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#RAKUSTechCon © 2023 Rakus Co.,Ltd
 ゼロから始める クラウドネイティブ 株式会社ラクス SRE課 見形親久 株式会社ラクス インフラ課松本隆二 1

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#RAKUSTechCon 経歴: ➢ 新卒でSIerへ入社 ➢ 2015年にラクス入社 ➢ 2020年にSRE課を立上げ 業務:Go, Kubernetesと格闘中 趣味:サウナとスノーボード 見形 親久(みかた ちかひさ) 2

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#RAKUSTechCon -経歴概略 2010年銀行営業として社会の荒波に颯爽と出航 するも、敢無く転覆。 その後インフラエンジニアとして約10年を過ごしています。 猫2匹を養うため、明日のご飯を守るため 日々戦い続けるサラリーマン。 -お仕事 自社サービス とかの運用とか設計とか 松本 隆二(まつもと りゅうじ) 3 -我が家の留守を守る猫たち -趣味

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#RAKUSTechCon ● 導入の背景 ● 成果物の紹介 ● 今後の展望 ● 質疑応答 目次 4

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#RAKUSTechCon ラクスは複数のサービスを運営しているのですが、リリースから 時間が経過したサービスで、開発・運用の効率が悪くなっている 様に感じていました Four Keysのデプロイの頻度、変更のリードタイムに該当 導入の背景 5

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#RAKUSTechCon この問題が改善しない原因について、私達は以下の様に考えま した ❖ デプロイの頻度が向上しない ➢ システムが密結合で影響範囲が広いため、調査・改修・ テストのコストが高い ❖ 変更のリードタイムが縮まらない ➢ リリースごとに個別の準備・調整が発生しており、そのコ ストが高い 導入の背景 6

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#RAKUSTechCon ❖ 機能を分割することで改修コストを下げられないか? ❖ 分割した機能を自動でリリース出来るようにすることで準備・ 調整のコストを下げられないか? ぼんやりしたイメージはあったのですが 改善には踏み切れない状態でした 導入の背景 7

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#RAKUSTechCon そんな中でCloud Nativeというキーワードに出会いました スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたら します。このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービ ス、イミュータブルインフラストラクチャ、および宣言型APIがあります。 これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが 実現します。 これらを堅牢な自動化と組み合わせることで、エンジニアはインパクト のある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。 ※CNCFの定義より抜粋 導入の背景 8

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#RAKUSTechCon Cloud Nativeに関連する書籍、イベントの情報から私達は以下 のようなシステムを目指す方向に落ち着きました ❖ 疎結合かつスケール可能なアプリケーション ❖ コンテナベースの実行環境 ❖ CI/CDパイプラインによる高速なデプロイ環境 導入の背景 9

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#RAKUSTechCon ここまでの検討で対策のイメージできましたが、その効果や導入 難易度は未知数です この状態で稼働しているサービスを全面的に変更するのはリスク が高すぎます そこで新サービス開発で小さく試し、ノウハウの収集や効果測定 が出来たら、既存のサービスへ展開していく方針としました 導入の背景 10

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#RAKUSTechCon 成果物 11

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#RAKUSTechCon 実証検証と運用面の整備を進めていきたいと思っています ❖ FourKeysの指標の測定 ❖ コンテナのセキュリティ強化 ❖ Kubernetesのセキュリティ制御 ❖ observabilityの確保 今後の展望 12

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#RAKUSTechCon クラウドネイティブって単語は難しそうな雰囲気がありますが飛び 込んでしまえば怖くありません 情報も沢山落ちていますし、イベントも活発です 相談に答えてくれる人も沢山いて、飛び込みやすい状態は出来 ていると思います 小さなものからでいいので、難しく考えるよりもまずは一歩を踏み 出してみては如何でしょうか まとめ 13

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#RAKUSTechCon ご清聴ありがとうございました 14