Slide 1

Slide 1 text

書を携えて コミュニティに参加しよう 職場でxUnitが許されなかった私のAgile接触戦略

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 松浦 春選(はる) ● FAJ四国サロン 世話人会メンバー ● 高知生まれの高知育ち ● 日本に同姓同名は居ません ● 地元独立系IT企業勤務 ○ プログラマやってます(20年以上) ■ プロバイダ保守&ヘルプデスク ■ ネットワーク構築 ■ N-BASIC、C、Java、VB6、C#等々 ■ 初めて触ったのはNEC PC-8001 ■ 現職は行政向けPKG開発

Slide 3

Slide 3 text

伝えたい事

Slide 4

Slide 4 text

第一週「生まれたい! アジャイルしたい!」 ● 10年以上前に「自動テスト」を知り、当時派遣中 の開発案件で試せた。 ● jUnitの出す「オールグリーン」の安心感!カバ レッジによるテスト状況の可視化!最高!! ● しかし、あれから10年以上、職場に自動テストを 取り込もうとしたが、結局できなかった

Slide 5

Slide 5 text

● プロパーから言われたやり方以外でできるわけないやろ ● 失敗したら責任取れるんか ● やったこと無い方法なんか採れるか 上司と対立し、周囲から孤立 アジャイル?

Slide 6

Slide 6 text

第二週「学びたい!」 ● 仕方がないので、独学。でも、本は 読んでも、何冊目かになると、頭に 入ってこない。 ● 自動テストがやれないなら、今「体 験」できる事は?アジャイルを僅か にでも感じれないか? ● 「ファシリテーション」の勉強会で感 じた安心感

Slide 7

Slide 7 text

第三週「アウトプットしたい!」 JAWS-UG高知0回で「ギバーになれ」「100回の聴衆 より、1回の登壇」に共感し、実行しようと考える。し かし… →AWS :社内に案件を作れない… →アジャイル :やってみた事例が作れない… →ファシリテーション :そんな時に運営への お誘い。四国サロンの運営にダイブ! 四国サロンの勉強会でアウトプット!

Slide 8

Slide 8 text

第四週「アジャイルになりたい!」 ● ファシリテーションを知っていく過程で、組織開発 や人材育成、コミュニケーションにも興味が沸く。 ● 勉強会の準備で本を沢山読んで考えるように なった。 ● アジャイル開発の自動テストは結局1回きりだっ たが、「人」「組織」の視点でアジャイルを考えら れるようになった。 ● 「Don't just do agile. Be agile.」がストンと腑に 落ちる自分が居た

Slide 9

Slide 9 text

結論(1/4) 自分なりのアジャイルの解釈 WFとは「文化」と全体最適の前提の違いだけ 前提:ゴールははっきりとは見えない。 段々と見えてくるもの。前例は無い 解決策は自分達で検討し、効果を計測す る。リーダーシップ(L)とジェネラリスト(G) の集団。全員の当事者意識と、成長意欲 で自己組織化

Slide 10

Slide 10 text

結論(2/4) 自分なりのアジャイルの解釈 WFとは「文化」と全体最適の前提の違いだけ 前提:ゴールと道筋(解決策)は確定してい る。前例がある。 コマンド&コントロール+単能プロフェッ ショナルの集団。指示に従っていれば、組 織は機能するので、フィードバックは必須 ではない。

Slide 11

Slide 11 text

結論(3/4)自分なりの成長戦略 ● 本を介して独学はする。でも、アウトプットを 意識して学ぶ。 運営側に立つと、否応無しにアウトプットが 必要。私の場合はそれも原動力になった。 (失敗もあるけれど) ● 成長感が鈍ったら、立ち位置や環境を変え る。でも、軸はブレない。振り返ると私の軸 は「安心感」だった。

Slide 12

Slide 12 text

結論(4/4)自分なりの成長戦略 ● コミュニティ運営はいろんな意味で「アジャイ ル」を学べる場 ○ 先達から純粋な知識(プラクティス)を得 られる ○ 対等な関係、即時性のあるフィードバック を得る(これが意外と難しい) ○ 当事者意識を持ち何でも屋でないと運営 できない

Slide 13

Slide 13 text

振り返ってみると… アジャイル開発はできなくても、 仕事でアジャイルが活かせなくても、 コミュニティのおかげで「アジャイル」に接し 続けることができた。判ろうとして考え続ける ことができた。 「アジャイル」を自分なりに言語化できた 10年だった。 (でも、やっぱりTDDやりたい…)

Slide 14

Slide 14 text

書を携えて コミュニティに参加しよう 独学したものと、 アウトプットする 意思を携えて 運営、登壇者として アジャイルが実践 できる環境に居な いなら

Slide 15

Slide 15 text

あじゃいる作文 あ じゃ い る あれ?もっと良くする方法思いついた! じゃぁ、それやってみようよ! 一旦立ち止まって、効果があったか振り 返ってみよう! ループ!それがフィードバックループだ!