Slide 1

Slide 1 text

フルリモートワークに切り替えて3ヶ⽉、 実際に試してよかったこと、 失敗したことを共有します Tech-on MeetUp Online#01 フォージビジョン株式会社 ⼭⼝ 正徳

Slide 2

Slide 2 text

⾃⼰紹介 ⽒名:⼭⼝ 正徳 - AWS認定 SA Pro、Security、Networking - PMP、認定スクラムマスター - CISSP Japan APN Ambassador 2020 2019/2020 APN AWS Top Engineers Fin-JAWS 、JAWS-UG千葉 JAWS DAYS 2020 実⾏委員 好きなAWSサービス: AWS Lambda AWS Config

Slide 3

Slide 3 text

注意事項 ・リモートワークの特効薬ではありません。 (これをすれば上⼿くいく、というものは無いと思います) ・リモートワークは、それまでの働き⽅、チームとしての過ごし⽅、 すなわち⽂化を中⼼に進める重要考えています。 ・ゆえに、本資料の内容を皆さんの組織にそのまま適⽤しても 上⼿くいくとは限りません。 ・1つの例として参考にして頂き、役⽴てて頂ければ幸いです。 #TechOn東京

Slide 4

Slide 4 text

まえおき #TechOn東京

Slide 5

Slide 5 text

© 2020 ForgeVision, Inc. - 5 - ▌会社概要 会 社 名 ( 英 字 表 記 ) 設 ⽴ 本 社 所 在 地 F S C 拠 点 V R 事 業 拠 点 ホ ー ム ペ ー ジ 資 本 ⾦ 売 上 ⾼ 従 業 員 数 取 引 銀 ⾏ 資 格 フォージビジョン株式会社 ForgeVision, Inc. 2006年4⽉ 東京都千代⽥区九段北1-5-10 九段クレストビル4階 03-6272-4773 東京都千代⽥区飯⽥橋2-1-4 ⽇東九段ビル3階 東京都千代⽥区神⽥神保町3-6-4 アーバンクリスタル9階 https://www.forgevision.com/ 3,000万円 約83,000万円 50名(正社員数) みずほ銀⾏ 丸ノ内中央⽀店 三井住友銀⾏ 五反⽥⽀店 東⽇本銀⾏ 飯⽥橋⽀店 AWS APNアドバンスドコンサルティングパートナー AWS ソリューションプロバイダープログラム認定 Sumo Logic Gold(Strategic) Partner Splunk Professional Service Provider ⼀般社団法⼈ Fintech協会 法⼈会員 労働者派遣 派13-311395 ▌主要取引先 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 岩崎通信機株式会社 株式会社インターネットイニシアティブ 株式会社インフォバーン インフォメティス株式会社 株式会社unerry 株式会社エンタテイメントプラス 株式会社KADOKAWA クウジット株式会社 株式会社ケー・エス・イー 株式会社光⽂社 株式会社サイバード 株式会社ゼータ・ブリッジ センコーグループホールディングス株式会社 ソニーコンピュータサイエンス研究所 ソニーブロードバンドソリューション株式会社 ソニー株式会社 株式会社ティー・ツー・クリエイティブ 株式会社電通国際情報サービス 株式会社電通テック 株式会社ニッセイ基礎研究所 株式会社⽇本経済新聞社 ⽇本郵政インフォメーションテクノロジー株式会社 ネオス株式会社 株式会社博報堂DYホールディングス 株式会社 ⽇⽴ドキュメントソリューションズ 株式会社HOME360 三菱ケミカル株式会社 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 三菱電機株式会社 ライト⼯業株式会社 株式会社レコチョク ※五⼗⾳順 ▌沿⾰ 2006年04⽉ 2006年08⽉ 2009年04⽉ 2011年04⽉ 2015年12⽉ 2017年03⽉ 2018年04⽉ フォージビジョン株式会社設⽴(資本⾦ 1,000万円) 五反⽥スタジオ設⽴ 東五反⽥へ本社移転 九段下へ本社移転 業務拡⼤に伴い、VR事業拠点設⽴ 業務拡⼤に伴い、ソリューションセンター(通称FSC)設⽴ 資本⾦を3,000万円に増資

