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2025/05/23 クラスメソッド株式会社 Nagamasa Ohama / Hayato Enokawa クラウドデータ基盤で切り拓く 沖縄DXの可能性

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アジェンダ 2 ● 本セッションのテーマ ● なぜ今、沖縄でDXに取り組むべきなのか? ● 沖縄DXのリアルとクラウドデータ基盤の役割 ● 業界事例に⾒るクラウドデータ基盤の可能性 ● 沖縄のDX課題をクラウドデータ基盤で乗り越える

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本セッションのテーマ

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スピーカー 4 ● 部署 ○ データ事業本部 ● 名前(ニックネーム) ○ 榮野川 隼⼈(エノカワ) ● 住まい ○ 宜野湾市 ● 家族構成‧趣味 ○ 3⼈家族(妻、娘) ○ 読書📚 映画🎬 ゲーム🎮カラオケ🎤 ● 部署 ○ データ事業本部 ● 名前(ニックネーム) ○ ⼤濵⻑真 (ナガマサ) ● 住まい ○ うるま市 ● 家族構成‧趣味 ○ 3⼈家族 (⼦1⼈) ○ ゴルフ⛳

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● 「沖縄」のDX事情や課題を整理する ● DX事情や課題から、どういったアプローチができるかを探る ● 沖縄の未来を⾒据えたクラウドについて追求したい 本セッションのテーマ 5 「DX」✖ 「クラウド」✖ 「沖縄」

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なぜ今、沖縄でDXに取り組むべきなのか?

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沖縄の現状とDXの必要性 7 ● 課題解決:離島‧過疎地域へのデジタルサービス提供 ● 産業強化:観光DXによる競争⼒強化と産業多様化 ● 持続的発展:⼈⼝減少社会に対応した社会システム構築 観光⽴県としての強み ● 豊かな⾃然環境と独⾃の⽂化 ● 年間約1,000万⼈の観光客(コロナ前) ● コロナ後の観光回復と構造変化 構造的課題 ● ⼈⼝減少‧⾼齢化の加速 ● 地理的特性(47の有⼈離島) ● 産業構造の偏り(観光依存) DXの必要性

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● 伝統的な⼈間関係と慣習の重視 ● 新しい技術/働き⽅への⼼理的ハードル ● 中⼩企業が99%以上を占める産業構造 ● 観光業など特定産業への依存度の⾼さ 沖縄特有のDX課題 8 ● 県内企業のDX実施率は10%以下 ● 全国平均と⽐較して認知‧理解が   ⼤きく遅れ ● IT⼈材が圧倒的に不⾜        (需給ギャップ拡⼤) ● 育成された⾼度IT⼈材の県外流出問題 DXの認知度‧取り組みの遅れ デジタル⼈材不⾜ 産業構造の特性 地域コミュニティの特性

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沖縄DXのリアルとクラウドデータ基盤の役割

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市町村独⾃のDX推進計画 県レベルの計画に加え、那覇市、宜野湾市、本部町など多くの市町村でも  独⾃のDX推進計画を策定し、地域特性に応じた取り組みを推進 県や⾃治体の動き 10 沖縄県DX推進計画 ● 県が主体となるICT/DX関連施策の総合的な推進活動 ● 計画期間:2022年〜2031年(10年間) ● 「安全‧安⼼で幸福が実感できる島」の形成にデジタル技術で貢献

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各分野の基本⽅向と施策 11 デジタルを活⽤した 安⼼‧安全で豊かな⽣活 リゾテックおきなわの 推進による産業の強靭化 誰⼀⼈取り残さない 利⽤者視点のスマート⾏政 ● ICT活⽤環境の整備 ● 教育分野での情報活⽤能⼒ 向上 ● 遠隔医療の促進 ⽣活分野 産業分野 ⾏政分野 ● 情報通信関連産業と他産業 との連携‧共創 ● 各産業のDX促進 ● デジタル⼈材の育成‧確保 ● 業務プロセス‧システムの ⾒直し ● ⾏政⼿続のオンライン化 ● デジタルデバイド対策

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DX推進の障壁 12 DXの意味が分からない  「デジタル化とDXの違いは何?具体的に何から始めればよいのか不明確」 ⼈がいない  「専⾨知識を持った⼈材の確保が困難。社内の育成も追いついていない」 進め⽅が分からない  「何から⼿をつければいいのか、どのように計画を⽴てればよいか不明確」 投資効果が分からない  「コストに⾒合うROIが得られるのか、効果測定の⽅法が不明確」

