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技術ブランディング やっていきの会社が考える フェーズ別戦略 2019/11/22 第4回 転職透明化らぼ-技術ブランディング編 Yoshiki Iida

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whoami ◎ 飯田意己(@ysk_118) ◎ 株式会社クラウドワークス ◎ 執行役員 兼 エンジニアリングDiv GM ○ マネジメントとかプロダクト戦略とか色々 ◎ 一般社団法人アジャイルチームを 支える会 理事 ○ アジャイルチームを増やす支援 2

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アジャイルチームを支える会 3 https://agileteam.doorkeeper.jp/

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1. 技術ブランディングの 位置付け 4

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なぜやるのか/なぜやりたいのか ◎ 採用のため ◎ 持続的開発/イノベーションのため ○ 事例→ブランディング→採用、の正の循環 ◎ 株主へのアピールにも ○ 事業成長に開発力は不可欠 5

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鶏卵問題 ◎ ゼロから始めるときは悩ましい ◎ つよい人を採用するべきか?今の組織をつよくしていくか? ◎ プロダクトの成長に合わせて技術的な課題のハードルも上がって いく ◎ 技術戦略と組織戦略は常にセット ◎ 技術ネタが少なければ事業や組織の話しから始めるのもあり 6

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2. How to 技術ブランディング 7

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手法 ◎ エンジニアブログによる発信 ○ 技術ネタ ○ 内部での取り組み ◎ 登壇 ◎ コミュニティへの還元 ○ 金銭的還元 ○ 技術的還元 ◎ OSS ○ プロダクトから作られるOSS 8

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フェーズ別アクション ◎ 技術ブランディングやっていきフェーズ ○ エンジニアブログによる発信 ○ コミュニティへの金銭的還元 ◎ 技術ブランディングちょっとできたフェーズ ○ 中の人による登壇 ○ コミュニティへの技術的還元 ◎ 技術ブランディングできてるフェーズ ○ これら全部を継続的にやりながら中の人がコミュニティを牽引 する状態 ○ 事業活動の中からOSSが生まれる状態 9

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エンジニアブログ ◎ ただ書くだけだと個人的な記録になってしまう ◎ ブランディングも実現したいなら他の人に読んでもらうという前提 で文章を書く必要がある ◎ エンジニア同士でレビュー ○ 知識ゼロの人が読んでわかる内容か? ○ 間違った解釈が入っていないか? ○ 完結な表現になっているか? 「〜だと思います。」→「です。」 ◎ 言語化はトレーニングなのでコストはかかるけどブランディング以 外のメリットもたくさんある 10

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11 ↑レビュー依頼 ↓フィードバック

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登壇の後押し ◎ 知見が溜まっていくとブログは書けるが登壇となるとハードルが 高い ◎ ブログからはじめていいかんじにそそのかしていく ○ 「あの施策の話記事にしたらどう?知見だと思うな〜〜」 ○ 「こんな勉強会あるしこの前の話LTしてみたら?」 ○ 「そろそろ体系的に語れそうだし大きいやつで話してみた ら?」 ◎ 自ら率先して外に出ていく 12

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コミュニティとの関わり ◎ 登壇などができるとコミュニティとの距離感が近くなる ◎ 他者に有用な知見を発表できるというのはブランディング力が高 い ◎ スポンサーなどの金銭的還元もいいが、登壇やOSSなど技術的 な還元のほうが価値がある 13

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3. 継続していくために 14

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継続性が重要 ◎ 技術ブランディングは属人化しやすい ○ 一人だけが頑張ってアウトプットしていてもその人がいなく なったら止まってしまう ○ 師弟関係みたいなの作れるとよさそう ◎ スポンサーなどは長期で見る ○ 短期的にリターンが得られるものではない ○ むしろ社内の盛り上げくらいでみておいたほうがいい ○ 長く続けるとそのうち採用につながるかも?くらい ○ 現場が本気で取り組みたいと思っている技術領域のイベント にスポンサーする 15

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リスク ◎ ブランドのアンコントローラブル性 ○ 受け取る側の解釈に寄るところが大きい ○ 例)めっちゃ◯◯に強い会社!っていうイメージだったのに 入ったらそうでもなかった、など ◎ 面接時の期待値調整 ○ 課題点もしっかり伝える ○ ブランディングの時点で採用まで考慮してコントローラブルに しないと無駄なコストが発生する ◎ ブランディングすべきいいポイントが見えてない ○ 会社の中の当たり前は会社によって全然違う ○ 当たり前すぎて誰もアピールしないのはもったいない 16

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4. 転職するとき 17

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転職の際にどうみる? ◎ 外からのイメージと実態のギャップを探る ○ 「御社は◯◯に強いイメージでした」 → すぐ具体的なエピソードが出てくる / 出てこない ◎ どんな会社でも絶対課題はあるので、課題が聞けないとミスマッ チする可能性がある ◎ 誰がどういう意思を持って進めているのか?が聞けると戦略が見 えてくるかも 18

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5. まとめ 19

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まとめ ◎ 技術ブランディングはコストもかかるし大変だけど、事業・組織・技 術それぞれの戦略とセットでやっていくとよい ◎ ゼロからで技術ネタストックが少ない場合は組織とかプロセスの 話から始めてもいい ◎ コミュニティと育っていく ◎ 持続性をどう作るかが重要 20