2023/09/27 何をつくる?つくらない?急変化する事業や組織におけるプロダクト開発の取捨選択。(株式会社IVRy × 株式会社Lbose) https://lbose.connpass.com/event/293447/
事業や組織の変化に柔軟に適応するIVRyのプロダクト開発チーム運営株式会社IVRyEngineering Manager堀⽥ 裕理(@yuri_ivry)
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アジェンダ● ⾃⼰紹介● IVRyのプロジェクト制について● ProjectサイクルとSprintサイクルについて● いいところ、これからなところ● まとめ
⾃⼰紹介: 堀⽥ 裕理(ほりた ゆうり)● 株式会社IVRy○ Software Engineer/ Engineering Manager● 32歳● X: @yuri_ivry
サマリ● IVRyには固定された部署はない● にも関わらず、PdM‧エンジニア‧デザイナがプロダクト開発にコミットメントできる環境になっている● しかも、速い価値開発‧安定したプロダクト運⽤を実現している○ 個⼈の視点では、速いビジネススケーリングの中に⾝を置きつつ、プロダクト開発の打席数を多く得られる環境が作れている● なんでなの?どうやってるの?をなるべく簡単に紹介
部署がない!?プロジェクト制の紹介● 会社全体をプロジェクト制で運営● 例えば今はPoC‧PMF‧Scale PJそれぞれに各職能が所属○ セールス/マーケ/PdM/エンジニアなどが⼀体になって所属し、同じOKRを追う● 各PJは3ヶ⽉毎に組成~解散部署を作らないがホラクラシーでもない、プロジェクト制‧サークル制という新しいカタチの組織デザインで1年間運営してみて|Ryoga Okunishi (奥⻄ 亮賀)/ 株式会社IVRy CEO & Founder
プロジェクト制の狙い変化に適応しやすく● スタートアップだし、1⼈⼊るだけで状況変わることも● 組織構造は変えにくいし、変わることにみんな慣れていない3ヶ⽉毎にスクラップアンドビルドを強制キャリアパスの多様化● 様々なPoCをやり続ける● 同じプロダクトに携わりスケールについていく、等スタートアップあるあるの「0→1得意な⼈も1→100を求められてしまう問題」に仕組みで対応
プロダクト開発関連のPJ運営● スクラムチームはPJとは独⽴して運営● PdM/エンジニア/デザイナは複数のPJに所属することも● PJ間のリソースバッティングを許容し、優先度を都度コントロールする形で運営
プロダクト開発をドライブする2つのサイクルProject Sprintサイクル 3ヶ⽉ 1週間開始時に決めること会社としてこの期間に注⼒すること、しないことスプリント中にどのPJの案件をやるかオーナー Project Owner(職能はまちまち)PdM+EM(単⼀のScrum POは不在)メンバ Sales/Mkt/Product等の各職能 Product系PdM/エンジニア/デザイナ指標 OKR Velocity, 4keys(未整備)リリース後の事業数値
Projectサイクル● 3ヶ⽉スパンでPJを組成。経営(代表兼PdM)が主体となり組成● 事業環境の変化、組織の変化に応じて3ヶ⽉間でフォーカスするものを決める● 3ヶ⽉のOKRにみんなでコミットメント○ Sales/Mkt/PdM/エンジニア/デザイナ等の職能が同じOKRを追う
Sprintサイクル● 1週間スプリントでどのPJのどの案件をやるかを決める● 事業計画やOKRに対する進捗状況をみて、PJ間の優先度を都度コントロール○ 事業計画に対しての⾒⽴てがきつそうなので、中⻑期の開発ペース落として短期のリカバリに振るとか○ 逆に短期はオンしているので中⻑期の仕込みにあてるとか● Sprint内は全⼒疾⾛!スプリント!
いいところPJ間のリソースアロケをしながら、全PJ達成を狙える● PJの視点は事業計画の達成+未来への仕込みという⽬標群● 事業計画を達成し続けながら、次の柱を作る打席数を増やすことを最⼩リソースで実⾏3ヶ⽉で区切れる● ⼤きな優先順位の変更有無の検討を3ヶ⽉単位で強制的に実施● その分3ヶ⽉は集中して全⼒で⾛ることができる● おまけ: PJ組成ミスっても3ヶ⽉で済む
これからなところ: 運営難易度難易度を下げるアプローチ● 統⼀的な指標も検討しているが、売上などだけで判断するとあまり良いことは起きないため慎重にやりたい● ⼈が増えればリソース分割解ける⼈を増やすアプローチ● 難易度が⾼いがリターンも⼤きいプロダクトマネジメントを⼀緒にやっていく優秀な⼈材を募集しています多変数の最適化問題を解いている形になっていて、認知負荷が⾼い‧優先度の意思決定できる⼈が限られてくる
まとめ & [PR]We’re Hiring!● IVRyはPdM‧エンジニア‧デザイナがプロダクト開発にコミットメントできる環境● 速いビジネススケーリングの中に⾝を置きつつ、プロダクト開発の打席数を多く得られる環境が作れている● 全⽅位的に⼈が⾜りていないので、PdMはもちろん、この環境でプロダクト開発にコミットしたいエンジニア‧デザイナ‧QAEなども⼤募集