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データ活⽤の重要性 変⾰を駆動するデータの重要性 13 データに基づいた 意思決定 新たな価値の創出 ● 顧客視点の抜本的改⾰ ● 経営データ可視化によるスピード経営 ● データに基づく的確な意思決定 ● 新事業‧新サービス創出 ● 既存業務処理の効率化‧省⼒化 ● データ⼊⼒作業の⾃動化 ● レポート作成の⾃動化 ● リスク管理‧コンプライアンス強化 変化の適応⼒の強化 攻めのDX 守りのDX

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業界事例に⾒るクラウドデータ基盤の可能性

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事例①:⼩売業 (課題) 15 部署A 分析   データ ソース 部署B   データ ソース 部署C   データ ソース 各部署で保持しているデータを ⼀元的に統合するデータ活⽤のベースがない Excel でのデータ加⼯‧レポート処理を⾏っており ⼿動での運⽤コストがかかっている 分析⽤途のダッシュボードがなく データドリブンな意思決定ができない 課題

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部署B   データ ソース 事例①:⼩売業 (アプローチ) 16 部署A 部署C DataStore DWH DataMart BI 分析 画像引⽤:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/quicksight-dashboard-analysis-retail/ ポイント①  活⽤データの統合起点(DataStore層)の導⼊により  ⼀元管理を実現 ポイント②  ⼿動でのデータ加⼯処理をデータ基盤上での  ETLにすることで効率化   データ ソース   データ ソース

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事例①:⼩売業 (期待される効果) 17 1 経営判断するためのダッシュボードの作成 2 3 拡張性のあるデータ基盤の導⼊ 現場担当者の運⽤コストが削減 → 意思決定スピードの向上 → 事業ニーズに順応できるデータ連携先(MA、需要予測など)の追加が可能 → 本来の業務(別の事業施策など)への注⼒が可能に

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事例②:不動産業 (課題) 18 基幹システム データ処理‧可視化 分析 物件 契約 既存BIツール 基幹システム上のRDBを 直接参照している 移⾏ハードルが⾼い ‧既存BIツール活⽤度合いが強い ‧データ集計処理のETLジョブ化 BI のレスポンスが悪い (BI上での複雑なクエリ集計) 課題

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BI 事例②:不動産業 (アプローチ) 19 基幹システム 可視化‧分析 分析 物件 契約 既存BIツール DataStore DWH/ DataLake DataMart 分析 ポイント ‧既存の業務に影響がない  範囲で⼤規模なETLジョブ化 ‧移⾏を順次進める ポイント ‧RDBの仕組みから列指向の導⼊へ ‧⽬的別によるDataMart設計により  BIレスポンス改善

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事例②:不動産業 (期待される効果) 20 1 データ基盤拡充のスピード 2 3 役割に応じたシステム設計 (あるべき姿へ) BIのレスポンス改善 → 活⽤したいデータを順次拡充することが可能 → A. 基幹システム → データ基盤へ   B. システムのモダナイゼーション   C. ランニングコストの削減 → 業務ユーザーの満⾜度、作業ストレスの負荷軽減

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沖縄のDX課題をクラウドデータ基盤で乗り越える

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沖縄のDX課題とクラウドデータ基盤による解決アプローチ 22 課題 クラウドデータ基盤での解決策 DXの認知‧取り組みの遅れ DXへの最初の⼀歩を容易に ● 初期投資を抑えた段階的な導⼊が可能 ● 従量課⾦制で事業規模に合わせた柔軟な拡張 ● 業務に合わせた最適なサービス組み合わせ デジタル⼈材不⾜ ⼈材の壁を補完 ● マネージドサービスによる運⽤業務削減 ● パートナー連携によるスキルギャップ解消 ● AI/MLサービスに寄る業務⾃動化の実現 進め⽅が分からない データを「宝の⼭」に変える ● DWH/データレイクによる⼀元管理 ● ノーコード/ローコードの分析ツール活⽤ ● 部⾨間のデータ共有‧連携の促進

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私たちエンジニアにできること 23 ⾃⼰研鑽がDX推進の第⼀歩 県内エンジニアの連携が イノベーションを⽣む ⼩さな成功体験の積み重ね で⼤きな変⾰を ● クラウド技術‧データ 分析スキルの習得 ● クラウドの無料利⽤枠 で検証環境構築 ● オープンデータを使っ て分析にチャレンジ 学ぶ‧試す つながる‧共有する 提案する‧創造する ● コミュニティイベント で知⾒を共有 ● 社内外の勉強会や   プロジェクトに参加 ● ISCO等の⽀援情報を  活⽤ ● 組織や顧客へクラウド 導⼊を提案 ● 沖縄の課題解決に繋が る新サービスを創造 ● スモールスタートで  仮説検証を繰り返す

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技術知識と地域への愛情を融合させ 沖縄独⾃のDXの形を作り上げていきましょう! エンジニア⼀⼈ひとりの⾏動が 沖縄のデジタル変⾰を加速させます

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