Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
コミュニケーションに鍵を見いだす、エンジニア1年目の経験談
Search
gree_tech
PRO
April 15, 2025
Technology
0
180
コミュニケーションに鍵を見いだす、エンジニア1年目の経験談
若手エンジニアの課題と乗り越え方で発表された資料です。
https://toggle.connpass.com/event/346648/
gree_tech
PRO
April 15, 2025
Tweet
Share
More Decks by gree_tech
See All by gree_tech
今この時代に技術とどう向き合うべきか
gree_tech
PRO
2
2.2k
生成AIを開発組織にインストールするために: REALITYにおけるガバナンス・技術・文化へのアプローチ
gree_tech
PRO
0
95
安く・手軽に・現場発 既存資産を生かすSlack×AI検索Botの作り方
gree_tech
PRO
0
81
生成AIを安心して活用するために──「情報セキュリティガイドライン」策定とポイント
gree_tech
PRO
1
520
あうもんと学ぶGenAIOps
gree_tech
PRO
0
93
MVP開発における生成AIの活用と導入事例
gree_tech
PRO
0
110
機械学習・生成AIが拓く事業価値創出の最前線
gree_tech
PRO
0
120
コンテンツモデレーションにおける適切な監査範囲の考察
gree_tech
PRO
0
62
新サービス立ち上げの裏側 - QUANT for Shopsで実践した開発から運用まで
gree_tech
PRO
0
70
Other Decks in Technology
See All in Technology
CLIPでマルチモーダル画像検索 →とても良い
wm3
2
810
進化する大規模言語モデル評価: Swallowプロジェクトにおける実践と知見
chokkan
PRO
3
480
触れるけど壊れないWordPressの作り方
masakawai
0
680
Copilotの精度を上げる!カスタムプロンプト入門.pdf
ismk
9
1.8k
[Journal club] Thinking in Space: How Multimodal Large Language Models See, Remember, and Recall Spaces
keio_smilab
PRO
0
120
短期間でRAGシステムを実現 お客様と歩んだ生成AI内製化への道のり
taka0709
1
190
文字列操作の達人になる ~ Kotlinの文字列の便利な世界 ~ - Kotlin fest 2025
tomorrowkey
2
520
어떤 개발자가 되고 싶은가?
arawn
1
450
The Twin Mandate of Observability
charity
1
510
新米エンジニアをTech Leadに任命する ー 成長を支える挑戦的な人と組織のマネジメント
naopr
1
360
kotlin-lsp の開発開始に触発されて、Emacs で Kotlin 開発に挑戦した記録 / kotlin‑lsp as a Catalyst: My Journey to Kotlin Development in Emacs
nabeo
2
350
AIで急増した生産「量」の荒波をCodeRabbitで乗りこなそう
moongift
PRO
0
590
Featured
See All Featured
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
31
2.7k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
174
15k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7.2k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
640
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
37
2.6k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.2k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
116
20k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.9k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
72
4.9k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
660
Transcript
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. コミュニケーションに鍵を見いだす、エ ンジニア1年目の経験談
2025/04/15 株式会社グリー / Solution Design & Development部 大塚 貴斗
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 1. 自己紹介
大塚 貴斗 (おおつか たかと) 2024年新卒入社。株式会社グリー Solution Design & Development部に所属し、 グリーグループ内外のサービス開発に携わる。現在はDADAN株式会社の電子書籍業務クラウドツール 「DEDEN」(deden.jp) のバックエンド開発に従事。温泉に行くのが好き。 近況:AIレビュー便利! コミュニケーション関連のバックグラウンド • 対面の研究室ゼミ → 週4日在宅勤務 • 人見知りで、初対面は受け身がち 2
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 2. 直面した課題
3 「わからない」 社内ツールが ドメイン知識が 仕様が バグの原因が 既存実装が ライブラリの使い方が
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 3. わからないの乗り越え方
自己解決できることもある • ドメイン知識をプロダクトに触れて得る • ライブラリの使い方をドキュメントから学ぶ • バグの原因をデバッガで探す ⇒ ケースバイケースな解決法 自己解決できないことも (入社後増えた印象) • 社内ツールの使い方を先輩に聞く • 仕様で抜けているところをプランナーに聞く • 既存実装のどこで処理しているかチームメンバーに聞く ⇒ コミュニケーションという汎用的な解決法に注目 4
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 4. 発表の概要
課題:わからないことに多く直面した 乗り越え方:コミュニケーションをとることで解決 • わからない×コミュニケーションの経験談を話します • 経験から得た気づきも伝えられれば ◦ 行動できること (若手向け) ◦ 仕組み化できること (先輩向け) うまくいった・いかなかったの一例ですが、参考になればうれしいです 5
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 5. わからないを聞いて解決
「わからない」の度合い • ぜんぜんわからない → 聞く • (ここは後ほど) • ちょっと調べればわかりそう → 自己解決できる 聞く手段はいろいろ • チャット • ミーティング • 対面 誰に聞くべきかは知識が必要 ⇒ はじめは身近な人から順にエスカレーションするとよい 6
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 6. 実例:便利な質問票
プロダクトで「質問票」を活用 質問のフローが定まる 1. 質問を書く 2. チャットで確認を依頼 3. 回答が書かれる 聞くハードルが下がった ⇒ コミュニケーションの仕組み化が有効 7
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 7. わからない度合いのはざま
• ぜんぜんわからない → 聞く • がんばって調べればわかりそう → ? • ちょっと調べればわかりそう → 調べる ⇒ 聞く・調べるの判断が悩ましい • 調べるのに長時間費やすのはよくない → 聞くほうに傾く • 安直に聞くのはよくない → 調べるほうに傾く 聞いた解決法:30分程調べてわからなければ聞く • 私は実践できていない ⇐ 調べているとあっという間に時間が過ぎる... 8
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 8. 定期的に聞けることの重要性
ずっと調べていたとしても、聞く機会が定期的に訪れる • 週1回の上長1on1 ◦ 目標管理、個人間相談、雑談 • 週2回のプロダクト バックエンドミーティング ◦ 進捗共有、メンバー間相談 • 週5回程のプロダクト 開発関係者ミーティング ◦ 進捗確認、質問票確認、チーム間相談 ⇒ わからないでいる時間の上限が概ね担保される 調べることに没頭しても解決できた 9
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 9. コミュニケーションの効果
1年目を経て、コミュニケーション大事だと実感 • 不安が軽減される ⇐ 個人にとどまっていた「わからない」が複数人に共有される • わからないことを早く解決できる ◦ 聞くほうが早そうなことがしばしば • 作業速度が上がる ⇐ 不明点がなく、見通しが立つ • (開発が早くなる!) ◦ 体感、ではありますが 10
Copyright © GREE Holdings, Inc. All Rights Reserved. 10. まとめ
課題:わからないことに多く直面した 乗り越え方:コミュニケーションをとることで解決 行動できること (若手向け) • はじめは身近な人へ、積極的にわからないことを聞く ⇐ 「わからない」に気付いた自分が動かなければ始まらない • 聞くか長く調べるか迷ったときは、聞いてよいと思う 仕組み化できること (先輩向け) • フローを確立して聞くハードルを下げる • 定期的に聞ける機会を用意する このあとの懇親会でお話しできればうれしいです! 11