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2026/4/8 クラスメソッド株式会社 相樂悟 BIツール「Omni」の紹介とデモ @Snowflake中部UG

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⾃⼰紹介 2 ● 2020年9⽉ ⼊社 ○ Modern Data Stackに該当する製品の 技術⽀援‧プリセールスを担当 ○ 新しい技術情報を定期的に収集し、 ブログで情報発信 ● 部署‧役割 ○ Modern Data Stackチーム テックリード ● 名前(ニックネーム) ○ 相樂 悟 (さがら) ● 最近のトピック ○ 2026年もSnowflakeの Data Superheroに選出! (5年連続5回⽬)

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⽬次 3 ● 既存のBIの課題 ● Omniの紹介 ● dbt × Omniの連携機能紹介 ● 既存BIからの移⾏について ● まとめ

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⽬次 4 ● 既存のBIの課題 ● Omniの紹介 ● dbt × Omniの連携機能紹介 ● 既存BIからの移⾏について ● まとめ

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世の中のBIツールの種別 ⼤きく2種類に分類される ● セルフサービス型BI ○ ユーザーが自分で必要なデータとBIツールをつなぎ、カスタムフィールドや結合の定義など 行いつつ、ダッシュボードを作成する ● Semantic Layer型BI ○ 事前にyamlなど用いてディメンションやメジャーをコードで定義し、 ユーザーは定義されたディメンションやメジャーを参照して ダッシュボードを作成する 5

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セルフサービス型BI(Tableau・Looker Studioなど) メリット:すぐにデータに繋いで分析ができるスピード感 デメリット:計算ロジックの統制が取れなくなってしまう 6

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Semantic Layer型BI(Looker・Lightdashなど) メリット:コード定義により計算ロジックを統制できる デメリット:コードの定義が必須のため、分析までに時間がかかる 7

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従来のBIツールのメリット・デメリットまとめ メリット: すぐにデータに繋いで 分析ができるスピード感 セルフサービス型BI デメリット: 計算ロジックの統制が 取れなくなってしまう 相反する2種のBIツールのメリットを両⽴できれば理想なのだが… メリット: コード定義により 計算ロジックを統制できる Semantic Layer型BI デメリット: コードの定義が必須のため、 分析までに時間がかかる 8

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従来のBIツールのメリット・デメリットまとめ メリット: すぐにデータに繋いで 分析ができるスピード感 セルフサービス型BI メリット: コード定義により 計算ロジックを統制できる Semantic Layer型BI Omniはこの2種のBIツールの良さを両⽴します! 9

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⽬次 10 ● 既存のBIの課題 ● Omniの紹介 ● dbt × Omniの連携機能紹介 ● 既存BIからの移⾏について ● まとめ

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Omniとは 11 ● 沿⾰ ○ 2022年に設⽴ ○ 2025年に創業3年で6900万USDの資⾦調達 ● 本社:カリフォルニア州サンフランシスコ ● 創業者 ○ Colin Zima(CEO):元LookerのChief Analytics Officer ○ Jamie Davidson:元LookerのVP Product ○ Chris Merrick:元StitchのCTO⇛買収後のTalendでVP of Engineering

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Omniの⼀般的な開発プロセス 12 ダッシュボードはGUI操作で作成 1.Workbookでダッシュボードを作成 2.他のユーザーにも作成したフィールドや JOIN定義を利⽤させたい場合、Sharedに反映 差分確認&PR発⾏ Sharedに反映 引⽤元:Omni Analytics社公式の製品紹介資料より

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デモ:Omniでのフィールド作成と、Sharedへの反映 13 デモ内容 ● Omniのホーム画⾯からWorkbookを作成する ● Workbookで、新しいフィールドを作成する ● Workbookで、可視化してダッシュボードとして保存する ● Workbookで作成したフィールドをSharedへ昇格し、他のユーザーも使えるように

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私が推したいOmniの良いところ 14 ● GUIで操作したものを、そのままコードにできる ● スプレッドシートライクな操作で計算フィールドを追加できる ● 可視化表現も豊富 ● 画⾯で表⽰していない、別の粒度での計算(詳細レベルの計算) ● 完全⼀致のクエリ以外でもキャッシュを再利⽤できる ● 接続先のデータべースの動的な切り替えが可能 ● Lookerの良い点はOmniにも搭載 ● AI⽤途のコンテキスト⼊⼒機能が豊富 ● 標準のAI機能も豊富 ● 簡単に利⽤できるClaude Connector ※次のスライドから各機能についてご紹介します

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GUIで操作したものを、そのままコードにできる 15 独⾃のSQL計算式を⼊れるようなメジャーであっても、裏側でコード化してくれる 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-how-to-start-analysis-after-create-connection/

