【GPT Storeオープン】 GPTs（GPT Builder）の使い方を徹底解説 ノーコードでボットが作れる

会社名：株式会社 pipon 所在地：東京都中央区銀座 1-12-4N&E BLD.7階 代表取締役 北爪聖也（きたづめせいや） 自社サービス： ヘルスケアアプリの運営 会社経緯 2019年9月 株式会社piponを創業。 2020年4月 人工知能学会全国大会「単品定期通信販 売における次回購入予測モデルの検証について 」採 択 2020年7月 代表北爪の共著書籍『データ分析の進め 方及びAI・機械学習導入の指南』発売 2021年3月 バイエル薬品様　G4A Tokyo Dealmaker 2020に採択 2023年1月　ヘルスケアアプリ「ドクターボイス」リリー ス YouTubeアカウント データサイエンスや ChatGPTを発信 https://www.doctor-voice.com/ 株式会社piponについて https://www.youtube.com/channel/UCiTy5n gKrKHvDldg9e6YcMw Mission：テクノロジーで世の中を効率化する

会社概要 有名エンジニアの方とChatGPT利活用のイベントを行い メディアにも取り上げて頂くなど精力的に活動中です。 元マイクロソフト レジェンドエンジニア 中嶋聡様 共同イベント 自然言語処理 を応用した 自社サービス 研究開発領域に おけるシステム開 発 エンジニア向け 定期勉強会

piponの強み 発信やエンジニア組織運営の工夫によって 最新かつ高度な技術を保有し続けることが弊社の強みです。 メディアでの発信 優秀なエンジニアが発 信を受取り集まる 各々が学習し積極的に 共有する組織文化 最新技術の知見が 集合知として蓄積 提供価値の最大化

想定対象者 ● GPT Builderを使ってボットを作りたい人 ● プロンプトエンジニアリングを学習したい人 ● まだGPTsを作ったことがない人

アジェンダ ● GPTsとは何か ● GPT Builderとは ● 開発したGPTsのデモ ● プロンプトエンジニアリングの紹介 ● デモで紹介したGPTsのプロンプトを解説 ● 最後に宣伝

GPTsとは 「GPTs」とは、ChatGPTをカスタマイズできる機能です。 GPTsを使用することによって、 オリジナルのチャットボットを作り、公開することができます。 GPTsは、2023/11/6に、ChatGPTを開発・提供するOpenAIによって発表されました。 現状、GPTsはChatGPTの有料プランである「ChatGPT Plus」でのみ利用可能です。 GPTsで開発したチャットボットは、他のユーザーへの共有が可能です。 ● Only me（自分のみ） ● Only people with a link（リンクを知っている人のみ） ● Public（一般公開）

私がよく使う便利な3つのGPTs ● Ai PDF ● Video Summarizer AI ● Slide Maker

GPT Storeについて ● iOSでいうところの「App Store」のように、GPTsのシェアやマネタイズができます。 ● 効率化 / 教育 / 娯楽など、カテゴリーごとに GPTsが表示されます。 OpenAIは、今年の第1四半期中に、支払いシステムを導入するらしいですが、、 今のところはGPTのユーザーエンゲージメントに基づいて支払われる、 という点しか明らかになっていません。 参考情報：https://wired.jp/article/openai-app-store-chatgpt-everything-app/

GPT Builderとは① GPT Builderは、OpenAIが開発したツールで、誰でも簡単に独自の「GPT」を作成し使 用することが可能になります。 Explore GPTs をクリックするとこの ページに

GPT Builderとは② DALL-E、Writing、Productivityなどのジャンル別でGPTsを確認できる。

GPT Builderとは③ こちらの画面でボットを制作 こちらの画面で作ったボットを検証

GPT Builderとは④ GPTと会話をしながらGPTsを開発することが出来ます。

GPT Builderとは⑤ Configureという画面では、プロンプトを直接打ち込むことでGPTsを作れます。

Web Browsing ・Knowledgeという機能 Web Browsing インターネットに接続して情報を取得することができる機能です。 Knowledge 独自の情報のファイルをアップロードして、 ChatGPTに参照させることができる機能です。

GPT Builder実際のページ

実際のプロンプトを紹介

プロンプトエンジニアリングガイドとOpenAIの公式サイトから情報をまとめ

プロンプトエンジニアリングの基本 - 最新のモデルを使う - シンプルなプロンプトから始める - 少しずつ要素を足していく - 試行錯誤 - プロンプトのバージョン管理 Superpower ChatGPT（バージョン管理用拡張機能）

4つの要素を意識すると回答の精度が上がりやすい - 文脈（目的、状況、背景、AIの役割、話のテーマ、予備知識） - 指示（命令や質問） - 入力データ（扱ってほしいデータ） - 出力形式（出力の条件） 参考情報を元に改変： https://www.promptingguide.ai/jp/introduction/elements

4つの要素の例 # 命令書： あなたは、プロの映画評論家です。←文脈 
 制約条件と入力データをもとに映画のレビューを出力してください←指示
 
 # 制約条件： 文字数は300字程度 /小学生にもわかりやすく /重要なキーワードを取 り残さない /文章を簡潔に ←出力形式
 
 # 「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」について ←入力データ
 
 # 出力文：


あいまいな表現を避ける① 具体的な指示や出力形式 プロンプト： プロンプトエンジニアリングを説明してください。 説明は簡単にして、あまり詳しくしないでください。 ⇩ プロンプト： 小学生でも分かるように、プロンプトエンジニアリングを 2～3文で説明してください。 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/introduction/tips https://help.openai.com/en/articles/6654000-best-practices-for-prompt-engineering-with-openai-api