Slide 6

Slide 6 text

部署によって働き⽅が異なる ・AWSインテグレーション専任部署 ⇐ ここの話 ・VRアプリケーション開発部署 ・インフラ、プロダクト構築部署 ・Webアプリケーション開発部署 ・Windowsアプリケーション開発部署 #TechOn東京

Slide 7

Slide 7 text

AWSインテグレーション専任部署 事業部⻑ チームリーダー チームリーダー チームリーダー チームメンバー チームメンバー チームメンバー #TechOn東京

Slide 8

Slide 8 text

所属会社のリモートワークへの流れ ・2⽉初旬︓時差通勤(個⼈裁量)を許可 ・2⽉中旬︓リモートワーク推奨(必要に応じて出社可) ・4⽉6⽇〜 ︓原則出社禁⽌、全員リモートワーク ・6⽉以降︓リモートワーク推奨、出社は事前承認が必要 #TechOn東京

Slide 9

Slide 9 text

所属部署のリモートワーク前の働き⽅ ・基本的にオフィスに出社し、同じロケーションで勤務 ・リモートワークもOK。必要かどうかは個⼈の裁量で判断。 ・雑談含めてコミュニケーションは多い ・普段のコミュニケーションから課題解決やアイデア創⽣をしている ・タスクはカンバンで管理 ・⼤きめのタスクのみ管理 ・細かい内容はデイリーのスタンドアップミーティングで共有 ・イヤホン着⽤OK ・ノートPCは貸与済み(機種は個⼈選ぶ) ・業務後に会社で勉強会やゲームなどする⼈もいる

Slide 10

Slide 10 text

リモートワークへの転換 #TechOn東京

Slide 11

Slide 11 text

リモートワークへ転換する際の主な課題 ・部署内のコミュニケーションへの影響 ・課題の表⾯化にかかるコスト ・雑談から始まるアイデア ・⼈間関係の醸成 ・家族への影響 ・場所の専有、電気、ネットなどの利⽤ ・⽣産性の低下 ・誰に対し、⾃分がどのようなフォローできるか ・作業環境の変化(環境、設備、メンタル) ・お客様へ提供するサービス品質への影響 ・オンサイト対応が必要なサービスへの維持が難しい ・お客様とのコミュニケーション

Slide 12

Slide 12 text

絶対に避けなければいけないこと #TechOn東京

Slide 13

Slide 13 text

全てを解決しようとした結果、 全てが中途半端になってしまう #TechOn東京

Slide 14

Slide 14 text

オフラインと同じを求めない これまで重視してきたことを第⼀にする #TechOn東京

Slide 15

Slide 15 text

私達が⼤事にしてきたこと 「コミュニケーション」 #TechOn東京

Slide 16

Slide 16 text

⾃分たち、部署が重視してきたこと = コミュニケーション コミュニケーションから⾃分たちの仕事の仕⽅が成り⽴っている コミュニケーションの頻度、密度を保つためには 会話を開始するまでの労⼒を極限まで下げる #TechOn東京

Slide 17

Slide 17 text

会話を開始するまでの労⼒を極限まで下げる ・常時接続⽤のZoomミーティングルームを⽤意 ・出社時、業務開始時(リモートワーク)に接続する ・マイク、カメラはミュートでOK ・作業のダブルチェック、相談などは画⾯共有で⾏う ・声をかけられたら反応しよう ・離席時はZoomのチャットに離席中と発⾔しておく #TechOn東京

Slide 18

Slide 18 text

上⼿く回らず、改善が必要に。 #TechOn東京

Slide 19

Slide 19 text

会話を開始するまでの労⼒を極限まで下げる ・常時接続⽤のZoomミーティングルームを⽤意 ・業務開始時に接続する ・マイク、カメラはミュートでOK ・作業のダブルチェック、相談などは画⾯共有で⾏う ・声をかけられたら反応しよう ・離席時はZoomのチャットに離席中と発⾔しておく #TechOn東京

Slide 20

Slide 20 text

上⼿くいかないポイントは下記の3つ ・作業のダブルチェック、相談などは画⾯共有で⾏う ・声をかけられたら反応しよう ・離席時はZoomのチャットに離席中と発⾔しておく #TechOn東京

