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トイレにある黒い物体を検知する 2020.10.21 夜開催! ねこIoTLT vol.4

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自己紹介 NearMugi(ニアムギ) ねこ2匹飼っています。

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ねこ紹介 ニア ・3月8日生まれ 11歳 ・もふもふでかわいい ・寒くなってきたのでさらにもふもふに

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ねこ紹介 ムギ ・5月8日生まれ 8歳 ・黒猫でかわいい ・メーメー鳴く ・この子も少し毛が伸びた

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イントロ みなさんのおうちでこんなこと ありませんか?

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イントロ ねこがトイレの前でじっとしている…

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イントロ トイレを見てみると中に 黒い物体が。

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イントロ 「これを取ってくれ」と言わんばかりに 立っている。

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イントロ すぐに取ってあげたい。 気づいてあげたい。

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イントロ IoTで解決してみます。

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1.トイレの様子を定期的に撮影 2.撮影した画像から黒い物体を検知 3.LINEで通知 大まかな手順

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・30分ごとに撮影する ・部屋の明るさの変化を考慮する ・前回撮影した画像と似ている場合は通知しない ・機械学習は使わずに黒い物体を検知する 細かい仕様

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1. ESP32+カメラで撮影、GoogleCloudStorage(GCS)へ画像をアップロードする 2. GCSに画像がアップロードされたイベントをトリガーに Cloud Pub/Subからメッセージが 送信される 3. Node-REDフロー内でCloud Pub/Subのメッセージを受信する 4. 画像をGCSから取得して解析する 5. 黒い物体を検知したとき、 LINEに通知する 手順の詳細 GoogleCloudStorage Cloud Pub/Sub GoogleComputeEngine メッセージ受信 画像取得 解析 通知

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Cloud Pub/Subのメッセージを受信したら、 画像を取得する 手順の詳細(Node-REDフロー) 前回の画像をGCSから取得する 処理で使うパラメータを GCSから取得する 解析する ログと解析後の画像を GCSへ保存する 黒い物体を検知できたら LINEへ通知する

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黒い物体の検知方法 黒い物体を検知するため OpenCVを使いました

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黒い物体の検知方法 カメラで撮った画像 → 2値化(白黒)→白黒反転→輪郭を検出→面積を取得 → 面積の大きさから黒い物体があるか判断 画像から黒い物体を検知するまでの処理

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黒い物体の検知方法 adaptiveThreshold : 画像をいい感じに2値化(白黒)する findContours : 黒い背景から白い物体の輪郭を検出する contourArea : 輪郭内の面積を取得する OpenCVの関数

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黒い物体の検知方法 -関数の説明(adaptiveThreshold) 元画像 void adaptiveThreshold(const Mat& src, Mat& dst, double maxValue, int adaptiveMethod, int thresholdType, int blockSize, double C) 定数Cを変化させることで、白黒の範囲を調整できる C:10 白黒割合:0.29 C:20 白黒割合:0.23 C:30 白黒割合:0.18 C:40 白黒割合:0.13 C:60 白黒割合:0.06 C:70 白黒割合:0.04 C:80 白黒割合:0.03 C:90 白黒割合:0.02 C:50 白黒割合:0.09 ここらへんがちょうど良い

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黒い物体の検知方法 -関数の説明(findContours, contourArea) void findContours(const Mat& image, vector >& contours, int mode, int method, Point offset=Point()) double contourArea(const Mat& contour) 輪郭を検出すると細かい部分も含まれてしまうので、面積の大きさから判断する 元画像に輪郭を検出したデータを合成したもの 面積の大きさにしきい値を設けたもの

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通知 黒い物体を検知するとLINEに通知がきます

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結果 検出結果をお見せしたいのですが、 黒い物体があれなので 今回は控えさせていただきます。 そこそこの検出具合でした。 明るさの調整が一番難しいです。

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黒い物体の検知のポイント 白黒がはっきりしていると検知しやすいので、 大玉の猫砂がおすすめです

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まとめ ・機械学習を使わなくてもある程度の検知が出来ると知りました。  照度センサーなどの補助があればもう少し精度が上がりそうです。 ・検知しやすくさせるため砂を平らにならしたり、砂の汚れ具合を  気にするようになりました。 以上となります。 ご清聴ありがとうございました。