Slide 1

Slide 1 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 デモで体感!生成 AI×Amazon Connectが 解決するコンタクトセンターの課題 課題3 エージェントごとに応対品質のばらつき 2025年9月26日 クラスメソッド株式会社 クラウド事業本部 コンサルティング部 平井 裕二

Slide 2

Slide 2 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 2
 自己紹介 平井 裕二(ひらい ゆうじ) 
 ● 所属
 ○ クラウド事業本部コンサルティング部
 
 ● 出身/住まい 
 ○ 広島
 
 ● 好きなAWSサービス 
 ○ Amazon Connect、Amazon Lex
 
 ● その他
 ○ 2024 - 2025 Japan AWS Top Engineers


Slide 3

Slide 3 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 3
 課題3 エージェントごとに応対品質のばらつき ● 応対品質のばらつきによる悪影響 
 ○ 顧客満足度低下により企業への信頼が損なわれる
 
 ● 効果的なコーチングの困難 
 ○ 通話全件を確認することは物理的に不可能
 ○ 評価基準が曖昧で属人的判断になりがち
 ○ 感覚的・経験則による指導に頼らざるを得ない
 
 ● 品質改善効果の測定が困難 
 ○ エージェントごとの応対品質の可視化が困難
 ○ 指導による改善効果の測定ができない


Slide 4

Slide 4 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 4
 解決策:Amazon Connect パフォーマンス評価による品質標準化 パフォーマンス評価機能とは 
 ● 会話終了後、事前作成した評価フォームに基づき、文字起こし内容からスコアリングす る
 ○ マルチチャネル対応(通話・チャット問わず) 
 ○ 全エージェントを同じ基準で客観的な評価(エージェントも受け入れやすい) 
 
 ● 生成AIオプション(日本語未対応だが利用可能) 
 ○ 自動評価による効率化 
 ○ 自然言語で評価基準が設定可能(= “評価者向けの手順”、複雑な条件も簡単に指定可能) 
 ○ 評価結果の根拠の明示:スコア理由と根拠となったエージェント発言を表示 
 ■ 日本語未対応(スコア理由は英語出力)だが、Webブラウザの翻訳機能で日本語確認可能 
 
 ● 統合ダッシュボード 
 ○ パフォーマンス評価可視化 
 ○ 低スコアの通話のみ抽出し、効率的フィードバック 
 ○ 過去データとの比較で改善効果の測定 


Slide 5

Slide 5 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 5
 デモ 実際のConnect管理コンソール上で、デモをお見せします 
 


Slide 6

Slide 6 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 6
 良い対応例:商品未着に関するお問い合わせ エージェント: こんにちは。クラスメソッド株式会社カスタマーサポートの谷内と申します。本日はどのようなご用件 でしょうか?
 
 顧客: 3日前に注文した商品が届かないです。注文番号はABC-240です。 
 
 エージェント: ご心配をおかけして申し訳ございません。確認いたします。配送遅延が発生しており、お詫びとして 商品代金の全額返金をいたします。ご注文時のクレジットカードへの返金で宜しいでしょうか? 
 
 顧客: はい、お願いします。 
 
 エージェント: 承知いたしました。返金処理を完了いたしました。5営業日程度でカードに返金が反映されます。問 題は解決されましたでしょうか?他にご不明な点はございませんか? 
 
 顧客: 大丈夫です。ありがとうございました。 
 
 エージェント: こちらこそありがとうございました。失礼いたします。 


Slide 7

Slide 7 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 7
 悪い対応例:システムログインに関するお問い合わせ エージェント: はい 顧客: システムにログインできなくて困っています。パスワードエラーが出ます。 エージェント: パスワードが間違ってるんじゃないですか?確認してください 顧客: 確実に正しいパスワードです。昨日まで使えていました。 エージェント: だったらシステムの問題ですね。こっちでは分からないので 顧客: 解決方法はないんでしょうか? エージェント: うーん、分からないです。上の人に聞いてみます 顧客: いつ頃分かりますか?今日中に使えないと困るんですが。 エージェント: 担当者が席外してて。明日また連絡してください 顧客: 明日ですか?責任者はいませんか? エージェント: もう帰りました。時間なので失礼します 


Slide 8

Slide 8 text

© 2023 Classmethod, Inc. 
 8
 まとめ 統合ダッシュボード & パフォーマンス評価機能の活用 
 
 ● 実現できること 
 ○ 品質ばらつきの可視化:客観的評価による標準化
 ○ 効果的なコーチング:低スコアのコンタクトのみ抽出し、効率的フィードバック
 ○ 改善効果の測定:過去データとの比較で改善効果を数値化
 
 ● 結果
 ○ 従来の属人的評価 から データドリブンな継続改善 を実現し、顧客満足度向上