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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. コミュニケーションに鍵を見いだす、エ ンジニア1年目の経験談 2025/04/15 株式会社グリー / Solution Design & Development部 大塚 貴斗

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 1. 自己紹介 大塚 貴斗 (おおつか たかと) 2024年新卒入社。株式会社グリー Solution Design & Development部に所属し、 グリーグループ内外のサービス開発に携わる。現在はDADAN株式会社の電子書籍業務クラウドツール 「DEDEN」(deden.jp) のバックエンド開発に従事。温泉に行くのが好き。 近況:AIレビュー便利! コミュニケーション関連のバックグラウンド ● 対面の研究室ゼミ → 週4日在宅勤務 ● 人見知りで、初対面は受け身がち 2

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 2. 直面した課題 3 「わからない」 社内ツールが ドメイン知識が 仕様が バグの原因が 既存実装が ライブラリの使い方が

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 3. わからないの乗り越え方 自己解決できることもある ● ドメイン知識をプロダクトに触れて得る ● ライブラリの使い方をドキュメントから学ぶ ● バグの原因をデバッガで探す ⇒ ケースバイケースな解決法 自己解決できないことも (入社後増えた印象) ● 社内ツールの使い方を先輩に聞く ● 仕様で抜けているところをプランナーに聞く ● 既存実装のどこで処理しているかチームメンバーに聞く ⇒ コミュニケーションという汎用的な解決法に注目 4

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 4. 発表の概要 課題:わからないことに多く直面した 乗り越え方:コミュニケーションをとることで解決 ● わからない×コミュニケーションの経験談を話します ● 経験から得た気づきも伝えられれば ○ 行動できること (若手向け) ○ 仕組み化できること (先輩向け) うまくいった・いかなかったの一例ですが、参考になればうれしいです 5

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 5. わからないを聞いて解決 「わからない」の度合い ● ぜんぜんわからない → 聞く ● (ここは後ほど) ● ちょっと調べればわかりそう → 自己解決できる 聞く手段はいろいろ ● チャット ● ミーティング ● 対面 誰に聞くべきかは知識が必要 ⇒ はじめは身近な人から順にエスカレーションするとよい 6

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 6. 実例:便利な質問票 プロダクトで「質問票」を活用 質問のフローが定まる 1. 質問を書く 2. チャットで確認を依頼 3. 回答が書かれる 聞くハードルが下がった ⇒ コミュニケーションの仕組み化が有効 7

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 7. わからない度合いのはざま ● ぜんぜんわからない → 聞く ● がんばって調べればわかりそう → ? ● ちょっと調べればわかりそう → 調べる ⇒ 聞く・調べるの判断が悩ましい ● 調べるのに長時間費やすのはよくない → 聞くほうに傾く ● 安直に聞くのはよくない → 調べるほうに傾く 聞いた解決法:30分程調べてわからなければ聞く ● 私は実践できていない ⇐ 調べているとあっという間に時間が過ぎる... 8

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 8. 定期的に聞けることの重要性 ずっと調べていたとしても、聞く機会が定期的に訪れる ● 週1回の上長1on1 ○ 目標管理、個人間相談、雑談 ● 週2回のプロダクト バックエンドミーティング ○ 進捗共有、メンバー間相談 ● 週5回程のプロダクト 開発関係者ミーティング ○ 進捗確認、質問票確認、チーム間相談 ⇒ わからないでいる時間の上限が概ね担保される 調べることに没頭しても解決できた 9

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 9. コミュニケーションの効果 1年目を経て、コミュニケーション大事だと実感 ● 不安が軽減される ⇐ 個人にとどまっていた「わからない」が複数人に共有される ● わからないことを早く解決できる ○ 聞くほうが早そうなことがしばしば ● 作業速度が上がる ⇐ 不明点がなく、見通しが立つ ● (開発が早くなる!) ○ 体感、ではありますが 10

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Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 10. まとめ 課題:わからないことに多く直面した 乗り越え方:コミュニケーションをとることで解決 行動できること (若手向け) ● はじめは身近な人へ、積極的にわからないことを聞く ⇐ 「わからない」に気付いた自分が動かなければ始まらない ● 聞くか長く調べるか迷ったときは、聞いてよいと思う 仕組み化できること (先輩向け) ● フローを確立して聞くハードルを下げる ● 定期的に聞ける機会を用意する このあとの懇親会でお話しできればうれしいです! 11