1on1のやり方とあり方 / 1on1 for Engineers
by
Sansan
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
1on1のやり方とあり方 2020/01/23 1on1を学びたいエンジニアのためのワークショップ
Slide 2
Slide 2 text
自己紹介
Slide 3
Slide 3 text
@tany3_ 谷内 真裕 (たにさん) Masahiro Taniuchi いまやっていること やってきたこと Sansan株式会社 プロダクト開発部 兼 人事部 プロダクト開発部 育成・評価・採用を担当 人事部 社内コーチ 趣味はアプリづくり νʔϜϦʔμʔɾΤϯδχΞϦϯάϚωʔδϟʔ ϓϩμΫτϚωʔδϟʔɾ෦ਓࣄ डୗ։ൃɾݚڀ։ൃɾࣗࣾ։ൃɾ4BB4 ҩྍܥɾۚ༥ܥɾ໊ཧαʔϏε
Slide 4
Slide 4 text
https://coaching.connpass.com/ エンジニアのための 1on1/コーチング勉強会 やっています!
Slide 5
Slide 5 text
今日の流れ
Slide 6
Slide 6 text
今日の流れ - セッション - 1on1のやり方とあり方 - ワークショップ - 1on1/コーチング体験型学習 - シェアタイム - 交流会
Slide 7
Slide 7 text
今日お話すること
Slide 8
Slide 8 text
1on1の やり方 と あり方 Doing & Being
Slide 9
Slide 9 text
体験に基づいた お話をします
Slide 10
Slide 10 text
やり方
Slide 11
Slide 11 text
5W1H的側面から見た1on1
Slide 12
Slide 12 text
1.何のためにする? 組織や相手と目的を握ることが大切 メンバーの成長? 関係づくり? それとも?
Slide 13
Slide 13 text
2.誰がする? 「やって欲しい」とお願いするのもアリ 上司とは限らない チームメンバー同士でやってもいい 他のチームや他の部署の人でもOK
Slide 14
Slide 14 text
3.いつ?どれぐらい? 1回あたりの時間よりも頻度・総量・質 いつやってもいい どれだけやってもいい 必要な時間は人それぞれ
Slide 15
Slide 15 text
4.どこで? 場所を変えるのはオススメ 会議室じゃなくてもいい ランチでも カフェに行ってもいい 散歩しながらでも
Slide 16
Slide 16 text
5.何を話す? 目的によるけど、何を話してもいい 近況・困りごと / 業務・技術 会社・組織・チーム 成長・将来・個人的な話
Slide 17
Slide 17 text
6.どんなふうに? 使い分けられたらいいな ティーチング・フィードバック メンタリング・コーチング 対話・ヒアリング・情報伝達
Slide 18
Slide 18 text
1on1の場・関係をつくる
Slide 19
Slide 19 text
POͷΈͷେ ʮͮ͘ΓʯΛ͠ͳ͍͜ͱ͔Βੜ͡Δ
Slide 20
Slide 20 text
1on1がフェードアウト リスケ・スキップ 話したいことはありません 愚痴を同調して聞く会 進捗報告会 いつも雑談で終わる いそがしい やる意味がわからない 話題がない 変化がない 状況把握 やすらぎの時間 場づくりされていないので… こんな状況をもたらす
Slide 21
Slide 21 text
場をセットアップしよう どんな話をしますか? どんな場にしたい? / こんな場にしたい 私は〜の姿勢で、あなたと話がしたいです 改めてこの場について話したいのですが… いつでも再設定してもいい
Slide 22
Slide 22 text
安心安全な場・関係をつくる 何を言っても大丈夫な場所 話したことを他言しない 評価判断なく支援・応援する約束 厳しいことでも相手を信じて愛をもって伝える 1on1する側もリスクを取ること
Slide 23
Slide 23 text
やり方の例 https://scrapbox.io/tany3/1on1_Introduction_session
Slide 24
Slide 24 text
その他トピック
Slide 25
Slide 25 text
特に話したいこと無いっす 相手が暖まってないだけかもしれません 「それでもあなたの話を聞きたい」の気持ち 相手のことを日頃から考えていれば 話したいことがこちらから出てくるはず 相手に対する好奇心を大切に
Slide 26
Slide 26 text
チェックインから始める いまの状態や気持ちを一言出し合う 「今日はランチ食べ過ぎて、いま眠いです」 「通勤中にイライラした」 「〜が上手くいって良かった」 チェックインという表現をしない方がいいかも
Slide 27
Slide 27 text
おしながきをつくる 問いかけのリストを用意する あらかじめ考えてもらう 相手にも準備のきっかけが生まれる
Slide 28
Slide 28 text
付箋に書いていく こんな感じで 話題がズレにくい、振り返りやすい (瞬発力は出しにくく、強烈なインサイトは出にくいかも?)
