 11 アルでの直近での改善 その1 日報を書きやすくする試み FWの学習も兼ねて作成されたサービス Slackを課題にする仕組み Slackでの課題発言を流れないようにする zapierをつかったしくみ

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アルのリモート 12 アルでの直近での改善 その2 仕事の開始・終了の記録 リモートを開始しているか?を周知させた い。リモート時間を記録したい 日報の投稿 日々の日報をちょっとコミュニケーションが うまれるようにしたい

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アルのリモート 13 アルでの直近での改善 その3 コミュニケーション施策 リモート飲み会を実施した ラフなコミュニケーションが減っていたため、リモー トでの飲み会の実施。ただ集まるだけでなくテーマの ルーレットなど用意をしてくれて非常に盛り上がっ た。 https://note.com/hunbarihotspring/n/nd2e910e4a2da

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リモートワークの課題 14 リモートワークの支援や自己管理について リモートワークを行う上必要なものへの支援について 「作業用マシン」「安定したネットワーク」「作業可能なスペース」の3点は必須のものとしてあげられる。 「作業用マシン」は会社が貸与するものとしても「ネットワーク」「スペース」の2つはどこまで支援すべきか? リモートは出社以上に私生活と密結合になるため、支援の範囲が難しい。 コワーキングスペースの利用など 平常時はリモートワーク の選択肢として「コワーキングスペース」もあげられる。 自宅以外の利用時の支援を会社がすべきか?また、情報セキュリティ観点で許可すべきか? 健康管理を自身で行うことができるか? 完全に自宅のみで仕事をすることになった場合、全く家を出ずに日々を過ごすことも可能になる。 確実に心身にとってマイナスなので、自己管理能力がより問われる。

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Appendix 15

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業務の分類について 16 業務を分類し、それぞれのやり方で業務を設計しておく 16 プロジェクト型 依頼対応型 ルーチン型 特徴 業務の実施内容が定型のものではな く、ケースバイケースになる場合。 開発などはここに分類されることが多 い。スクラムでの管理に向いている。 特徴 誰かの依頼に応じて発生するタスク。 基本的に業務内容は定型のものが多 い。 SaaSなどの利用で効率化をしやすい領 域。 特徴 タスクのトリガーが時間になるもの。 指定の日時に特定のことを処理するな どのもの。 自動化やRPA化が可能なものは徹底的 にやりつくしておくことが望ましい。