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事業や組織の変化に柔軟に適応するIVRyのプロダクト開発チーム運営 / IVRy's Product Development

Yuri Horita
September 26, 2023

事業や組織の変化に柔軟に適応するIVRyのプロダクト開発チーム運営 / IVRy's Product Development

2023/09/27
何をつくる?つくらない?急変化する事業や組織におけるプロダクト開発の取捨選択。(株式会社IVRy × 株式会社Lbose)
https://lbose.connpass.com/event/293447/

Yuri Horita

September 26, 2023
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Transcript

  1. 部署がない!?プロジェクト制の紹介 • 会社全体をプロジェクト制で運営 • 例えば今はPoC‧PMF‧Scale PJ それぞれに各職能が所属 ◦ セールス/マーケ/PdM/エンジ ニアなどが⼀体になって所属

    し、同じOKRを追う • 各PJは3ヶ⽉毎に組成~解散 部署を作らないがホラクラシーでもない、プロジェクト制‧サークル制という新しいカタチの組織デザインで1 年間運営してみて|Ryoga Okunishi (奥⻄ 亮賀)/ 株式会社IVRy CEO & Founder
  2. プロジェクト制の狙い 変化に適応しやすく • スタートアップだし、1⼈⼊るだ けで状況変わることも • 組織構造は変えにくいし、変わ ることにみんな慣れていない 3ヶ⽉毎にスクラップアンドビルドを 強制

    キャリアパスの多様化 • 様々なPoCをやり続ける • 同じプロダクトに携わりスケー ルについていく、等 スタートアップあるあるの「0→1得 意な⼈も1→100を求められてしまう 問題」に仕組みで対応
  3. プロダクト開発をドライブする2つのサイクル Project Sprint サイクル 3ヶ⽉ 1週間 開始時に決める こと 会社としてこの期間に注⼒すること、 しないこと

    スプリント中にどのPJの案件をやるか オーナー Project Owner (職能はまちまち) PdM+EM (単⼀のScrum POは不在) メンバ Sales/Mkt/Product等の各職能 Product系 PdM/エンジニア/デザイナ 指標 OKR Velocity, 4keys(未整備) リリース後の事業数値
  4. いいところ PJ間のリソースアロケをしながら、 全PJ達成を狙える • PJの視点は事業計画の達成+未来 への仕込みという⽬標群 • 事業計画を達成し続けながら、 次の柱を作る打席数を増やすこ とを最⼩リソースで実⾏

    3ヶ⽉で区切れる • ⼤きな優先順位の変更有無の検 討を3ヶ⽉単位で強制的に実施 • その分3ヶ⽉は集中して全⼒で⾛ ることができる • おまけ: PJ組成ミスっても3ヶ⽉ で済む
  5. これからなところ: 運営難易度 難易度を下げるアプローチ • 統⼀的な指標も検討している が、売上などだけで判断すると あまり良いことは起きないため 慎重にやりたい • ⼈が増えればリソース分割

    解ける⼈を増やすアプローチ • 難易度が⾼いがリターンも⼤き いプロダクトマネジメントを⼀ 緒にやっていく優秀な⼈材を募 集しています 多変数の最適化問題を解いている形になっていて、認知負荷が⾼い‧優先度の意 思決定できる⼈が限られてくる