Slide 29
Slide 29 text
タイマーを見えるところに 残り時間が気になるくらいなら 「残り半分だけど、この話続けていい?」 「早く終わっても大丈夫だよ」 「1on1おかわり自由だよ」 相手にも時間を気にしてもらう
Slide 30
Slide 30 text
助けを借りる ガイドがあると迷わない・マンネリ防止にもなる
Slide 31
Slide 31 text
毎回成果を求めない 成果はレディネスに依存する 毎回成果を求めるのは、酷な話です 相手のレディネスを支援する必要があるときも 雑談で終わるときだってあります
Slide 32
Slide 32 text
どうすればうまくなる? 色々なやり方を試してみる うまくいく方法は人によって違う 自分の個性を使ったほうがうまくいく 魔法のコトバはない 根底に何を備えておくかが大切
Slide 33
Slide 33 text
あり方
Slide 34
Slide 34 text
ここまで 知っていることが 多かったかもしれません
Slide 35
Slide 35 text
やり方の情報はあふれている 傾聴のスキルは重要らしいけど? うなずく・目線を相手に・相づちを返す? 教科書どおりの「行為」をしても相手に響かない
Slide 36
Slide 36 text
あり方はなぜ大切か 言葉だけでなく 聞こえるもの・見えるもの・感じるものから 伝わるメッセージがある 行為ではなく、あり方が相手に影響を与える
Slide 37
Slide 37 text
スキルは行為ではない スキルは相手に与える影響に 名前をつけたもの 傾聴はあり方から伝わる相手への影響に対する名称
Slide 38
Slide 38 text
あり方を感じるとき
Slide 39
Slide 39 text
1on1をしていて/うけていて 暗黙的な『何か』を 感じることはありませんか?
Slide 40
Slide 40 text
限定的挑戦 or 挑戦させない 本音が言えない 核心のない会話・無視 演説・説教・一方的伝達 心ない褒め・他者の批判 ネクストアクション必須 評価・分析 恐怖・不信感 限界の決めつけ 上下関係 優劣・レベル コントロール 暗黙的な『何か』 それがもたらすもの
Slide 41
Slide 41 text
うそ・ごまかし・恐れ… 隠しているつもりでも 伝わってしまう
Slide 42
Slide 42 text
自分の在り方が与える影響を 認識しよう
Slide 43
Slide 43 text
人はもともと創造力と才知に溢れ、 欠けるところのない存在である people are Naturally Creative, Resourceful and Whole Photo by Toa Heftiba on Unsplash
Slide 44
Slide 44 text
好奇心を持ち 可能性を信じる
Slide 45
Slide 45 text
ࣗͱ ૬खʹมԽΛى͖Δ ͋Γํɾ͖߹͍ํΛ͑Δ ·ͣࣗΛ৴͡Δ ૬खΛ৴͡Δ ·ͣࣗͷح৺ΛҭΉ ײͱ༡ͼ৺Λ͍͔͚࣋ͬͯΔ ૬खͷม༰Λ৴ͯ͡ϑΟʔυόοΫɾߦಈΛଅ͠ɺԠԉ͢Δ ৴͡Δ ح৺ ࣗݾཧ
Slide 46
Slide 46 text
相手を信じるほど 意外と自分も変わっていきます
Slide 47
Slide 47 text
自分の在り方が相手に与える影響を認識しよう 先に自分が相手を信じる
Slide 48
Slide 48 text
自分のあり方をどう知る?
