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©KAKEHASHI inc. 完璧を目指さない 小さく始める信頼性向上 2025年7月24日 松本 明紘 OisixのSREチームとの交流会 お野菜を添えて

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©KAKEHASHI inc. 株式会社 カケハシ(2023年2月〜) ● AI在庫管理、医薬品のSCM関連の新規事業 ● バックエンドに軸足を置くテックリード もっち(X: @mottyzzz) 松本 明紘 2 自己紹介 https://speakerdeck.com/kakehashi

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Mission 日本の医療体験を、 しなやかに。 カケハシは、調剤薬局DXを入り口に 日本の医療システムの再構築を目指す ヘルステックスタートアップ

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©KAKEHASHI inc. 4 急に信頼性や品質を向上させる 熱量が上がるタイミングってありますよね

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©KAKEHASHI inc. 5 ありました

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©KAKEHASHI inc. 6 詳細はこちら: https://speakerdeck.com/kakehashi/proactive-devops 信頼性向上の一大プロジェクトで、ROI 優先順位をつけて取り組みを決定したが、 当然、数値的な効果があるものから選ぶことにな り、そしてそれは比較的重い対応ばかりになった

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©KAKEHASHI inc. 7 インシデントの発生件数は1/3にできた それよりも 夜間の呼び出しが無く なったのが一番嬉しい

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©KAKEHASHI inc. 8 おすすめ発注という重要機能の障害が大きな心理的負担となっていた ● 機械学習の処理を含む深夜帯のバッチ処理 ● 障害が発生すると深夜3時〜5時に呼び出されることになる。薬局がオープンす る9時までに復旧する必要がある。リカバリー作業には最大3-4時間かかり、か なりプレッシャーが大きい ● 復旧が間に合わないとその日の発注ができなくなるため、薬局業務に大きな影 響を与えてしまう

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©KAKEHASHI inc. 9 色々やってみたけど、とてもシンプルな対応が嬉しい効果につながった ● パフォーマンス向上を行い処理のリトライにかかる時間を半分に ● 余裕をもって対処できるように、処理の開始時間を19時開始に

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©KAKEHASHI inc. 10 余裕をもって対応できるようになり対応者の心理的負担がなくなった ● 深夜3時〜5時に呼び出される → 19時〜21時に呼び出される ● リカバリー作業には最大3-4時間 → リカバリー作業が30分〜2時間程度

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©KAKEHASHI inc. 11 まとめ ● 深夜の呼び出しは心理的な負担が大きい ● 信頼性の指標だけに囚われない ● 不安を取り除くなど、チームの状態をよくする目線でも選ぶ

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© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. PM・EM・エンジニアを積極採用中 https://kakehashi-dev.hatenablog.com/entry/2025/07/17/093000 We’re Hiring!!!

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©KAKEHASHI inc. 完璧を目指さない 小さく始める信頼性向上 2025年7月24日 松本 明紘 OisixのSREチームとの交流会 お野菜を添えて