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本題に⼊る前に まずはアンケート!

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© LayerX Inc. 2 A. エンジニア B. エンジニアではない アンケート 1:あなたの職種は? A(エンジニア)の⽅、挙⼿!✋

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© LayerX Inc. 3 A. バリバリできている B. どちらかというと、まあまあできている...? C. どちらかというと、いまいちできていない...? D. 全然できていない アンケート 2:あなたの AI 活⽤のレベルは? A と B(できている)の⽅、挙⼿!✋

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© LayerX Inc. 4 A. バリバリできている B. どちらかというと、まあまあできている...? C. どちらかというと、いまいちできていない...? D. 全然できていない アンケート 3:あなたの周りの⼈の AI 活⽤のレベルは?

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© LayerX Inc. 5 A. バリバリできている B. どちらかというと、まあまあできている...? C. どちらかというと、いまいちできていない...? D. 全然できていない アンケート 3:あなたの周りの⼈の AI 活⽤のレベルは? そもそも答えられるか...?

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© LayerX Inc. AI に⽬を奪われすぎて、 周りの困っている⼈間が⾒えなくなっていませんか? 株式会社LayerX バクラク事業部 エンジニア 蔡 安平 | an 2025/08/05 ⽣成AI時代のプロダクトチーム構築:⾮エンジニアも巻き込む開発フローとチーム設計

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© LayerX Inc. 7 - 蔡 安平 / サイ アンペイ / Anping Cai / an - LayerX - 2025/05 ⼊社 - バクラク申請‧経費精算の Web エンジニア - 経歴 - 中国北京出⾝、⼤学院から来⽇ - ITコンサル → Salesforce → ITコンサル - エンジニア / PM / CS - 稀にいる CSS 好き ⾃⼰紹介 飼い猫のおもち

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© LayerX Inc. 8 今⽇話すこと - ⾃分のチームでの取り組み‧試⾏錯誤 - チーム構成 - エンジニア:4⼈ - EM:1⼈ - PdM:1⼈ - デザイナー:1⼈ - QA:1⼈ - 誰でも明⽇からできること 今⽇話さないこと 前置き - 全社での取り組み(以下ご参考ください) - Bet AI Day & 7Days LT - Day 2: 「Bet AI for Biz」 - Day 7: 「Bet AI Culture」 - メンバーの登壇資料 / 記事 - ⽣成AI活⽤の組織格差を解消する - コードを書かないBiz職こそCursorを使った ⽅が良い理由 - 難しいこと

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© LayerX Inc. 9 - 新しいモデル!新しい IDE!新しいエージェント! - Vibe Coding!CLI 型ツール!定額プラン! - AI TDD!AI コードレビュー! 世は⼤ AI 時代 開発⽣産性向上ー!イエーイ!🥳 👏 🎉

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10 © LayerX Inc. ところで エンジニアの皆さん

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11 © LayerX Inc. あなたの PR がマージされれば ユーザーに価値が届くのか?

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© LayerX Inc. 12 - そもそもユーザーはどうやって獲得できるか? - ユーザーに求められる機能とはどんなものか? - どんな UI/UX が使いやすいか? - どうすれば速く正しく実装できるか? - 新機能はいつどうやってリリースされるか? - ユーザーが新機能にどうやって気づくのか? - ユーザーが使い⽅に迷った時はどうすればいいのか? - …… どうすればユーザーに価値が届くのか?

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© LayerX Inc. 13 - そもそもユーザーはどうやって獲得できるか? - ユーザーに求められる機能とはどんなものか? - どんな UI/UX が使いやすいか? - どうすれば速く正しく実装できるか? - 新機能はいつどうやってリリースされるか? - ユーザーが新機能にどうやって気づくのか? - ユーザーが使い⽅に迷った時はどうすればいいのか? - …… どうすればユーザーに価値が届くのか? 他の職種がいるからこそ、あなたのソースコードが 初めて誰かにとって価値のあるものになる なのに、AI 活⽤がコーディングに フォーカスしすぎていないか?

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© LayerX Inc. 14 - エンジニアが⼀番 AI の恩恵を受けている - 実務レベルの AI Agent が次から次へと - CLI 型ツールが王道に - コーディングが速くなる ≠ 価値提供が速くなる - 全職種が AI の恩恵を享受できないと、真の⽣産性向上にはならない - ⾮エンジニアには「エンジニア仕様」のツール活⽤が求められている - この状況を作ったエンジニアには、その⼟台作りやサポートの義務があるのでは? いま我々が置かれている状況

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© LayerX Inc. 15 - Cursor はいいぞ!Claude Code はいいぞ!MCP はいいぞ! - ツール紹介!ナレッジ共有! - 環境構築!ドキュメント整備! - 勉強会開催!ハンズオン実施! よし、職種横断で AI を活⽤していくぞ ⾮エンジニアも巻き込んでいくぞー!イエーイ!🥳 👏 🎉

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16 © LayerX Inc. ところで エンジニアの皆さん

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17 © LayerX Inc. Warp を紹介した時の Slack やりとり

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18 © LayerX Inc. ターミナルが「怖い」という感覚は わかりますか? ちなみに私も CLI が苦⼿なので痛いほどわかります

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19 © LayerX Inc. あなたの「当たり前」を 他⼈に押し付けていないか?