Slide 21

Slide 21 text

改善を適⽤ ・作業のダブルチェック、相談などは画⾯共有で⾏う → 画⾯共有をするときは事前に⼀⾔伝える。 いきなり共有される前提を考える。(⼀⾔に気づかない) → ⻑くなりそうな場合はブレイクアウトルームを使う ・声をかけられたら反応しよう → スピーカーをミュートするときはSlackに書いておく → 会話中に誰かが挟んで来たら、挟んできたほうを優先 (急ぎ確認したい事があるかも知れない) ・離席時はZoomのチャットに離席中と発⾔しておく → Zoomのチャットは揮発性が⾼い。 Slackに専⽤チャンネルを⽤意。 #TechOn東京

Slide 22

Slide 22 text

少しずつ⾃分たちに合わせて ルールを広げていく #TechOn東京

Slide 23

Slide 23 text

追加したルール ・5〜10分程度の離席は特に周知なく離れてOK ・毎⽇ 11:00〜 デイリーシェアを実施 ・進⾏は輪番制 ・1⽇の振り返りは Geekbot を使ってSlackで共有 ・履歴を追えるようにしたい内容はSlackを使う #TechOn東京

Slide 24

Slide 24 text

追加したルールで更に失敗 #TechOn東京

Slide 25

Slide 25 text

追加したルール ・5〜10分程度の離席は特に周知なく離れてOK ・毎⽇ 11:00〜 デイリーシェアを実施 ・進⾏は輪番制 ・1⽇の振り返りは Geekbot を使ってSlackで共有 ・履歴を追えるようにしたい内容はSlackを使う ・勤務時間は完全個⼈裁量 #TechOn東京

Slide 26

Slide 26 text

追加したルール ・毎⽇ 11:00〜 デイリーシェアを実施 ・進⾏は輪番制 ・1⽇の振り返りは Geekbot を使ってSlackで共有 → 今⽇やったこと、明⽇の予定、反省、感謝すること、 勤怠連絡、何かあれば⼀⾔ を盛り込んでいたが項⽬が多すぎて書くことが負荷に。 #TechOn東京

Slide 27

Slide 27 text

追加したルール ・毎⽇ 11:00〜 デイリーシェアを実施 ・進⾏は輪番制 ・1⽇の振り返りは Geekbot を使ってSlackで共有 → 今⽇やったこと、感謝すること、明⽇の勤怠 のみ。それ以外はデイリーシェアで共有。 #TechOn東京

Slide 28

Slide 28 text

リモートワークは無理せず続けていけること、 シンプルなルール以外は ルールが原因で問題が発⽣する可能性が⾼い #TechOn東京

Slide 29

Slide 29 text

新しい取り組み ・社外、社内リモート懇親会の⽀援⾦ → 飲み物・⾷べ物を対象に 毎⽉ 6,000円 まで⽀給 → 友達との飲み、オンライン⿇雀、PUBG 何でもOK ・リモートワーク⼿当て → 毎⽉1万円⽀給 ・セルフGW、セルフ⼟⽇ ・キャンプワーク #TechOn東京

Slide 30

Slide 30 text

セルフGW ・GWは仕事してもOK、休んでもOK ・仕事した⼈は、別途休暇取得する(セルフGW) ・1⽇単位ではなく、時間単位で仕事し、 合計時間をまとめて休暇取得することもOK ・⼟⽇にも同じ仕組みを転⽤ #TechOn東京

Slide 31

Slide 31 text

社内レクリエーション #TechOn東京

Slide 32

Slide 32 text

まとめ ・リモートワークで今までと同じを求めない ・⾃分たちが第⼀にしていることを徹底的に守る ・ルールはシンプルに。⼈による認識違いを回避する。 ・揮発性、再確認性(履歴)を意識する ・今までとの違いを楽しもう #TechOn東京

Slide 33

Slide 33 text

使っているツール ・Zoom︓常時接続⽤(⾊々試したけど⼀番軽い) ・Slack︓チャット(オフラインの時から継続利⽤) ・Backlog︓タスク管理(主にプロジェクト) ・Google Meets︓ 全社MTG #TechOn東京