Slide 1

Slide 1 text

やさしい チームトポロジー 社内勉強会

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 @nakir323 マネージャー Naoya Kimura 担々麺、麻婆豆腐、つけ麺、回鍋肉、 青椒肉絲、カルボナーラ。

Slide 3

Slide 3 text

価値あるソフトウェアを すばやく届ける 適応型組織設計 Team Topologies https://www.amazon.co.jp/dp/4820729632

Slide 4

Slide 4 text

チーム間コミュニケーションに関する言葉を知り、 理解し、思考できるようになろう 別チームとの協業を 上手くいくようにする! 本日の目的

Slide 5

Slide 5 text

序章 Team Topologiesは何が言いたいの? 4つのチームタイプ 3つのインタラクションモード ユースケース まとめ ア ジ ェ ン ダ

Slide 6

Slide 6 text

序章 Chapter1

Slide 7

Slide 7 text

こんな経験 ありませんか?

Slide 8

Slide 8 text

ABそれぞれが想定していた役割が違う 役割の認識が違うと色々な軋轢を生む 「本来これはAじゃなくてBがやるべきこ となのでは...?」 「Aチーム、全然ドキュメント準備して ないじゃん...」 別チームといい感じに 協力しろと言われる Aチーム諸君、この件に ついてはBチームと一緒 に進めてくれよな!

Slide 9

Slide 9 text

これを無くしたい!

Slide 10

Slide 10 text

最終的には...

Slide 11

Slide 11 text

ストリームアラインドのAチームと イネイブリングのBチームが ファシリテーションの形で関わる ことを期待しています!

Slide 12

Slide 12 text

なるほどぉ! なるほどね!

Slide 13

Slide 13 text

Team Topologies は何が言いたいの? Chapter2

Slide 14

Slide 14 text

チームファーストで物事を考え 4つのチームタイプと 3つのインタラクションモードを 使いつつ、 組織を進化させていこう

Slide 15

Slide 15 text

チームファーストで物事を考え 4つのチームタイプ と 3つのインタラクションモード を 使いつつ、 組織を進化させていこう

Slide 16

Slide 16 text

チームを 4つのチームタイプにあ てはめ 、 3つのインタラクション モードを明示して チーム間コミ ュニケーションをすることで、 スムーズに協業できる!

Slide 17

Slide 17 text

4つのチームタイプ Chapter3

Slide 18

Slide 18 text

ストリームアラインドチーム 要件定義から本番運用までに必要な能力一式を備えている 1 イネイブリングチーム 特定のテクニカル/プロダクトドメインのスペシャリストから構成され、能力ギャップを埋めるのを助ける 2 コンプリケイテッド・サブシステムチーム スペシャリストの知識が必要となるパーツを開発、保守する 3 プラットフォームチーム 内部サービスを提供し、ストリームアラインドチームが下位のサービスを開発する必要性をなくす 4

Slide 19

Slide 19 text

ストリームアラインドチーム 要件定義から本番運用までに必要な能力一式を備えている 1 ストリームアラインドチームが基本の形。それ以外のチームはストリー ムアラインドチームの認知負荷を下げるのが主な目的。 能力一式を備えている必要があるため、設計、コーディング、インフ ラ、セキュリティ、モニタリング、QA、UX等幅広い能力が求められる。 積極的かつ定期的に、支援を受ける他のチームタイプと連携する

Slide 20

Slide 20 text

イネイブリングチーム 特定のテクニカル/プロダクトドメインのスペシャリストから構成され、能力ギャップを埋めるのを助ける 2 複数のストリームアラインドチームを横断的に支援し、適切なツール、 プラクティス、フレームワークなどの調査、オプションの探索や提案を 行う。これによってストリームアラインドチームは大きな労力なく能力 を獲得し進化できる。 知識移転は短期的/長期的どちらもある。 ストリームアラインドチームのニーズを探索し、先んじて習得する。 他のチームの支援にフォーカスすることで、良い関係性を築ける。

Slide 21

Slide 21 text

コンプリケイテッド・サブシステムチーム スペシャリストの知識が必要となるパーツを開発、保守する 3 スペシャリストでなければ理解や変更が難しいような分野を担当する。 複雑なサブシステムを含むシステムのストリームアラインドチームの認 知負荷を削減する。 例えば、動画処理コーデック、顔認識エンジン等 このチームを作るかどうかを、共通部品としてくくり出せるかどうかで 判断してはいけない。認知負荷を見て判断する。 ストリームアラインドチームだけで担当する場合に比べて、明らかに速 度や品質が向上する必要がある。

Slide 22

Slide 22 text

プラットフォームチーム 内部サービスを提供し、ストリームアラインドチームが下位のサービスを開発する必要性をなくす 4 社内でAPIのような形で提供され、ストリームアラインドチームは簡単に 利用できる。 インフラやネットワーク周りの機能を提供していることが多い。 プラットフォームをプロダクトとして扱い、信頼性とユーザビリティに フォーカスする。