あいまいな表現を避ける② バッククォートやコロンで区切る プロンプト： 以下の日本語を英語に訳してください。 これはペンです。 ⇩ プロンプト： 以下の日本語を英語に訳してください。 ``` これはペンです。 ``` 参考情報 ：https://help.openai.com/en/articles/6654000-best-practices-for-prompt-engineering-with-openai-api ``` """ < > :

複雑なタスクをシンプルなタスクへ変換する① 一気に複数のタスクを指示すると回答の精度が下がる ステップを分けていないプロンプト： 以下の文章を日本語で50字以内に要約してください。 ``` "On a bright sunny day, a curious kitten decided to venture out of her comfortable home. As she chased a colorful butterfly across the meadow, she discovered a whole new world, full of adventures and endless possibilities." ```` （翻訳と要約という2ステップを一度に指示している） 参考情報 ：https://platform.openai.com/docs/guides/prompt-engineering/strategy-split-complex-tasks-into-simpler-subtasks

複雑なタスクをシンプルなタスクへ変換する② ステップを分けて指示すると回答の精度が上がる ステップを分けたプロンプト： 以下を実行してください。 1 - 以下のテキストを日本語に翻訳してください。 2 - 翻訳した文章を50字以内に要約してください。 テキスト: ``` "On a bright sunny day, a curious kitten decided to venture out of her comfortable home. As she chased a colorful butterfly across the meadow, she discovered a whole new world, full of adventures and endless possibilities." ``` 参考情報：https://platform.openai.com/docs/guides/prompt-engineering/strategy-split-complex-tasks-into-simpler-subtasks

「してはならないこと + 代わりにすべきこと」を伝える 参考情報 ：https://help.openai.com/en/articles/6654000-best-practices-for-prompt-engineering-with-openai-api

テクニック集（様々な文脈を加えて精度を上げる方法） - Zero-shot Prompting: 回答例を与えずいきなり指示する - Few-shot Prompting: 回答例を与えながら指示する - Chain-of-Thought(CoT) Prompting: 思考プロセスを含む回答例を与える - Zero-shot-CoT Prompting: 「ステップバイステップで考えよう」を加える 参考情報:https://www.promptingguide.ai/jp/techniques

Zero-shot Prompting　回答例を与えずいきなり指示する プロンプト： テキストを中立、否定的、または肯定的に分類してください。 テキスト: 休暇はまずまずでした。 感情: 出力： 中立 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/zeroshot

Few-shot Prompting 　回答例を与えながら指示する 　 回答例を与えない Zero-shot Promptingでは欲しい回答をしてくれないことがある プロンプト： 以下を適切な日本語に直してください。 ``` 縁の下のマッスルマン 出力： 縁の下とは、一般的には注目されにくい場所や地位のことを指し、 マッスルマンは筋肉男子のことを指します。 つまり、「縁の下で黙々と努力を重ねる筋肉男子」という意味になります。 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/fewshot

Few-shot Prompting 　回答例を与えながら指示する 回答例を与えることで狙い通りの回答をさせる（ Few-shot Prompting） プロンプト： 入力：いい加減にホワイト 出力：いい加減にしろ 入力：虫のインフォメーション 出力：虫の知らせ 入力：縁の下のマッスルマン 出力： 出力： 縁の下の力持ち 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/fewshot

Chain-of-Thought(CoT) Prompting 思考プロセスを含む回答例を与える ChatGPTは推論が苦手！シンプルな指示だけだと推論能力が低い プロンプト： 以下は正しいですか？ ``` このグループの奇数を合計すると偶数になります。 : 16、11、14、4、8、13、24。 出力： 正しくありません。 与えられた数字の中には奇数があり、それらの合計は奇数になるため、 与えられた文が正しくありません。 16 + 11 + 14 + 4 + 8 + 13 + 24 = 90 90は偶数ではありません。したがって、文は誤っています。 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/cot

Chain-of-Thought(CoT) Prompting 思考プロセスを含む回答例を与える プロンプト： Q: このグループの奇数を合計すると偶数になります。 : 4、8、9、15、12、2、1。 A: 奇数を全て加えると(9, 15, 1)25になります。答えはFalseです。 Q: このグループの奇数を合計すると偶数になります。 : 17、10、19、4、8、12、24。 A: 奇数を全て加えると(17, 19)36になります。答えはTrueです。 Q: このグループの奇数を合計すると偶数になります。 : 16、11、14、4、8、13、24。 A: 出力： 奇数を全て加えると(11, 13)24になります。答えはTrueです。 参考情報:https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/cot

便利な言葉 ChatGPTの回答精度をあげたい： 「ステップバイステップで考えてください。」 CoTをGPT自身が行ってくれることで、回答精度が上がる。 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/cot

Zero-shot CoT Prompting　「ステップバイステップで考えよう」を加える 「ステップバイステップで考えよう」を加えるだけで推論能力アップ！ プロンプト： 以下は正しいですか？ステップバイステップで考えてください。 このグループの奇数を合計すると偶数になります。 : 16、11、14、4、8、13、24。 出力： Step 1: グループ内の奇数を特定する。 16、11、14、4、8、13、24のうち奇数は11と13の2つです。 Step 2: 奇数を合計する。 11 + 13 = 24 Step 3: 合計値が偶数かどうかを確認する。 24は偶数です。 したがって、このグループの奇数を合計すると偶数になります。この主張は正しいと言えます。 参考情報：https://www.promptingguide.ai/jp/techniques/cot

最後に宣伝！LLM Tokyoという勉強会を実施しています 勉強会のURL：https://chatgptllm.connpass.com/

プログラミング部門Kindle1位獲得