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スプレッドシートライクな操作で計算フィールドを追加できる 16 左上図のように、セル同⼠の演算や関数を記述することでも計算可能 左下図のようにPromoteを押すことで、記述したセル同⼠の演算や関数をコード化                   ※コード化できるのは⽐較的シンプルな演算のみ 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-spreadsheet-to-semantic-layer/

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可視化表現も豊富 17 よく使うグラフは揃っており、右図のKPIチャートが特徴的 引⽤元:https://docs.omni.co/docs/visualization-and-dashboards/visualization-types

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画⾯で表⽰していない、別の粒度での計算(詳細レベルの計算) 18 集計するデータの粒度を指定できる詳細レベルの計算(Level of Detail) Query Viewの作成などデータソースの加⼯をせずに柔軟な分析ができるように 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-level-of-detail-fields-fixed/

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完全⼀致のクエリ以外でもキャッシュを再利⽤できる 19   参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-try-caching/

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接続先のデータべースの動的な切り替えが可能 20 本番⽤データベースとは別に開発⽤データベースを別途⽤意している場合、 ダッシュボードの編集中に接続先のデータベースを切り替えることが可能 (この機能を⽤いて、ユーザー属性ごとに参照させるデータベースの切り替えも可能) 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-try-dynamic-environments/

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Lookerの良い点はOmniにも搭載 21 ● Omniから実⾏されるSQLの確認 ● One to ManyでJOINする時のfan out対策 ○ One側のテーブルのレコードが重複し集計値がずれてしまう現象を対策する機能 ● Access filtersとAccess grants ○ ユーザー属性を使⽤した、動的な⾏レベル‧列レベルセキュリティを設定できる機能 ● Aggregate Awareness ⇛ 次⾴で紹介 ○ 選択したフィールドに応じて、最適な粒度のテーブルに対して動的にクエリを発⾏する機能 ● Content Validator ○ ダッシュボードが参照するフィールド等の名称変更があったときに検知‧修正できる機能 ● Embedded Analytics ○ iframeベースの埋め込みが可能で、埋め込み先の認証情報を⽤いた 動的なOmniのユーザー作成&認証も可能(SSO embed)

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Lookerの良い点はOmniにも搭載:Aggregate Awareness 22 ユーザーが選択したディメンションの粒度に応じて、参照先のテーブルを動的に変更 定義は右下の通り、集計テーブルのviewファイルで対応するフィールド⼀覧を書くだけ 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-try-aggregate-awareness/

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AI⽤途のコンテキスト⼊⼒機能が豊富 23 topic、view、field、それぞれでAI⽤のコンテキストを⼊⼒可能 特に「ai_context」という、AIに対する⽂脈を追加できる機能を持つ製品は少ない印象

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標準のAI機能も豊富:Queryの⽣成 24 ⾃然⾔語で要望することで、AIが必要なフィールド‧メジャーを⾃動で選択 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-ai-assistant-try/

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標準のAI機能も豊富:Queryの要約機能 25 Omniのチャートの1つ「AI Summary」 少し⾒ただけでは理解が難しいグラフに対して、AIによる要約を⾏うことが可能 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-ai-assistant-try/

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標準のAI機能も豊富:⾃然⾔語での対話分析機能 26 ⾃然⾔語での対話機能があり、グラフの作成だけでなく洞察の内容まで出⼒してくれる 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-ai-assistant-try/

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標準のAI機能も豊富:⾃然⾔語での対話分析機能を埋め込み可能 27 前述の⾃然⾔語での対話分析機能を任意のアプリケーションやWebサイトに埋め込み可能 アイコンや⾊味などをカスタマイズ可能 Omni標準の画⾯ カスタマイズしてWebアプリに埋め込んだ画⾯ 引⽤元 引⽤元:https://omni.co/embedded-analytics

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簡単に利⽤できるClaude Connector 28 OmniはMCP Serverを提供しており、Claudeに対しては公式のコネクタを提供 各ユーザーごとにOAuthでClaudeからOmniへ認証することで、簡単にセットアップ可能 (下図は、SlackとOmniのコネクタをどちらも⽤いた使⽤例) 引⽤元:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-try-claude-connector-with-slack/

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デモ:OmniでのAI機能 29 デモ内容 ● QueryをAIで⽣成 ● ⾃然⾔語での対話分析機能

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⽬次 30 ● 既存のBIの課題 ● Omniの紹介 ● dbt × Omniの連携機能紹介 ● 既存BIからの移⾏について ● まとめ

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dbt × Omniの連携機能紹介 31 Omniは他のBIツールにはない機能も含め、dbtとの連携機能を豊富に提供 ● dbtで定義したDescriptonをそのままOmniに連携可能 ● dbtの開発ブランチで作られたテーブルをOmniから参照可能 ● OmniからDescriptionとExposureを連携 ● 集計画⾯で定義した内容をSQL化してModelとしてPush ※次のスライドから各機能についてご紹介します

