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いまさら仕事術#9 イシュー ~その1:正しい問いを探す~ いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 1

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「いまさら仕事術」とは 社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっていま す。 しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっているこ とが少なくありません。 その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきま す。 今回のテーマは、「イシュー ~正しい問いを探す~」です。※本テーマは4回に分け てお届けします いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 2

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丨もくじ:イシュー ~正しい問いを探す~ 生産性向上=「生み出す価値(バリュー)」/「かける工数・コスト」 イシューと、解の質それぞれへのアプローチ イシューを見極める それは答えを出すべき課題か?を問う いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 3

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生産性向上=「生み出す価値(バリュー)」/「かける工数・コ スト」 バリューの高さ=「イシュー度」×「解の質」 起きている問題にどうやって答えを出すかから考えがちだが、イシュー度の低い ことに良い答えを出してもバリューは低い 「重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことで ある。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立た ないものはない。」 by ピーター・ドラッカー いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 4

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イシューと、解の質それぞれへのアプローチ イシューを見極める=思考のフレームワークで考え抜く 解の質を高める=スキル向上(テクニックとしてのスキルではなく、イシューに 対して適切なスキルを選択するスキル) いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 5

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イシューを見極める イシューを日本語で言えば「課題」 ただし、課題ではなくイシューという言葉を使う場合、「答えを出すべき課題」 転じて「何に答えを出すべきか」を指している 「売上が未達だ。キャッチアップ策を考える」はイシューか? 「カスタマーサポートへの問い合わせが多すぎてパンクする。問い合わせを 減らすべきだ」はイシューか? 「他社はこういう機能をつけて訴求している。当社システムも対応すべき だ」はイシューか? いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 6

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それは答えを出すべき課題か?を問う 答えを出すべき課題とは? (相手にとっての本質に対して)それは実際にインパクトがあると言えるか 説得力のあるかたちで検証できるか(何を明らかにすれば、そうだと言える か) 想定する受け手にそれを伝えられるか これらにYesと言えて、初めてそれはイシュー足り得る いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 7

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より深く知りたい人への推 薦図書 『イシューからはじめよ ― 知的生産 の「シンプルな本質」』 生産性の低い仕事、人数と時間ばか りを費やす会議、施策の数だけ増え て給料の上がらない毎日。 繰り返されるこれらに共通するの は、”イシューずれ”にほかなりませ ん。 いまさら仕事術#9 ©2022 NobuhisaObara 8