Slide 49
Slide 49 text
1on1の最中に 意図せずに やってしまいそうな例
Slide 50
Slide 50 text
私も昔は○で△だった… なぜ?いつから?(分析) 問題は○だね、だから… 同調してしまう それよりも… 話題から逃げる 話の本質が分からなくなる 詳細を知りたい 解決方法を知っている 昔の自分のようだ 共感しなければ この話題をしたくない 理解できなくて困ったぞ テクニックを使わなければ
Slide 51
Slide 51 text
1つぐらいは 心当たりあるかと思います (たぶん)
Slide 52
Slide 52 text
相手の話をきいていない
Slide 53
Slide 53 text
どうして?
Slide 54
Slide 54 text
Affairs 〜 出来事 Belief 〜 信念・認知・考え方 Consequence 〜 気分・感情・感覚・行動 誰もが Belief というメガネをかけている Photo by Bud Helisson on Unsplash
Slide 55
Slide 55 text
囚われ リーダー・マネージャーは〜でなければならない このメンバーは出来ないから、教育しないと 1on1をうまくやりたい(うまくいっているのか不安だ) 〜の話は苦手で解決策を提示できない 〜については〜と決まっている 言語化できないけど、なぜか気持ちがざわつく出来事
Slide 56
Slide 56 text
どうすればいいか?
Slide 57
Slide 57 text
Photo by Pablo García Saldaña on Unsplash 自己探求 “内なる声”に気づく 暗黙的なBeliefを探求する フィードバックを受け入れる/取りに行く
Slide 58
Slide 58 text
ࣗݾཧ 自己管理 1on1では、自分の“内なる声”を横に置く
Slide 59
Slide 59 text
相手のすべてに焦点をあてられる 自己探求と自己管理をする 自分の性格とBeliefを知る “内なる声”に気づくセンサーを鍛える “内なる声”に気づく “内なる声”を横に置く 相手に注意を向ける 自己探求 自己管理
Slide 60
Slide 60 text
傾聴のはなし
Slide 61
Slide 61 text
あり方は大切 訓練も必要 やり方も大切
Slide 62
Slide 62 text
傾聴できているか 例) ・自分の内なる声 ・自分の身体感覚 ・相手の声や状態 ・その場のすべて 意識の焦点は どこに当たっている? いまの自分が 相手に与える影響は? 例) ・自分の表情 ・自分の振る舞い ・傾聴の度合い
Slide 63
Slide 63 text
傾聴のレベル レベル3: 全方位的傾聴 レベル2: 集中的傾聴 レベル1: 内的傾聴 周囲含めた全体を 感覚的に察知している 相手に集中 周りが聞こえない 自分自身に集中 周りが聞こえない
Slide 64
Slide 64 text
優劣はない レベル3: 全方位的傾聴 レベル2: 集中的傾聴 レベル1: 内的傾聴 感覚的に察知して その場を使う 自分はできるだけ レベル2以上を保つ 相手は常に この状態なのがベスト
Slide 65
Slide 65 text
࿅श͕࠷େ
Slide 66
Slide 66 text
10分でできる 傾聴の練習 一言も発しない 短い相槌だけする 相手の表情を伝える 都度オウム返しする たまに要約 背中合わせで話してみる 腕を組み、あごを上げて聴く 座る位置を変えてみる エディタを見続ける 話をする人・聴く人に分かれて3分間 話をする 終わったら、どんな感じがしたか話し合う 「聴いてくれている」と感じるのはどんなときか? 聴く人の言動を以下からランダムに選んで遊んでみる 大げさに話す・聴く
Slide 67
Slide 67 text
10分で場の変化を感じる練習 キャッチボールしながら SOUND ONLY ゲームしながら 聞き手はオネエ言葉で話す 椅子 使用禁止 日頃の感謝を伝えてから始める 聞き手は女王様になりきる 聞き手は修造になりきる 話をする人・聴く人に分かれて3分間 話をする 終わったら、どんな感じがしたか話し合う 1on1の場がどんなふうに変わるか? 言動を以下から選んで遊んでみる いいね!があったらハイタッチ
Slide 68
Slide 68 text
ぜひ試してみてください!
Slide 69
Slide 69 text
まとめ
Slide 70
Slide 70 text
1on1の やり方 と あり方 Doing & Being
Slide 71
Slide 71 text
Sansanの技術を発信するためのTwitterア カウントを開設しました! 平日毎日更新している現場メンバーによ るブログ(Sansan Builders Box)や、登壇 情報などをお届けしています。 SansanTech はじめました @SansanTech