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男子プロテニスのサービス着地点 およびランキングポイントに基づく 予測得点確率モデルの構築 清水郁也,〇小中英嗣 (名城大学) 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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研究背景 テニスにおける「サービス」 相手の影響を受けずに打てる 「キープ」「ブレイク」:サービス有利を前提とした 用語 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 https://www.photo-ac.com/ 疑問:「どこにサービスを 着地させると 有利なのか?」

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テニス:サービスのルール ベースラインの外から 左右から交互に 「サービスエリア」に直接1回着 地させる デュースサイド(緑) アドバンテージサイド(青) 1回打ち直しできる 1st/2ndサーブ 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 ([ITF RULES OF TENNIS 2022]に著者加筆)

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(これ以降の図の範囲) サービスエリア(赤枠内)のみ図示 左:デュースサイド 右:アドバンテージサイド 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 ([ITF RULES OF TENNIS 2022]に著者加筆)

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研究背景:サービスの数理モデル化 サービスの有利・不利の境界線を機械学習 で算出して可視化[アキノヒ,2020] サービスエースの判定.K近傍法[Whiteside et al, 2017] サービスやストロークの位置(大まかな分類) と得点の関係.女子プロテニス.[Born et al, 2021] 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 サイドライン際が有利

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研究背景:サービスの数理モデル化 サービスの有利・不利の境界線を機械学習 で算出して可視化[アキノヒ,2020] サービスエースの判定.K近傍法[Whiteside et al, 2017] サービスやストロークの位置(大まかな分類) と得点の関係.女子プロテニス.[Born et al, 2021] 本研究の目的 予測得点確率の出力 1st/2nd ,サービスサイドごとのモデル 構築 サービス着地点の情報を活用 Hawk-Eyeシステム 選手の実力差を考慮 公式ランキングポイント 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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発表構成 研究背景✓ 本研究の目的✓ プロテニス(ATP)について Hawk-Eyeシステムと公式Webサイト ランキングポイント制度 サービス得点確率モデルの構築 構築手法 結果 Web実装 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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ATPとHawk-Eyeシステム ATP Association of Tennis Professionals (男子プロ テニス協会) プロテニスの公式戦の統括団体 データ取得システム(Hawk-Eye)の設置・管理 およびデータ公開 ランキングポイント制度の設計・管理 Hawk-Eye 複数のカメラでボールの三次元位置を計測 審判の判定支援(「チャレンジシステム」など) ATP Tourの多くの大会で採用済み 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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Hawk-Eyeシステム 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 https://www.sony.com/ja/SonyInfo/technology/stories/Hawk-Eye/ Y.Baodong, “Hawkeye technology using tennis match,” (2014)

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公式Webサイトでのデータ公開 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 https://www.atptour.com/en/stats/second-screen/archive/2019/339/MS003

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公式Webサイトでのデータ公開 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 https://www.atptour.com/en/stats/second-screen/archive/2019/339/MS003 サービス着地位置と得点の関係は (一部)公開済み

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ATP Ranking 男子プロテニスの公式ランキング 過去52週間の大会成績に基づき算出 1勝→獲得ポイントが5/3倍~2倍 上位選手は出場義務を課せられる 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 https://www.atptour.com/en/rankings/singles?ra nkRange=0-100&rankDate=2022-05-23

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実力指標としてのATP Ranking ランキングポイント比(横軸)と勝率 (縦軸) 作図:小中英嗣 勝率=ランキング比の対数を変数と するロジスティック回帰 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 実力差 =ランキングポイント比の対数

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発表構成 研究背景✓ 本研究の目的✓ プロテニス(ATP)について✓ Hawk-Eyeシステムと公式Webサイト✓ ランキングポイント制度✓ サービス得点確率モデルの構築 構築手法 結果 Web実装 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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サービス得点モデル構築:データ 取得データ ATP Tour,2019年,30大会,897試合, 111473本 データ構成 位置 得点 サーバー,レシーバー名 ランキングポイント 分布(右図) 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 変数 意味 𝑠, 𝑟 サーバー,レシーバーの添字 𝑥, 𝑦 サービス着地位置 𝑃𝑠 , 𝑃𝑟 ランキングポイント 𝑡 得点 (1:サーバー,0:レシーバー)

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サービス得点モデル構築:データ データの特徴 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 サイドライン/センターライン際に集中 サイドごとに分布が微妙に異なる 利き手の偏り.右:左=167:21 手前(ネットの近く)には物理的にボールが 着地しない

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サービス得点モデル構築:データ データの特徴 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 サイドライン/センターライン際に集中✓ サイドごとに分布が微妙に異なる 利き手の偏り.右:左=167:21 手前(ネットの近く)には物理的にボールが 着地しない

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サービス得点モデル構築:データ データの特徴 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 サイドライン/センターライン際に集中✓ サイドごとに分布が微妙に異なる✓ 利き手の偏り.右:左=167:21 手前(ネットの近く)には物理的にボールが 着地しない

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サービス得点モデル構築:データ データの特徴 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 サイドライン/センターライン際に集中✓ サイドごとに分布が微妙に異なる✓ 利き手の偏り.右:左=167:21 手前(ネットの近く)には物理的にボールが 着地しない✓

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サービス得点モデル構築: ステップワイズ回帰 前処理 各サービス→(𝑥, 𝑦, 𝑃𝑠 , 𝑃𝑟 , 𝑡) 𝐿𝑠,𝑟 ≡ log 𝑃𝑠 𝑃𝑟 予測子変数:(𝑥, 𝑦, 𝐿𝑠,𝑟 ) 応答変数:𝑡 ∈ {0,1} ダミーデータ追加  意図:ネット付近のモデル精度向上 ステップワイズ回帰 予測子項:4次まで リンク関数:ロジット関数 MATLABのstepwiseglmを利用 1st/2nd サービス,Ad/Deuceサイド.4つ のモデルを構築 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 𝑡~ 1 1 + exp(−𝑋) 𝑋: 予測子の4次までの多項式

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発表構成 研究背景✓ 本研究の目的✓ プロテニス(ATP)について✓ Hawk-Eyeシステムと公式Webサイト✓ ランキングポイント制度✓ サービス得点確率モデルの構築✓ 構築手法✓ 結果 Web実装 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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1st サービス/実力差なし 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 非対称 左右ライン際が有利 外→内に向かって有効な 範囲 サービスライン際は不利

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1st サービス/実力差なし 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 非対称 左右ライン際が有利 外→内に向かって有効な 範囲 サービスライン際は不利

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1st サービス/実力差なし 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 非対称 左右ライン際が有利 外→内に向かって有効な 範囲 サービスライン際は不利

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1st サービス/実力差なし 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 非対称 左右ライン際が有利 外→内に向かって有効な 範囲 サービスライン際は不利

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2nd サービス/実力差なし 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸 ほぼ対称 全体的に不利←サービス 速度低下 サービスライン際は不利

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1st /Deuceサイド/実力差あり 例:ランキングポイント比=5 やや「甘い」位置での得点 率の差→実力差 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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1st /Deuceサイド/実力差あり 例:ランキングポイント比=5 やや「甘い」位置での得点 率の差→実力差 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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デモ:Web実装 https://www-ie.meijo- u.ac.jp/~konaka/tennisServiceProb.html 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸

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まとめ サービスの予測得点モデルの 構築 予測得点確率の出力 1st/2nd ,サービスサイドごとのモデ ル構築 サービス着地点の情報を活用 Hawk-Eyeシステム 選手の実力差を考慮 公式ランキングポイント 電子情報通信学会MSS研究会(2022年6月)@八戸