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Watson Assistantを使ったLINE bot(Watson Assistant編) 三浦 耕生

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自己紹介 • 三浦 耕生(みうら こうき) • 大学院生、Code for AICHI所属 • Twitter:@k_miura_io • Facebook:koki.miura05

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本題に入る前に… • 以下のURLからIBM Cloud にアクセス、ログインし てください https://ibm.biz/BdzqZd • 右のQRからもアクセスで きます

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今回作るもの • Watson Assistantを使ったLINE bot • Code base NAGOYAの利用予約システム を想定 • ノンコーディング(ココ重要)

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使う技術 • Watson Assistant • Node-RED • Messaging API IBM Cloudですべて完結する!

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Watson Assistant • 自然言語で対話することが出来るアプリケーションを作成する ことが可能 • ユーザーからの自然言語の入力を理解し、適切な返答を行う • 直感的な操作で対話の流れを組むことが出来る リッチなチャットボットを作成できる

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出来ること • 問い合わせや手続きをチャットボットが代行できる • 入力された対話内容、キーワードをデータを蓄積することで、 顧客情報の管理が簡単(別途DB、サーバー側の処理が必要) • 音声インターフェースを組み合わせればロボットやスマートス ピーカーを使った対話システムを組み込むことも可能

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Watson Assistantを使ってみる • カタログを選択し、検索窓から「Watson assistant」と入力 • Basicでは無い方のAssistantを選択(BasicはAssistantを使ったス ターターアプリケーションも作成される)

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インスタンスの作成 • ライトプランを選択すれば無料でAssistantを使用可能 • 一度ライトプランでインスタンスを作成した場合は一つしか作 れないので、すでに作成されたインスタンスを使用する • 「Watson Assistantの起動」を選択

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Skillを作成 • スタート画面の下にある「Create a Skill」を選択 • 「skills」タブを開いたら「Create Skill」を選択

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Create Dialog Skill • Name:お好きなスキル名 • Description:スキルの説明を記入(なくてもよい) • Language:「Japanese」を選択(日本語の自然言語処理をして くれる)

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Intents • 意図、思考のような意味 • ユーザーの要求を判断するための機能 • 自分で自由に定義することもできればデフォルトで用意された インテントを入れることも出来る

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インテントの作成 • 今回は予約をしたいこと をボットに伝えるための インテントを作成する • 「Create intent」をクリッ クし、#のついた項目に はインテント名を設定し、 「Add user example」に予 約したい時に言う文をい ろんなパターンで入力す る • 5パターンあるとよい

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Content Catalog • ボットでよく使われるやり取りはデフォルトのインテントとし て登録されている • この中から「ボット管理」と「一般」をインテントとして追加 する

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Entities • 「Eintiy」タブをクリック し、「Create entity」をク リック • 目的語に当たる単語を登 録する • 今回は利用目的を判断す るためのentityを追加する • Entity valueには大枠の Entityを書き、Synonymsに はEntity valueに関連した 単語を追加する

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System Entities • これもボットでよく使われるEntityが用意されている • 今回は@sys-dateと@sys-timeを有効にする

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フローの作成 • ユーザーから貸し切りの予約が来たときの対応フローを作成し ていく • Dialogタブをクリック • 「Add node」を追加してノードの名前を設定する • 「If assistant recognizes」にはユーザーから来た発言の中に特定 のIntentかEntityが含まれていたかどうかの判定を行う • 「If assistant recognizes」の条件と一致したら、フローをじっこ うする流れになる

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Dialogの作成 • IntentとEntityの設定が終 わったところで対話のフ ローを作成していく • 「Add node」から対話の はじめの部分を作成する • スタートは先程作成した 予約のIntentが来たとき

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利用目的を聞き出す • 作成したNodeの右側にあ る3点をクリックし「Add child node」をクリックし、 新しいノードを作成する • 利用目的を聞き出してボッ トに出力するようにする • 利用目的のEntityをContext として保持すれば良い • 「Context editor」を開いて contextを定義する • 保持したContextは対話が 終わるまでずっと保持し続 ける

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利用目的を確認する • 先程定義したcontextをボット で出力したい • 返答文の中に「$contex名」と いう形で記入することで引用 することが出来る(図の $purposeがcontextに当たる) • ちなみにEntityを出力したい ときは「@entity名」と定義す れば良い • 文章と引用の境が分かるよう に変数と文章の間には半角ス ペースで開けるようにする

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ここまででテストしてみ る • 右上に「Try it」があるのでクリックす ると、動作確認が出来る • 返答の際には合わせて何のEntityや Intentを認識したのかを表示してくれる

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自習 • 残りの日付、時間も同様に確認を行い最後に「○月○日の○時 からの予約でよろしいでしょうか?」という形の質問でユー ザーに確認をとるフローを作成してください • 余裕がある方はその質問に対して合っているか間違っているか の返答が来た時に合っていたら改めて利用目的、利用日時を復 唱して予約が確定したことを伝える文を作成しましょう

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ヒント • 時間、日付はSystem entitiesからデータを取り出す • (余裕のある方)日時の確認をした時にOKかどうかを答えたと きの判定するためのIntentには 「#Bot_Control_Approve_Response」を使う

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休憩