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dbtで定義したDescriptonをそのままOmniに連携可能 32 dbtで定義したDescriptionと、SQL定義をOmniに連携可能 更に、DescriptionはOmniのフィールド選択画⾯からも確認可能 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-dbt-integration-setup/

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dbtの開発ブランチで作られたテーブルをOmniから参照可能 33 dbtで開発を⾏う際は、ブランチを切って開発⽤のスキーマに出⼒することが⼀般的ですが Omniではその開発⽤のスキーマに、データの参照先を切り替えることが可能 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-dynamic-schema-with-dbt/

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OmniからDescriptionとExposureを連携 34 Omni上で定義したDescriptionの内容をdbtのyamlに反映したり、 dbtモデルを利⽤するダッシュボード定義をExposureとして⾃動連携 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-descriptions-exposures-push-to-dbt/

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集計画⾯で定義した内容をSQL化してModelとしてPush 35 OmniのQuery作成画⾯で、選択したフィールドによって発⾏されるSELECT⽂を ref関数など含めてdbtのModelとしてプッシュしてくれる機能 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-push-to-dbt-model/

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デモ:dbt連携機能 36 デモ内容 ● Omniからdbtの開発環境のスキーマを参照 ○ ※セットアップ⼿順は省略

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⽬次 37 ● 既存のBIの課題 ● Omniの紹介 ● dbt × Omniの連携機能紹介 ● 既存BIからの移⾏について ● まとめ

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BIツールの移⾏に関する課題 38 BIツール、⼀度組織に導⼊すると移⾏がしづらい問題、あると思います… ● 基本的に作成したグラフやダッシュボードは作り直し ○ 元々のBIツールで出来ていた表現ができなくなることも多い ● 計算フィールドの定義⽅法が異なる ○ DWHの各ツール独⾃の関数を使⽤するケースもある ● ツールの使い⽅の覚え直しが発⽣する ○ グラフ作成時の細かいオプション周り、権限、周りは特に異なると思います

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既存BIツールからOmniへの移⾏について 39 Omniがネイティブで提供する移⾏ツールは現時点ではありません しかし、今の私たちには「⽣成AI」がいます 以下、TableauからOmniへのClaudeを⽤いた移⾏⽅法の⼀例です 1. Skillを⽤いて、.twbファイルからOmniのSemantic Layerのコードを⽣成 2. Omni公式のClaude Code Pluginを⽤いて、.twbファイルの各グラフの情報と ⽣成したOmniのSemantic Layerの定義を元に、Omni上でグラフを⽣成

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1.Skillを⽤いて、.twbファイルからOmniのコードを⽣成 40 ● Tableau上のデータソースフィルタ、LoDフィールド、などの定義を読み取り、 OmniのSemantic Layerのコードを⾃動⽣成 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/try-twb-to-omni-yaml-with-claude-code/

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2.Omni公式のClaude Code Pluginを使⽤して、グラフを⽣成 41 ● Omni公式から、Claude Code⽤のPluginが2026/3にリリース ● 下図はPluginの「omni-content-builder」Skillを使ったそのままのアウトプット ○ グラフレイアウトが異なったり、選んだフィールドは⼀致しているが各軸と⾊ 分けに使⽤すべきフィールドが異なる、という事象を確認済み 参考記事:https://dev.classmethod.jp/articles/omni-try-claude-code-plugin-for-dashboard-create/

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⽬次 42 ● 既存のBIの課題 ● Omniの紹介 ● dbt × Omniの連携機能紹介 ● 既存BIからの移⾏について ● まとめ

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Omniにより実現できること:DWHコスト‧運⽤コストの削減 43 DWHコストの直接削減 開発‧運⽤コストの削減 賢いキャッシュ機能 DWHへの不要な再クエリを 削減し、利⽤コストを削減 集計テーブル⾃動選択 (Aggregate Awareness) 低コストなテーブルへクエリを ⾃動で振り分け、スキャン量削減 GUI操作のコード化 (Semantic Layer) 分析操作から再利⽤可能な コードを⾃動で⽣成 属⼈化排除‧保守効率化 分析ユーザー全員がコード定義 できるようになるため、特定の 担当者の負荷を削減 Omniパフォーマンス最適化機能や⾃動的なコード化機能により、 DWH利⽤コスト、⼈的な開発‧運⽤コスト、共に削減

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Omniにより実現できること:AI-Readyな基盤を⾃然に構築可能 44 ⽇々の分析活動により⾃然と必要なコンテキストが整っていき、 そのままAI活⽤ができるBIツール「Omni」 指標定義‧説明の記述 (売上、顧客ランク、など) テーブル間の リレーション定義 ⾃動でコード化 メタデータやModel定義の連携、 開発環境のスキーマ参照、etc Omni標準のAI機能 MCP Server経由

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宣伝:クラメソ、Omniへの移⾏PoC⽀援サービスはじめました 45

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