Slide 1

Slide 1 text

@2022 IBM Corporation IBM Cloud

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 2 佐川 洵貴 (Junki Sagawa) ⽇本IBM カスタマー・サクセス・マネージャー 座右の銘 「起きてるときは、ITのことかそれ意外しか考えない。」

Slide 3

Slide 3 text

本日の内容 3 • APMとは? • IBM Observability by Instanaのご紹介

Slide 4

Slide 4 text

Application Performance Management Application Performance Management (Monitoring) A P M

Slide 5

Slide 5 text

Application Performance Management 従来の監視 • システムを構成するハードウェア・ソフトウェアが 正常に稼動しているかに注目 1. サーバやストレージ・ネットワーク機器、ハードウェアの状態を監視 – CPU・メモリ・ディスクの使用率・使用量は正常? 2. OSやソフトウェアの状態を監視 – プロセスが起動している? – エラー起きていない?

Slide 6

Slide 6 text

Application Performance Management 従来の監視 • 異常を検知することはできるが、 故障や停止を伴わない性能低下の検知は苦手 • アプリケーションの応答時間が遅い • たまにエラー画面が表示されている

Slide 7

Slide 7 text

Application Performance Management 従来の監視 レスポンスが 遅いといわれて初めて気づく • → 原因はインフラ? アプリ? • → 「基盤運用チーム、原因調査して!」 • → 「CPUもメモリも正常です」 • →「 むむ、そうか。アプリチーム、原因調査して!」 • → 「ログを見てきます」 • → 「とくに変なエラーは出てないですねえ。」

Slide 8

Slide 8 text

Application Performance Management APM • システムやアプリケーションが、利用者に どういった 品質でサービスを提供しているのか? • アプリケーションの動作、インフラの依存関係、 ユーザー、アプリケーションのライフサイクル全体 にわたるKPIの監視を可能にするソフトウエア

Slide 9

Slide 9 text

Application Performance Management APM • どのくらいの利⽤者がシステムにアクセスしているのか? • 利⽤者はシステムを快適に利⽤できているのか? • システムのパフォーマンスが悪化した場合、 どの処理がボトルネックとなっているのか?

Slide 10

Slide 10 text

複雑な時代… • コンテナ • マルチクラウド • マイクロサービス • DevOps • etc.. Application Performance Management Node フロント Java Python DBサーバー 認証 SaaS Kubernetes / OpenShift (Container Orchestration)

Slide 11

Slide 11 text

Observe + ability : 可観測性 複雑化する環境においても、 起きていることを把握するだけでなく、 なぜ起きたかの原因まで把握できること

Slide 12

Slide 12 text

Observability • インフラモニタリング • アプリモニタリング • APM • アラート • トレース… • ⾊々な機能を持っていること

Slide 13

Slide 13 text

APM (次世代) 13 Observabilityを実現するツール • システム監視 + APM • ⾃動化 • 原因分析 • 依存関係 例えば。。。 IBM Observability by Instana APM

Slide 14

Slide 14 text

@2022 IBM Corporation IBM Cloud 従来の基盤監視だけでは 間に合わない世界が来ている 従来型の監視基盤 ü 個別導⼊とセットアップ - 監視対象に応じて導⼊ - 監視対象の設計と設定が必要 ü 得られる情報が少ない - OSレベルの情報のみ - 5秒-30秒の平均値の値 - アプリケーションの挙動が掴めず 改善につなげられない ü オンプレミスとクラウド 別管理 - ユーザーの体験を理解できない - クラウドでツールが別れていて 情報を追えない 新世代 可観測性基盤 ü ゼロ構成と⾃動監視、環境変化にも⾃動追随 - 監視対象を検知し⾃動構成 - 監視対象に対する専⾨知識を反映済み ü ⾼精細データでシステムを可視化 - 全要求トレース+1秒単位メトリック - 基盤からアプリまで多様に渡り可視化 - AIと機械学習で 問題を⾃動検知 - 関連コンポーネントの情報も整理して提⽰ ü オンプレミスと各種クラウドも統合して監視 - WebUIから基幹システムの呼出しまで - 挙動を理解しユーザー体験改善につなげる 14 問題が「おきている」ことが分かる 問題が「なぜ起きているか」分かる 可観測性を強化 よりクリアな視界を 数百〜数千のコンテナ 動的に変化する基盤 多様な技術の利⽤ 多岐にわたる提供サービス 問題判別の複雑化 サービスにフォーカスしたSRE運⽤ 複数クラスタでのサービス提供 基幹システムとの連携 エンドユーザー体験の可視化

Slide 15

Slide 15 text

@2022 IBM Corporation IBM Cloud サービスのパフォーマンスの可視化 コンテキストの可視化 IBM Observability with Instana システムが提供する様々なデータを解析することで、 システムの振る舞いを可視化し、不透明なシステムを透明なシステムに変えるAPMソリューションです Ø概要 • 業界を超えて400以上のお客様(製造、⼩売、通信、⾦融など)が利⽤ • システムの振る舞いを理解し、再起動や再デプロイなしにあらゆる種類のパフォーマンスや問題の分析を⾏います • アプリケーション、サービス、テクノロジーのコンポーネント単位でゴールデンシグナルの値を取得し、グラフィカルに提⽰します 障害の原因分析のサポート

Slide 16

Slide 16 text

@2022 IBM Corporation IBM Cloud サービスのパフォーマンスの可視化 n アプリケーションの表⽰ –サービスとエンドポイントは⾃動的に検出され、動的グラフ(スタック/依存関係)に保存される –ゴールデンシグナル: 要求数、応答性能、エラー率 と ヘルス状態を視覚的に表⽰ 1ホスト1エージェ ントで自動構成、環 境の変化に自動追随 すべての要求をトレース、 1秒単位のメトリクス、す べての構成変更を記録

Slide 17

Slide 17 text

@2022 IBM Corporation IBM Cloud コンテキストの可視化 n 依存性マップ –データのフローの表⽰ –カーソルを合わせると 詳細とメトリックの表⽰ –特定のメトリックによる アイコンの拡⼤表⽰ –イベントの発⽣状況の カラー表⽰ カーソルを合わ せた時にポップ アップ表⽰ 特定のメトリックによ るアイコンの拡⼤表⽰ 例)Calls(アクセス)が 多い箇所を拡⼤表⽰

Slide 18

Slide 18 text

@2022 IBM Corporation IBM Cloud 障害の原因分析のサポート n エラーからブレイクダウンして詳細を確認 –呼び出し順序を視覚的に表⽰ –詳細画⾯ではステータスコードやStack Trace、関連するエラーログ、インフラ情報などを表⽰ 処理ごとに自動的に エラー情報と StackTraceを提示 Call毎のレイテン シーを提示