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技術ブランディングに効く記事制作 ~「読まれる」とPRを両立するには?~ 「技術ブランディング」を知る広報LT大会 #19 @Speee 2019.4.25 @kondoyuko #PRLT

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#PRLT 自己紹介 近藤佑子 aka @kondoyuko / ゆうこりん • 所属:株式会社翔泳社 – CodeZine編集部 副編集長 – Developers Summit/Developers Boostオーガナイザー • 趣味:エンジニアカルチャーを取り入れたり、自分をハブにしたイベント を作ったりして遊ぶこと • なかなか実現できてないけど技術ブランディングの相談ランチ会やりたい kondoyuko kondoyuko516

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#PRLT やっている仕事・取り組み Webメディア「CodeZine」の編集 ● 寄稿記事の企画・編集 ● インタビュー記事の企画・編集 ● イベントレポートの企画・編集 ● PR記事の企画・編集 ● 打ち合わせなど エンジニア向けカンファレンス企画 Developers Summit/Developers Boost ● 2019年度は年6回開催 ● コンセプト決定 ● セッション企画 ● スポンサーセッションのアドバイス ● 集客 ● 当日運営・取材など その他 ● POD書籍編集 ● セミナー企画

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#PRLT 趣味:エンジニアカルチャーを取り入れた事例 https://kondoyuko.booth.pm/items/1315227 https://techpub.connpass.com/event/127641/ 技術書典で単著を出してみたり 勉強会を主催してみたり。 登壇も好きです。

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#PRLT 趣味:自分をハブにしたイベント 自分の名前を冠したスナックや キャバレー(誕生日会)を開催したりも。

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#PRLT 前提:技術ブランディングとは?

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#PRLT 今日の広報LTのテーマ 「技術ブランディング」って なんだろう?

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#PRLT 技術ブランディングをする目的?(ぱっと思いつくもの) • エンジニア採用 • 案件獲得 • プロダクトの認知

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#PRLT 今日はこれを主眼に置きます • エンジニア採用 • 案件獲得 • プロダクトの認知

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#PRLT 「技術ブランディング」とは何か? 「あの会社は技術力が高いよね」 と思ってもらえている状態をつくる

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#PRLT 「技術力が高い」は他の言葉にも置き換えられる 1)露出数を上げた結果 最近よく見る 2)個別事例で認知された結果 あのブログ / スライドがバズったところ あのOSS作った人がいるところ あの技術の事例で有名 あの制度の事例で有名 あの講演が面白かったところ

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#PRLT 「技術力が高い」は他の言葉にも置き換えられる 1)露出数を上げた結果 最近よく見る 2)個別事例で認知された結果 あのブログ / スライドがバズったところ あのOSS作った人がいるところ あの技術の事例で有名 あの制度の事例で有名 あの講演が面白かったところ 私もこのように 認識している ことが多い

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#PRLT 技術ブランディングの実現方法 継続的な露出を行った結果・・・ • 登壇(LT、カンファレンス公募 etc) • 執筆(ブログ、寄稿、書籍 etc) • イベント協賛(セッション、ブース、ロゴ etc) • メディア露出(インタビュー、PR記事 etc) 「いろんなところでよく見る」and/or 「個別事例で知られる」ことの積み重ね

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#PRLT 必ずしも有名企業や有名プロダクトである必要はない 有名企業や有名プロダクトは、記事ならPV、イベントなら 集客面で手堅いのだけど・・・ • メディア、イベント主催者は新しい人を発掘したい • エンジニアコミュニティなら新しい仲間と出会いたい • 読者としても近い立場の人のほうが共感できる ということで、全然ウェルカムなのである!

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#PRLT 本題:技術ブランディングに効く記事制作

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#PRLT 今日お話したいこと 読まれる(読者のメリット)と PR(アピールしたいこと)を 両立する記事を作るために 編集者は何をしているか?

