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加賀さんと僕 5 〜艦これウィジェットと個人開発を継続する技術〜 @otiai10 2021/12/06

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はじめに

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井口裕香

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これまでの資料 1. [2013] 加賀さんと僕〜艦これウィジェットの紹介と説明〜 2. [2013] 加賀さんと僕〜艦これウィジェットの課題と実装〜 3. [2013] 加賀さんと僕〜艦これウィジェットの新機能とか〜 4. [2014] 加賀さんと僕〜艦これウィジェットの公開と教訓〜

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目次 1. 『艦これウィジェット』とは 2. 個人開発ソフトウェアのライフサイクル仮説 3. 個人開発を継続する技術 4. 『艦これウィジェット』での実践 5. 『艦これウィジェット』の今後

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『艦これウィジェット』とは、艦これをプ レーしやすくするChrome拡張です Chromeウェブストアで公開さ れている拡張で、Chromeでの 「艦これ」のプレーをいくらか ラクに(≠自動化)します。 あくまで非公式ツールであり、 「本来なら無いほうがよいもの である」という考えのもと、公 開しています。 GitHubでソースコードを公開し ており、いつでも誰でもforkお よび開発に参加できます。

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本日のトピック https://github.com/KanCraft/kanColleWidget/graphs/contributors

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本日のトピック https://github.com/KanCraft/kanColleWidget/graphs/contributors 細いながら、自分はなぜ続けてこれたんだろうか?

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目次 1. 『艦これウィジェット』とは 2. 個人開発ソフトウェアのライフサイクル仮説 3. 個人開発を継続する技術 4. 『艦これウィジェット』での実践 5. 『艦これウィジェット』の今後

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個人開発のきっかけは? ● 不便を感じたから ● 面白いことをしたかったから ● あったらいいなを作りたかったから ● コードを書く機会がほしかったから ● 使ってみたい技術があったから ● etc...

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個人開発のきっかけは? ● 不便を感じたから ● 面白いことをしたかったから ● あったらいいなを作りたかったから ● コードを書く機会がほしかったから ● 使ってみたい技術があったから ● etc...

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個人開発のきっかけは? ほしい × できる バリュー × デリバリ

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 e.g. 興味ある技術を使えている e.g. 使用技術に飽きている e.g. 熱烈に自分ないし他者から求められている e.g. プロダクトとして価値を感じていない

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 e.g. 興味ある技術を使えている e.g. 使用技術に飽きている e.g. 熱烈に自分ないし他者から求められている e.g. プロダクトとして価値を感じていない 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 e.g. 興味ある技術を使えている e.g. 使用技術に飽きている e.g. 熱烈に自分ないし他者から求められている e.g. プロダクトとして価値を感じていない 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原 技術的な自由さ楽しさは あるが、人を巻き込めな いと孤独になりがち 必要とされるものを作って いるやりがいはあるが、リ クエストに応え続けるのは つらくなりがち

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原 パターンA: ドッグフーディング型 ① 自分が欲しいものを作り ② 意外にもユーザがつき ③ 必要に応じて技術を充実させるが ④ 段々と自他ともに関心が失せ ⑤ 使用技術も退屈になり、放置 ① ② ③ ④ ⑤

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原 パターンB: 技術サンドボックス型 ① 技術研究として公開 ② 面白いものとして関心が高まり ③ 多少ユーザが付き面白くなるが ④ 技術興味が失せるも責任感から更新 ⑤ 更新が疎かになりユーザが離れ終了 ① ② ③ ④ ⑥

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原 「個人開発」継続の スイートスポットは、こ こではなくて...

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個人開発のライフサイクル仮説 バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原 「個人開発」継続の スイートスポットは、こ こではなくて... 実はここなの では?

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目次 1. 『艦これウィジェット』とは 2. 個人開発ソフトウェアのライフサイクル仮説 3. 個人開発を継続する技術 4. 『艦これウィジェット』での実践 5. 『艦これウィジェット』の今後

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仮に自分にとってこれが真ならば... バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 絶頂領域 技術の楽園 渇望の海原 「個人開発」継続の スイートスポットは、こ こではなくて... 実はここなの では?

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個人開発を継続する技術は、3つ バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域

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個人開発を継続する技術は、3つ バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 ① 多くなくてよい、少人数の味方を見つける

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個人開発を継続する技術は、3つ バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 ② 技術的関心を分離し、追求する

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個人開発を継続する技術は、3つ バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 ③ 継続コストを最小化する

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個人開発を継続する技術は、3つ バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 ① 多くなくてよい、少人数の味方を見つける ② 技術的関心を分離し、追求する ③ 継続コストを最小化する ここに留まる

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目次 1. 『艦これウィジェット』とは 2. 個人開発ソフトウェアのライフサイクル仮説 3. 個人開発を継続する技術 4. 『艦これウィジェット』での実践 5. 『艦これウィジェット』の今後

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① 少人数の味方を見つける ● 「リリースのユーザ承認制」を実装 ● こまめなリリースアナウンスを自動化 毎日developの更新が無いかActionsでチェック。 更新があれば、リリースPRをOpen。 テスト版Chrome拡張を自動リリース。 ユーザによる👍が3つ集まらないと、プロダクショ ンには自動リリースされない仕組み。 詳しくはこちら

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② 技術的関心を分離し追求する ● 開発言語を多様化した ● ライブラリとして一般化し別プロジェクト に分離 内部的に利用する自作API 内部的に利用するテストutil GoのOCRラッパー切り出し 最小WAFを自作 Test Assertion Utilを自作

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③ 継続コストを最小化する ● Dependenciesの更新を自動化し腐敗防止 ● No-LookマージできるようCI整備を徹底 詳しくは https://github.com/KanCraft/kanColleWidget/actions Coverageの見える化 Dependenciesの outdatetdを自動検出 & 自動PR 潜在的な脆弱性を自動検出

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個人開発を継続する技術 バリュー軸 デリバリ軸 継続不可領域 ① 多くなくてよい、少人数の味方を見つける ② 技術的関心を分離し、追求する ③ 継続コストを最小化する ここに留まる!

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目次 1. 『艦これウィジェット』とは 2. 個人開発ソフトウェアのライフサイクル仮説 3. 個人開発を継続する技術 4. 『艦これウィジェット』での実践 5. 『艦これウィジェット』の今後

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思い入れ: ソフトウェアは人を育てる 新卒 転職 転職 転職 転職 非エンジニア職へ

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さいごに 自分が『艦これ』をやらなくなったら 開発終了と思っていましたが、 サ終まで、 開発継続したい。 やらせてほしいと思っています。 もちろん、公式要請あれば即時停止します。

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You all! 加賀さんと僕 5 〜艦これウィジェットと個人開発を継続する技術〜