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© LayerX Inc. 20 - 「CSS が苦⼿」という感覚は私には理解できないように、「CLI が苦⼿」という感覚も 多くのエンジニアには理解できないだろう - ⾃分にとっての「当たり前」を⼀回忘れて相⼿の⽴場に⽴ってみよう - 質問されたとき、「肝⼼なエラーログが抜けてるやんけ」とイライラするのは違う - 何が肝⼼な情報なのかはグローバルに「当たり前」ではない - ⾃分にとっての「当たり前」を押し付けない - エンジニアの⼯夫で実現する、ビジネス組織のCursor活⽤環境の構築術 - CLI ではなく GUI、ダークモードではなくライトモード 「当たり前」はローカル変数

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© LayerX Inc. 21 - チームとは得⼿不得⼿が全然違う⼈でできている - CSS が苦⼿の⼈もいれば、得意な⼈もいる、だから助け合うことができる - それぞれの得意を持ち寄って、助け合うことこそが、チームでしかできないこと - 今がまさにエンジニアの出番 共感できなくても、助け合える

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22 © LayerX Inc. 実際にやってみたこと

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© LayerX Inc. 23 - 参加者:エンジニア + PdM + デザイナー - 内容:不具合調査 + 修正 - 狙い:ナレッジシェア - AI ツールの活⽤⽅法や使い分け - お便利ツール / ショートカット - 開発やトラブルシューティングの流れ チームでモブプロを⾏う おすすめポイント - 同期だからこその質問しやすさ - エンジニアでも普通に勉強になる 気をつけポイント - エンジニア同⼠の会話、分かっている ⼈同⼠の会話が始まりやすい - モブプロ警察役が必要

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© LayerX Inc. 24 - ⽤途:質問‧共有‧⾃慢‧なんでも - AI に関係があってもなくても - 狙い:質問のハードルを下げる - 全社のチャンネルもあるが、⼤⼈数だと発⾔ のハードルが⾼い - まわりに進んでいる⼈が多ければ多いほど、 いまさら「できていない」とは⾔いづらい チームの Bet AI Slack チャンネルを作る おすすめポイント - 少⼈数、⾝内ならではの⼼理的安全性 - みんなで褒め合うことでモチベ向上 気をつけポイント - 各チームのチャンネルに情報が分散し てしまう

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25 © LayerX Inc. 実際に起きていること

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© LayerX Inc. 26 - PdM が Snowflake / Streamlit のアプ リを作りまくってる - デザイナーが直接不具合修正‧UI/UX 改善を⾏うように ⾮エンジニアがバリバリ開発するように FE リポジトリの過去1ヶ⽉のコミット数 デザイナー 🎨 PdM 作お便利ツール

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27 © LayerX Inc. 思ったこと

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© LayerX Inc. 28 - 他チーム / 横断組織 ( Bet AI Guild ) にネタを仕⼊れに⾏く、良さそうなものがあれば チームに還元する - ⾮同期のコミュニケーションより同期のコミュニケーション - Slack でラリーを続けるのではなく、対⾯ or 画⾯共有で⼀緒にみる - 分からないものを⾔語化するのは難しいので、より分かっている⽅が情報を取りに⾏く - Slack をパトロールして宙ぶらりんになっている質問を拾う - 無視されると次の質問のハードルがさらに上がる - ⾃分が分からなければ分かりそうな⼈を巻き込む Push を待つのではなく、Pull しにいく

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© LayerX Inc. 29 - 「PdM は仕様を決める⼈、デザイナーは UI/UX をデザインする⼈、エンジニアはコー ドを書く⼈」という考え⽅はもう古い - ⾮エンジニアの開発への関与はどんどん増えるため、その⼿助けがエンジニアの役⽬ - エンジニアだって、最近コードを書く時間とプロンプトを書く時間、どっちが多い? ロールに囚われすぎない

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© LayerX Inc. 30 - やりたいことは無限にある - ⾃分が困っていないことは後回しにしがち - あなたの 30 分が誰かの 3 時間を節約できるかもしれない - 「やりたい」とかではなく「やる」、それだけ - ⾃分のタスクが捗ることに満⾜したりしない - 困っていそうな⼈を⾒て⾒ぬふりをしない - ユーザーに価値を届けるという⽬的を⾒失わない 「やる」という強い意志が⼤事

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31 © LayerX Inc. AI がどんなに進化しても ⼈間の悩みを解決しようとするのは⼈間なので

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32 © LayerX Inc. やさしい⼈間になろう

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© 2024 LayerX Inc. 33 We are hiring! LayerXのプロダクトメンバーと美味しいお酒やご飯を囲み ながら、プロダクトやチーム、技術の話をゆる〜く行うイベン トを定期的に行っています。 直近の予定は以下のとおりです。 LayerX Casual Night LayerX Casual Night LayerX Open Door アカウント登録が一切不要なカジュアル面談を公開しています。 ・私と雑談してみたい ・質問したいことがある ・選考に進むか悩んでいる などなど、お気軽にお申し込みください! ※原則招待制です。ご参加希望の方はLayerX社員へご連絡ください! 日程 テーマ 9/19(金) 19時ごろ〜 🍷ワイン Night