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事業や組織の変化に柔軟に適応する IVRyのプロダクト開発チーム運営 株式会社IVRy Engineering Manager 堀⽥ 裕理(@yuri_ivry)

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アジェンダ ● ⾃⼰紹介 ● IVRyのプロジェクト制について ● ProjectサイクルとSprintサイクルについて ● いいところ、これからなところ ● まとめ

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⾃⼰紹介: 堀⽥ 裕理(ほりた ゆうり) ● 株式会社IVRy ○ Software Engineer / Engineering Manager ● 32歳 ● X: @yuri_ivry

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サマリ ● IVRyには固定された部署はない ● にも関わらず、PdM‧エンジニア‧デザイナがプロダクト開発にコ ミットメントできる環境になっている ● しかも、速い価値開発‧安定したプロダクト運⽤を実現している ○ 個⼈の視点では、速いビジネススケーリングの中に⾝を置きつ つ、プロダクト開発の打席数を多く得られる環境が作れている ● なんでなの?どうやってるの?をなるべく簡単に紹介

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部署がない!?プロジェクト制の紹介 ● 会社全体をプロジェクト制で運営 ● 例えば今はPoC‧PMF‧Scale PJ それぞれに各職能が所属 ○ セールス/マーケ/PdM/エンジ ニアなどが⼀体になって所属 し、同じOKRを追う ● 各PJは3ヶ⽉毎に組成~解散 部署を作らないがホラクラシーでもない、プロジェクト制‧サークル制という新しいカタチの組織デザインで1 年間運営してみて|Ryoga Okunishi (奥⻄ 亮賀)/ 株式会社IVRy CEO & Founder

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プロジェクト制の狙い 変化に適応しやすく ● スタートアップだし、1⼈⼊るだ けで状況変わることも ● 組織構造は変えにくいし、変わ ることにみんな慣れていない 3ヶ⽉毎にスクラップアンドビルドを 強制 キャリアパスの多様化 ● 様々なPoCをやり続ける ● 同じプロダクトに携わりスケー ルについていく、等 スタートアップあるあるの「0→1得 意な⼈も1→100を求められてしまう 問題」に仕組みで対応

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プロダクト開発関連のPJ運営 ● スクラムチームはPJとは独⽴して運営 ● PdM/エンジニア/デザイナは複数のPJに 所属することも ● PJ間のリソースバッティングを許容し、 優先度を都度コントロールする形で運営

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プロダクト開発をドライブする2つのサイクル Project Sprint サイクル 3ヶ⽉ 1週間 開始時に決める こと 会社としてこの期間に注⼒すること、 しないこと スプリント中にどのPJの案件をやるか オーナー Project Owner (職能はまちまち) PdM+EM (単⼀のScrum POは不在) メンバ Sales/Mkt/Product等の各職能 Product系 PdM/エンジニア/デザイナ 指標 OKR Velocity, 4keys(未整備) リリース後の事業数値

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Projectサイクル ● 3ヶ⽉スパンでPJを組成。経営(代表兼PdM)が主体となり組成 ● 事業環境の変化、組織の変化に応じて3ヶ⽉間でフォーカスするもの を決める ● 3ヶ⽉のOKRにみんなでコミットメント ○ Sales/Mkt/PdM/エンジニア/デザイナ等の職能が同じOKRを追う

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Sprintサイクル ● 1週間スプリントでどのPJのどの案件をやるかを決める ● 事業計画やOKRに対する進捗状況をみて、PJ間の優先度を都度コン トロール ○ 事業計画に対しての⾒⽴てがきつそうなので、中⻑期の開発 ペース落として短期のリカバリに振るとか ○ 逆に短期はオンしているので中⻑期の仕込みにあてるとか ● Sprint内は全⼒疾⾛!スプリント!

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いいところ PJ間のリソースアロケをしながら、 全PJ達成を狙える ● PJの視点は事業計画の達成+未来 への仕込みという⽬標群 ● 事業計画を達成し続けながら、 次の柱を作る打席数を増やすこ とを最⼩リソースで実⾏ 3ヶ⽉で区切れる ● ⼤きな優先順位の変更有無の検 討を3ヶ⽉単位で強制的に実施 ● その分3ヶ⽉は集中して全⼒で⾛ ることができる ● おまけ: PJ組成ミスっても3ヶ⽉ で済む

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これからなところ: 運営難易度 難易度を下げるアプローチ ● 統⼀的な指標も検討している が、売上などだけで判断すると あまり良いことは起きないため 慎重にやりたい ● ⼈が増えればリソース分割 解ける⼈を増やすアプローチ ● 難易度が⾼いがリターンも⼤き いプロダクトマネジメントを⼀ 緒にやっていく優秀な⼈材を募 集しています 多変数の最適化問題を解いている形になっていて、認知負荷が⾼い‧優先度の意 思決定できる⼈が限られてくる

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まとめ & [PR]We’re Hiring! ● IVRyはPdM‧エンジニア‧デザイナがプロダクト開発にコミットメ ントできる環境 ● 速いビジネススケーリングの中に⾝を置きつつ、プロダクト開発の 打席数を多く得られる環境が作れている ● 全⽅位的に⼈が⾜りていないので、PdMはもちろん、この環境でプ ロダクト開発にコミットしたいエンジニア‧デザイナ‧QAEなども ⼤募集