Slide 23

Slide 23 text

3つのインタラクション モード Chapter4

Slide 24

Slide 24 text

コラボレーション 他のチームと密接に協力し て作業する。 1 最小限のコラボレーション で何かを利用または提供す る。 X-as-a-Service 2 他のチームを支援したり、 支援を受けたりする。 ファシリテーション 3

Slide 25

Slide 25 text

コラボ レーション 他のチームと密接 に協力して作業す る。 1 新しいものを素早く探索するのに向いている。 2つの専門性にまたがる領域の探索など。 例:ウェアラブルデバイスにおけるネットワー ク知識と服飾知識 共同作業に対する高い意欲が必要。 引き継ぎが少なく済むが、認知負荷が上がる可能性 もある。 コラボモードを2つ以上のチームと発動するのは非 推奨。

Slide 26

Slide 26 text

X-as-a- Service 最小限のコラボレ ーションで何かを 利用または提供す る。 2 とりあえず動くコンポーネントやAPI、プラットフ ォームが求められている場合に適している。 他のチームから効果的に「サービス」として提供さ れるような場合。 信頼性の高いサービスを提供する必要がある。 また、明確なサービス境界も必要となる。

Slide 27

Slide 27 text

ファシリテ ーション 他のチームを支援 したり、支援を受 けたりする。 3 能力のギャップを感知し縮小する。 イネイブリングチームが主に用いるモード。 他のチームがより効果的に学習し、チーム共通の問 題を発見し取り除く。 チームごとのギャップや不整合を検知することがで きる。

Slide 28

Slide 28 text

各チームはどんなモード で仕事をするの?

Slide 29

Slide 29 text

コラボレーション X-as-a-Service ファシリテーション ストリームアラインド イネイブリング コンプリケイテッド・ サブシステム プラットフォーム 1 2 3 4 1 2 3 チームタイプごとのインタラクションモード ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◯ ◯ ◯ ◯ ◎…典型的 ◯…偶発的

Slide 30

Slide 30 text

チームを 4つのチームタイプにあ てはめ 、 3つのインタラクション モードを明示して チーム間コミ ュニケーションをすることで、 スムーズに協業できる!

Slide 31

Slide 31 text

質問タイムが始まった場合、あなたは 本日の内容について質問をすることができる。 質問タイム

Slide 32

Slide 32 text

ユースケース Chapter5

Slide 33

Slide 33 text

プ ロ ダ ク ト チ ー ム と 社 内 の 共 通 コ ン ポ ー ネ ン ト チ ー ム が 協 業 す る 場 合 に 想 定 さ れ る チ ー ム タ イ プ と イ ン タ ラ ク シ ョ ン モ ー ド は ? Question

Slide 34

Slide 34 text

Answer Answer プ ロ ダ ク ト チ ー ム ⇨ ◯ ◯ チ ー ム 共 通 コ ン ポ ー ネ ン ト チ ー ム ⇨ ◯ ◯ チ ー ム モ ー ド ⇨ ◯ ◯

Slide 35

Slide 35 text

Answer Answer プ ロ ダ ク ト チ ー ム ⇨ ス ト リ ー ム ア ラ イ ン ド チ ー ム 共 通 コ ン ポ ー ネ ン ト チ ー ム ⇨ プ ラ ッ ト フ ォ ー ム チ ー ム モ ー ド ⇨ X - a s - a - S e r v i c e

Slide 36

Slide 36 text

プ ロ ダ ク ト チ ー ム が 習 得 の 難 し い コ ン テ ナ 技 術 を 、 既 に そ れ に 熟 達 し た R & D チ ー ム に コ ー チ ン グ し て も ら う 場 合 に 想 定 さ れ る チ ー ム タ イ プ と イ ン タ ラ ク シ ョ ン モ ー ド は ? Question

Slide 37

Slide 37 text

Answer Answer プ ロ ダ ク ト チ ー ム ⇨ ◯ ◯ チ ー ム R & D チ ー ム ⇨ ◯ ◯ チ ー ム モ ー ド ⇨ ◯ ◯

Slide 38

Slide 38 text

Answer Answer プ ロ ダ ク ト チ ー ム ⇨ ス ト リ ー ム ア ラ イ ン ド チ ー ム R & D チ ー ム ⇨ イ ネ イ ブ リ ン グ チ ー ム モ ー ド ⇨ フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン

Slide 39

Slide 39 text

まとめ Chapter6

Slide 40

Slide 40 text

チームタイプとインタラクションモードに名前をつ けることでチーム間コミュニケーションについて議 論しやすくなる チームタイプとインタラクションモードの認識が合 っていると、協業がスムーズになり、無駄な 軋轢も 減る これからは、何となく協業するのではなくて、お互 いにどのように協業するのかを言語化し、理解し合 ってから進めていきたいね ✌

Slide 41

Slide 41 text

Fin

Slide 42

Slide 42 text

質問タイムが始まった場合、あなたは 本日の内容について質問をすることができる。 質問タイム