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#PRLT 話す対象の記事 • メイン:エンジニア採用目的のタイアップ記事 • サブ:編集記事(寄稿、インタビュー)

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#PRLT 広報活動の何に応用できるか? • 自社内でのエンジニアインタビュー記事 • エンジニア自身のテックブログでの情報発信

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#PRLT 大原則 他社のエンジニアにとって 参考になる知見をシェアする

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#PRLT 一番ワークするケース いいネタ持ってるんだけど あまり知られてない

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#PRLT インタビューにするか? エンジニアに書いてもらうか? • 技術ノウハウはエンジニアに書いてもらうほうがよい – 特に特定の技術・ソリューションのノウハウ – 登壇内容をブログにしてもらうのもよい • 何をどう乗り越えたかのストーリーの話はインタ ビュー向き – ブログに書いてもらうのもあり – 技術の話でも一定の幅広い層に届けられそうならインタビュー は全然あり • トレンドの技術:コンテナなど • 幅広い層のエンジニアに関心を持たれそうな技術:検索など

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#PRLT インタビュー記事制作のフロー 1. 事前打ち合わせ – 記事で実現したいこと、特にアプローチしたいエン ジニア像を聞く – どんなネタを持っているかを聞く 2. 構成案作成 – 何について(=いいネタ)伝える記事にするか – 具体的な質問案を考える 3. 取材以降の記事化、確認、公開…はよくある進行

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#PRLT エンジニアとのやり取り • 最近なんか面白い話ない? • 最近何か書いてみたいトピックない? わりとこれで教えてくれることは多い アウトプットする意欲のあるエンジニアは多い • Slackを覗いてネタ探しをしている人も多い印象 →「それ書いてよー!」と言う

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#PRLT いいネタって何だろう?(1) • キラキラの事例があったら出していこう – 本番環境での事例が少ない技術:Firebaseなど – 話題になったプロダクトの事例 • キラキラじゃなくても共感を覚える – 制約の多い環境でどう試行錯誤したか? – レガシーな環境をどう普通にしていったか? – 受託開発事例(具体的な社名は出さなくてOK)

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#PRLT いいネタって何だろう?(2) • 未来より過去の話 • 改善事例は良くなかった時の状態を含めて知りたい • 何かを実現するためにめーーーっちゃ調べたのなら、 それネタになります • 検索は強し

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#PRLT 自社のPRを読者のお持ち帰り要素にする • うちにはこんな魅力的なエンジニア向け制度がある =この制度を入れることになった背景  この制度を導入するのにどうやって上を説得したか  制度を入れたことによって何が変わったか • こんなエンジニアに来てほしい =どういったスキルセットのあるエンジニアだと、  この業界 / 環境 で活躍していけるのか?

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#PRLT インタビュー想定 エンジニアチームをフラットにすることでこういうメリットを期待する方は多 いが、一方、●●に対して課題を感じる方は多いだろう。当社では、エンジニ ア組織をフラットなチームにすべく●●制度を取り入れてみたところ、一時は ■■のような(あまり良くない)状態になってしまったが、▲▲のような取組 をしたところ、このように(良い状態)変わってきた。また、このような面で の課題がまだあるということが分かってきた。●●制度の導入メリットと限界 について当社エンジニアに聞いてみた。 インタビュイー: • 制度導入の旗振り役の方 • (もし適した人がいれば)現場のエンジニア、エンジニアマネージャー – 客観的な評価をする役割、もしくは新しい取組によって影響を受けた 方など(この例だと評価に関わる人など)

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#PRLT インタビュー想定 • 出てくる方の自己紹介 • この会社(エンジニアチーム)の前提となる情報(事業内容、開発チーム の規模など) • ●●制度とは具体的にどんな制度か? • ●●制度を導入しようと思った背景は? • 最初導入した時に問題が起きたそうだが何が起きたのか? • どのようにそれを解決したか? • その結果、エンジニアチームはどうなったか? • こういったことを実現できるために何が重要だったのか? • 周りへの理解をどのように得たか? • ●●制度があるような環境だとどんなマインドやスキルを持ったエンジニ アが向いていますか? • 今後、●●制度をどのように良くしていきたいですか?

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#PRLT まとめ:技術ブランディングに効く記事制作とは? 他社のエンジニアにとって 参考になる知見をシェアする 情報をシェアすると得をする (広報LTと一緒!)